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ブックマーク / yamasitataihei.tumblr.com (4)

  • 講談速記本とは

    一般的には講談の口演を速記で筆録して刊行した書籍を、講談速記としている。 こちらも参照のこと: wikipedia:講談速記 一八八四年、怪談牡丹灯籠が出版される。三遊亭円朝の怪談牡丹灯籠を、田鎖綱紀の速記講習会を卒業した若林玵蔵(かんぞう)と酒井昇造が速記し制作した作品である。これは速記の効用を宣伝を目的とした出版であったが、世間から絶賛される。 その後も円朝による速記は、刊行されるたび人気を博し、講談・落語の速記が相次いで出版されるようになる。こうして講談・落語速記は、ひとつの商法として成立するようになる。 円朝に始まったものの、やがて落語の速記は廃れていき、講談による作品が増えていく。江戸時代にはすでに講談の種(たねほん)が、貸屋で人気を博していたことを考えると当然の成行といえよう。 一八九〇年に帝国議会が開設、議会速記が必要とされるようになると、速記者から講談の速記は

    講談速記本とは
  • アニー・アボットの怪力術が日本のニンジャに影響を与えているというお話

    かってアニー・アボットという、怪力で名を馳せた女性がいた。 Tony Wolf / The Bartitsu Society http://www.bartitsu.org/ http://www.georgiaencyclopedia.org/articles/arts-culture/georgia-wonder-phenomenon このアボット嬢が、キャラクターとしてのニンジャに強い影響を与えている可能性がある。 かなり複雑な話なので、細かいことは割愛しながら解説していく。 まずアニー・アボットは明治時代に来日し、興業をしている。日におけるアボット嬢の活動については、下記ページに詳しく書かれている。 http://blog.livedoor.jp/misemono/archives/cat_50050015.html 上記ページからニンジャキャラへの影響に関係ある部分のみ、まとめ

    アニー・アボットの怪力術が日本のニンジャに影響を与えているというお話
  • ですゾのはじまり

    オッさん雑誌では「~ですゾ」という語尾が使われることがある。 私はオッさん雑誌の文体についてはあまり詳しくないので、間違っている可能性があるのだが「~ですゾ」というのは次のように使用されていることが多いように思える。 記事の結末を述べる オヤジが選んだAKB48の選抜ベストテンを、物の選抜総選挙の結果と比べてみるのも一興ですゾ! なにかをお勧めする 彼女たちに賭ければ、勝ったときの喜びもひとしおですゾ! 読者に語りかける、あるいは賛同を求める 国民的女優は国民みんなのものだ。泥酔痴態&絶品ボディを我々に見せてこそ、ですゾ! 引用部分は全てデジタル大衆より 私は特に「~ですゾ」に執着し過去の文章を読んでいるわけではないから、オッさん雑誌的な意味合いで「~ですゾ」が初使用されたのがいつなのかは分からない。なんとなくだが、戦後あたりに使われ始めたのじゃないのかなと妄想していた。 ところが偶然に

  • デザインという言葉

    デザインと見た目は、だいたい同じような意味で使われている。 だから見た目という意味で、デザインって言葉を使う人は、デザインなんかは好き好きでしょうというような発言をする。そういう人とは別に、意匠や構造なども含めてデザインとして捉えている人もいる。この二者が、日常会話するのはなんら問題ないんだろうけど、仕事を一緒にするとなると、かなり厳しいことになる。 実際、デザインという言葉に対する認識の違いによって、この世の中に生まれたダサイ商品は多いと思う。 見た目の意味でデザインを使っている人が認識を改めようと思えば、なんだかんだで一時間程度読んだり考えたりすればすむことなんだけど、普通は大人になって言葉の定義について考え直そうとは思わない。あとこれまで間違った定義を基準にものを考えてきたから、新しい知識を元にして考えるのが難しいというのもあると思う。人間だれしも難しいことは嫌いなのだから、知識はあ

    デザインという言葉
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