菊池誠の「ニセ科学入門」は、ニセ科学の代表例として血液型性格判断、フリーエネルギー(永久機関の存在)、マイナスイオン、波動をあげている(http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/nisekagaku/nisekagaku_nyumon.html)。うちは前回買ったエアコンがマイナスイオン対応で、それ以来、今まで以上によく眠れるようになって感心していたが、マイナスイオンが存在しないなら、あの眠りは何だったのか、単に眠かっただけか、と思う。それはさておき、このうちの「波動」ブームの牽引者が、いま話題になっている「水からの伝言」の著者・江本勝である。 この「水からの伝言」問題によって、ネット上にはかつてないほどに「ニセ科学」問題をめぐる議論があふれかえっているが、それを大づかみに分類すると、大体以下のようなスタンスにまとめられるようだ。 [反対派]これは客