大学1年のころ、坂口安吾(さかぐち・あんご)に はまってました。 ひさしぶりに パラよみしてみた。いろいろ「名ゼリフ」に線が ひいてある。なかでも安吾の思想が はっきり でている文章を引用します。すべて人間の世界に於ては、物は在るものではなく、つくるものだ。私はそう信じています。だから私は現実に絶望しても、生き行くことには絶望しない。本能は悲しいものですよ。どうすることも出来ない物、不変なもの、絶対のもの、身に負うたこの重さ、こんなイヤなものはないよ。だが、モラルも、感情も、これは人工的なものですよ。つくりうるものです。だから、人間の生活は、本能もひっくるめて、つくることが出来ます。(「余はベンメイす」より)安吾は、過去の産物や遺産、「伝統」よりも、「これから」、「未来」に興味をしめした。そして、「少しずつ良くなれ」と主張した(「続堕落論」など多数)。ことばについても「外来語是非」、「敬語
![坂口安吾の おもしろさ - hituziのブログ 無料体験コース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/df3a50c14b465108d37d0f484920317dd74971fb/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fu.xgoo.jp%2Fimg%2Fsns%2Fblog.png)