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ブックマーク / rousseau.exblog.jp (1)

  • 和声 一般原理

    連続音程の起源は、人間の能的平行唱法と言ってよい。平行唱法は完全4・5・8度音程とそれぞれの複合を,その連続という即興的な方法によって慣例化し、それに旋法的表現(ギリシャ以来の教会8旋法)を与えるものであった。平行唱法は、そうした即興を通じて、やがて音程選択の自由をも確保した。ただ、平行唱法による連続音程は音程和声上に限られていたのに対し、これを抽象的・普遍的な環境構造につくり直したのはマショー、ダンスタブル、ツッァルリーノであり、それを含めて、ルネッサンス・バロック・古典派_いわゆる3和音を基盤にした音楽での " 連続8度・連続5度技法 " の鮮やかなシステム構築に成功したのは、J.S.バッハ、ヘンデル、スカルラッテッィ、そして、ハイドンであった。 連続5度を、実在検証にともなう歴史的存在と前章で定義したが、実はここにその事実をどう捉えるかの問題点がある。第1に、実在の検証過程は、何ら

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