グラフィックデザイナーの永原康史さんに、日本語の文字表現の変遷をデザインの視点から考察した著書の造本についておしえていただきました。 用紙 カバー:波光 四六判Y目 130kg 表紙・見返し:NTラシャ べんがら 四六判Y目 100kg 用途 書籍 選んだ理由 『日本語のデザイン』は日本語の文字の歴史的な流れについて書いた本です。平安の古筆や江戸の出版物など昔の資料もたくさん載っています。しかし、現在販売されている本はすべて洋装本で、本の中身と造本が合うとは思えませんでした。なので、なんとか洋装本から離れた見え方にできないかと考えました。しかし、和装本ぽく見せるのは違う。結果、束見本を2種つくってもらい、薄い地券紙を使った柔らかな表紙の角背上製本にしました。 その束見本をつくる段階で表紙の「NTラシャ」を決めました。「ラシャ」は「羅紗」で、16世紀にポルトガルから来た毛織物にちなんだ名前が
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