「月光荘おじさん」展が6月7日より、上市町の「西田美術館」(中新川郡上市町郷柿沢1、TEL 076-472-4352)で開催される。 西田美術館外観 東京・銀座にある「月光荘画材店」を創業した、「月光荘おじさん」こと上市町出身の橋本兵蔵の展覧会。画家の猪熊弦一郎をはじめ藤田嗣治、小磯良平など、橋本と交流のあった作家の作品や、オリジナル画材の歴史などを紹介する。 日本で初めて純国産絵の具の開発に成功し、筆やスケッチブックなどオリジナル製品を開発した「月光荘画材店」は、今年で創業102年を迎えた。橋本は18歳で上京。歌人の与謝野鉄幹・晶子夫妻との出会いをきっかけに、当時の名だたる文化人たちとの交流を通じて23歳の時に同店を創業。作家の立場に立った使いやすい画材は世界中から注文が入ったという。 橋本は、右も左もわからない中、導いてくれた与謝野夫妻への感謝を忘れないよう、創業と同時に自らを「月光荘
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