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ブックマーク / wander1985-sub.hatenadiary.jp (8)

  • 「鼻声」って言葉はあんまり使わないほうがいい。 - 烏は歌う(はてなダイアリー跡地)

    最近なんだかやたらと「鼻声」の過去記事が参照されているようなので。 まず、「鼻声」っていう言葉が、曖昧過ぎて、真剣にボイストレーニングを考える上ではあまり使えない言葉であることに注意。 タイトルのこころですが、あんまりに色々な症状が「鼻声」という言葉でくくられてしまっているので、「鼻声」の治し方を聞かれても応えようがないんですね。 「鼻声」と言われても当に症状は人それぞれですし、だから治し方もばらばらなんです。 「鼻声」というところで思考停止してしまっては何にも解決しないですし、だから「鼻声」って言葉はあんまり使いたくないんですよ、当は。 もう一歩掘ったところで考えたい。 「鼻声」とは、その1 過去記事でも書いたのですが、 「鼻腔共鳴が全然足りなくて、鼻が詰まったような声になってしまう」 「鼻腔共鳴以外の共鳴が足りなさすぎて、鼻にかかった嫌味な声になってしまう」 …という、原因も結果も

    「鼻声」って言葉はあんまり使わないほうがいい。 - 烏は歌う(はてなダイアリー跡地)
  • 典型的なダメ声、「鼻声」とは? - 烏は歌う(はてなダイアリー跡地)

    ※こっちの古い記事ばかり読まれているみたいだけど、新しい記事の方も読んでもらいたい。 「鼻声」って言葉はあんまり使わないほうがいい。 - 烏は歌う ○鼻声とは? 「鼻声」とは、上手く声の共鳴が行われていない状態で、大きく分けると2パターンの喉声が存在します。 一つ目は、「鼻腔共鳴」の無い、「鼻の詰まったような声」です。 二つ目は、「鼻腔共鳴」ばかり強くて他の共鳴(特に咽喉腔の共鳴)の弱い、「鼻にかかったような声」です。 「声帯から出る音は非常に小さいものなので、共鳴を上手く使って大きくしてやる必要がある」というのが発声法の基的な考え方ですが、とりあえず重要な共鳴させるための空間として、「咽喉腔(喉の空間)」と「鼻腔(鼻の穴の空間)」があります。 で、この2つの空間に響かせるバランスが崩れてしまうと、鼻声になってしまうわけです。 鼻声になってしまうと、発音の明瞭さが失われ、「聞きづらい声」

    典型的なダメ声、「鼻声」とは? - 烏は歌う(はてなダイアリー跡地)
  • 声を鼻に通すことについて…「声の響き、声を飛ばす方向」と「息の流れ、通り道」はさっぱり別物。 - 烏は歌う(はてなダイアリー跡地)

    結論から言うと よく、「声を○○に響かせて!」とか「息が○○を通るように!」とか言ったりしますが、で、だいたい○○には似たような言葉が入ることが多いですが、これって意味合いが同じなこともありますし、違うこともあります。 違うことが多いです。 そもそも、「息」と「声」は別物ですからね。 まあ、当たり前ですよね、息は肺の空気を横隔膜の圧力で押し出したもので大した速度の無い空気の流れですが、声は音であり音速の空気の振動の波ですし。 だから、例えば、「鼻に響かせる/響かせない(声を鼻に通す/通さない)」のと、「息を鼻に通す/通さない」というのは、同じ意味で使われることもあるけど違う意味で使われることもあって、実際は全然別物。 なんでこんな話をしているかというと 典型的なダメ声、「鼻声」とは? - 烏は歌う という過去記事にコメントが相談コメントがついていたので色々聞いてみたのですが。 どうも、「鼻

    声を鼻に通すことについて…「声の響き、声を飛ばす方向」と「息の流れ、通り道」はさっぱり別物。 - 烏は歌う(はてなダイアリー跡地)
  • 「鼻腔共鳴」と「軟口蓋」の話。 - 烏は歌う(はてなダイアリー跡地)

    「軟口蓋」って何のためについているかといいますと。 軟口蓋は発声にも関わるんですが、生理的にもっと重要な機能として「鼻の空間と、口や喉の空間を分ける」という大事なお仕事を軟口蓋はしています。 これが上手く働いてくれないと、口でべたものが鼻に逆流したり、ものを飲み込もうとする圧力が掛からなくて上手く飲み込めなくなってしまいます。 図を自分で描くのが面倒なので図つきのところから引用しますと、 ヒトは、飲み物やべ物を摂ったり、会話をしたり、楽器を吹く時は、呼気(肺からの空気)や物が鼻に抜けないように、軟口蓋(上顎の奥の軟らかいとこ ろ)などで蓋をします。このことを鼻咽腔閉鎖機能といいます(図)。 「口 唇口蓋裂のことば 九州大学歯学部附属病院 言語聴覚士 緒方 祐子」 http://www.dent.kyushu-u.ac.jp/tsubasa/j_ogata.html より引用 声が上手

    「鼻腔共鳴」と「軟口蓋」の話。 - 烏は歌う(はてなダイアリー跡地)
  • 社会学者が合唱コンクールについてつぶやいたら炎上したので。 - 烏は歌う(はてなダイアリー跡地)

    アウトサイダー合唱人な私にとっては、どっちの立場もわかるのでなかなか面白い炎上騒ぎであった(対岸の火事感)。 ※色々と追記してもまだ誤読が多いのでさらに追記して明記しておくと、 ・この記事の題である「表情」云々の話は、元ネタの古市氏の一連のツイートから見たら「傍論」ですよ! ・色々な方向に燃え上がっている中で、「脇で盛り上がっている話題」「横で色々つぶやいている人々」が面白かったからまとめたんだよ! ・古市氏が「表情の話」をメインにしていないことなんて、知ってるよ! ・古市氏の元ツイートは記事の最後に追記したよ!「合唱の人は整形した方がいい」なんて言ってないのは(私がリアルタイム&現在確認した範囲では)確かだよ! ・そのこと(整形しろって言ったか言ってないか問題とか、古市氏の来の問題意識)と、「この記事の題」である「合唱っぽい表情についての話」は全く関係ないよ! 発端 だそうなので、

    社会学者が合唱コンクールについてつぶやいたら炎上したので。 - 烏は歌う(はてなダイアリー跡地)
  • 歌手の評価って難しい。 - 烏は歌う(はてなダイアリー跡地)

    噂の某アニソングランプリ騒動についてTwitterで色々とつぶやいてたら結構反応が多かったので、色々まとめてみる。 状況としては、「グランプリの人が歌唱力低すぎ!」というので炎上しているという感じですね。 前書き(書く前から言い訳とも) あくまで、素人の戯言です。 また、アニソンに対する熱意とかの諸々はそんなにありません。 わざわざ自分にとって関係ない、燃え上がりそうな話題に手を出すのはあんまり得な話でもないのですが、自分の音楽観とか声についての色々を考えなおすのにいい感じのネタなので、ひっそり書きます。 そもそも、評価の軸はどこ? アニソングランプリという企画についてそれほど詳しくはないので断言はできないのですが、 「アニソンが上手い人を集めてコンテストをしよう!」 「アニソンを題材に、新人オーディションをしよう!」 という、2つの企画の軸が、というか建前と音の両立が難しくなってきての

    歌手の評価って難しい。 - 烏は歌う(はてなダイアリー跡地)
  • 声が伝えるもの…ロッテ西岡選手のヒーローインタビューから感じたこと - 烏は歌う(はてなダイアリー跡地)

    matasaburo氏の記事を読ませてもらって、感じたことを少しだけ書きます。 ・声の力(お口の恋人問題に寄せて)‐服従するが果たさない http://d.hatena.ne.jp/matasaburo/20090930/1254279945 ロッテの応援団関係の揉め事で話題になった、西岡選手のヒーローインタビューの感想を書いた記事です。 今回私が一番強く感じたのは「声の力」についてです。先にも触れたように、西岡選手はつとめて冷静に、過度に感情的にならないように語っています。しかし、映像をご覧になっていただくと分かるのですが、その声は、一貫して、微妙に震えているのです。私たちはその微妙な声の震えから、西岡選手の覚悟、緊張、怒り、悲しみ、ファンへの愛、チームへの思いなど膨大な情報を読み取ることができます(もちろん誤読を含めて)。 インタビューを私も見てみましたが、確かにそのような「膨大な情報

    声が伝えるもの…ロッテ西岡選手のヒーローインタビューから感じたこと - 烏は歌う(はてなダイアリー跡地)
  • 「良い声」の正体…倍音とは - 烏は歌う(はてなダイアリー跡地)

    さて、今回は、声を語る上で欠かせない用語である「倍音」というものについて説明していきたいと思います。 最初に注意書きをしておくと… 「倍音」や「共鳴」などは物理学用語ですが、 ボイトレでこれらの言葉が語られる場合、若干オカルトが入ることがある ということには注意しておいてください。 要するに、これから書くことには疑似科学が混ざっているかもしれません(笑)。 いや、疑似科学にならないようにできる限りの注意はするのですが、発声法を学びつつ解剖学を学びつつ物理学を学びつつ音響心理学を学び…なんてことはなかなかできないのです。 「学問」としてではなく、「豆知識」と「ハウツー」として読んでいただきたいです。 ○倍音とは ある音が鳴っているときに、人の耳には「一つの音の高さ」が聞こえます。 ピアノの鍵盤のドの音を打鍵すればドの音が鳴りますし、ドの音程になるように発声すればドの音が聞こえます。 しかし、

    「良い声」の正体…倍音とは - 烏は歌う(はてなダイアリー跡地)
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