最近なんだかやたらと「鼻声」の過去記事が参照されているようなので。 まず、「鼻声」っていう言葉が、曖昧過ぎて、真剣にボイストレーニングを考える上ではあまり使えない言葉であることに注意。 タイトルのこころですが、あんまりに色々な症状が「鼻声」という言葉でくくられてしまっているので、「鼻声」の治し方を聞かれても応えようがないんですね。 「鼻声」と言われても本当に症状は人それぞれですし、だから治し方もばらばらなんです。 「鼻声」というところで思考停止してしまっては何にも解決しないですし、だから「鼻声」って言葉はあんまり使いたくないんですよ、本当は。 もう一歩掘ったところで考えたい。 「鼻声」とは、その1 過去記事でも書いたのですが、 「鼻腔共鳴が全然足りなくて、鼻が詰まったような声になってしまう」 「鼻腔共鳴以外の共鳴が足りなさすぎて、鼻にかかった嫌味な声になってしまう」 …という、原因も結果も