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ブックマーク / weekly-economist.mainichi.jp (5)

  • 出版業界事情:2大取次が本業で赤字 出版流通の危機が深刻化 永江朗 | 週刊エコノミスト Online

    2大取次の日販(日出版販売)とトーハンの2023年度決算が発表された。日販は減収減益の赤字決算、トーハンは減収増益の黒字決算ではあるが、両社ともに業である取次事業は赤字だ。 日販は「課題とその背景」として、①書店売り上げの減少、②コスト効率の悪化、③運賃の上昇を挙げている。なかでも書店売り上げの減少の背景には、店頭売り上げの減少や書店閉店の加速だけでなく、客数の減少がある。同社のPOSシステム導入店舗約300店の実績で見ると、新型コロナウイルス流行前の2019年を100とした場合、23年は75.6%と大きく減少している。客単価は107.7%に上昇しているものの、到底客数減をカバーできるものではない。消費者の書店離れが急速に進んでいる。 日の近代出版流通は取次を中心に動いてきた。毎日発行される雑誌も書籍もコミックも、そのほとんどは出版社から取次を経由して書店に運ばれ、売れ残ったものも取

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  • 閉店予告の“文士の街”杉並区阿佐ヶ谷唯一の書店が「八重洲ブックセンター」として営業を継続へ 稲留正英・編集部 | 週刊エコノミスト Online

    「書楽」の「八重洲ブックセンター」への営業譲渡を通告した2023年12月27日の張り紙 東京・杉並区のJR阿佐ヶ谷駅前にあり、今月で閉店を予告していた書店が一転、営業を継続することになり、地元住民の間で安堵の声が広がっている。閉店を免れたのは、駅南口の商業ビルの一階にある「書楽(しょがく)」。昨年11月15日に、今年1月8日での閉店を予告していたが、昨年12月27日に大手書店の八重洲ブックセンターがその店舗を引き継ぐことが、急遽決まった。 阿佐ヶ谷は、戦前、井伏鱒二や太宰治はじめ界隈に住む作家が「阿佐ヶ谷会」を結成するなど「文士の街」としても知られ、住民も読書好きが多い。かつては、地下鉄丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅の真上にあった大型店「書原」をはじめ書店は6店舗ほどあったが、近年は経営者の高齢化やアマゾンなどのネット通販の流れに押され、次々に閉店。阿佐ヶ谷で新刊を扱う書店は書楽のみとなっていた。

    閉店予告の“文士の街”杉並区阿佐ヶ谷唯一の書店が「八重洲ブックセンター」として営業を継続へ 稲留正英・編集部 | 週刊エコノミスト Online
  • 海外出版事情:中国 「辻」の字を巡って 漢字と国字=辻康吾 | 週刊エコノミスト Online

    前回に続き再び言葉の話となって恐縮だが、商務印書館発行の『新華字典』の最新版(第12版 2020年6月)を手にとってちょっとうれしくなった。というのは私の苗字の「辻」の字が親字に採録されたことである。同字典は「辻」の項目で「日の漢字。十字路。日人の姓名に多く使われる。発音はshiの二声」と説明している。 ご承知の通り「辻」の字は国字で、中国伝来の文字ではなく日製の漢字である。中国の「常用漢字表」や、13年に発布された「通用規範漢字表」(8105字)にも入っていない。以前から出ているいくつかの中国の字典類では採録されていたが、『辞海』など権威ある辞典にはなかった。53年の第1版から現在まで通算4億部以上が発行され、中国でもっともポピュラーなこの『新華字典』に「辻」の字が入ったことは、それだけこの字が一般化したこと、あるいは中国でも人気がある歌手でユーチューバーの辻希美さんの名前だからか

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  • 鎌田浩毅の役に立つ地学:国内50の常時観測火山に対し、火山学者は40人台 | 週刊エコノミスト Online

    2000年の三宅島噴火の火山灰を調査する研究者 伊藤順一氏撮影 観測体制も防災体制も危機的状況/115 日には海底火山を含めて111の活火山があり、その数は世界全体の7%に相当する。世界有数の火山国であるが、火山が災害を伴うという認識は決して高くない。昨年10月20日の阿蘇山・中岳噴火では、2日前から福岡管区気象台が活発化に対する警戒を呼びかけており、噴火当日の朝に登山路を閉鎖したが、実はその前に登山客が入山してしまっていた。 こうした原因の一端は、火山災害を研究し市民に伝える研究者の数が圧倒的に足りないことにある。2014年の御嶽山噴火では死者・行方不明者合わせて63人が出た。当時、日の貧弱な火山研究体制がクローズアップされたが、8年たった現在でも改善されていない。その背景には、研究予算とポスト不足という長年の構造的な問題が横たわっている。 現在、火山の監視と噴火予知は気象庁が担って

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  • ワイドインタビュー問答有用:俳優・お笑いタレントとして活躍 石井正則はなぜハンセン病の写真集を出版したのか/800 | 週刊エコノミスト Online

    「大きくて、いつも隣に立っている8×10カメラは、頼もしい相棒です」 写真提供/堀プロ お笑いコンビとしてデビューし、現在は俳優として活躍する石井正則さん。国内のハンセン病療養所13カ所を訪ね、その記憶をフィルムカメラで収めた写真集を出版した。 (聞き手=北條一浩・編集部) 「ああ、これは行かなければならない」 「鮮明に切り取るデジタルより場の空気を受け止めてくれるフィルムが好きなんです」 ── 全国に13カ所ある国立ハンセン病療養所を撮影した写真約100点を収めた『13(サーティーン) ハンセン病療養所からの言葉』(トランスビュー)を今年3月に刊行しました。初の写真集です。 石井 全国のハンセン病療養所を回って写真を撮らせてもらいましたが、撮った写真をどうするのかについては考えがまとまりませんでした。するとある時、国立ハンセン病資料館(東京都東村山市)の方から「写真展をやりませんか」と声

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