紹介 現代数学の二本柱「集合と位相」が楽しくわかる! 自然数と有理数の「無限の濃度」が同じ!? 実数の無限より大きな無限は存在するのか? 自然数、有理数、代数的無理数、超越数、そして実数へ。 カントール、ヒルベルト、ベルンシュタイン、デデキント……。そうそうたる数学者たちは「数」をどのように考え、「無限」をいかに数えたのか。 数えられる無限とは? 実数の無限基数「アレフ」ってなに? 数の近傍ε(イプシロン)の正体は? コンパクトとはなにか? 重要なキーワードと楽しい解説をもとに、「現代数学の景色」を一望しましょう。 <本書まえがきより抜粋> 世に数学嫌いの人は多いとか……。 しかし、嫌いというのは数学に関心のある証拠かもしれません。じつは分かるものなら数学を楽しんでみたい。もしかしたら数学の素顔は案外素敵かもしれない。 本書はそんな人のために、現代数学の二つの分野、「集合と位相」を解説した
ショップや企業のデザインを担当する方なら、自社商品のサービスやブランドを他社と差別化させるために、ロゴの制作に携わることもあることでしょう。企業や商品の顔ともいうべき「ロゴ制作」において、デザイナーのセンスだけでなく、ロゴデザインに込める意志をどのように整理し、デザインに落としこんでいけば良いのでしょうか。 2023年渋谷の町全体で掲示されたハロウィンに関する渋谷区のメッセージを伝えたポスターのほか、企業や団体など様々なビジュアルコミュニケーションを手掛けている株式会社onehappy代表・小杉幸一さんにお話を伺いました。 ●お話を聞いた人 小杉幸一さん 株式会社onehappy代表/アートディレクター/クリエイティブディレクター 1980年 神奈川県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。博報堂を経て、「onehappy」を設立。「コミュニケーション人格」でプロジェクトを明快にす
京都大学(京大)は1月19日、ガラスのように透明で、なおかつ曲げ変形も可能な、低密度の多孔体「エアロゲル」の作製に成功したことを発表した。 同成果は、京大 理学研究科の上岡良太大学院生(研究当時)、同・原瑶佑大学院生(研究当時)、同・金森主祥助教らの研究チームによるもの。詳細は、英オンライン科学誌「Nature Communications」に掲載された。 今回の研究で得られた新しいシリコーンエアロゲル(出所:京大プレスリリースPDF) 省エネルギー化を進める手段の1つに、エネルギー効率を高める断熱材の高性能化があるが、その中でもエアロゲルは、一般的に利用されることの多いグラスウールやポリマーフォームなどの汎用断熱材と比べておよそ半分程度の熱伝導率(=約2倍の断熱効果)を示すことが知られている。 ところがエアロゲルは機械的な強度が非常に低く、規模の大きい工業生産やアプリケーションへの展開が
東京・神保町で長年ファンに親しまれたロシア料理店「ろしあ亭」が、この地での約30年の歴史に幕を閉じ、市川市に店を移して再出発した。各国の関係者が意見交換も兼ねて食べに来る「知る人ぞ知る店」だったが、ロシアのウクライナ侵攻の影響で嫌がらせを受けたこともあり、移転を決めた。北海道生まれのオーナーは「日本人の口に合う料理ばかり。市川に定着したい」と前向き。戦争の早期終結も願っている。 再出発した「ろしあ亭」は、JR市川駅南口から歩いて5分の「ゆうゆうロード商店街」に11月27日開店。19世紀のサンクトペテルブルクが発祥の人気ロシア料理「白いビーフストロガノフ」や、隣国ジョージア発祥の「熱々のロールキャベツ」の看板が店頭に並ぶ。 「酒好きにはニシンの塩漬けも。以前はロシア料理と総称されたが、種類はさまざま」とオーナーの北市泰生さん(72)。スタッフにはロシア人も日本人もいる。 北市さんは北海道生ま
2012年6月末に刊行した『漁師はなぜ、海を向いて住むのか?』が好評だ。著者地井昭夫さんは、早稲田大学建築学科、大学院修士課程・博士課程に学び、吉阪隆正に師事。地域計画家・建築家、さらには漁村研究者という肩書きを持つ。吉阪研究室時代から漁村の集落研究を手がけ、漁民の生活スタイルを活かした地域計画・復興計画にかかわり続け、2006年に亡くなった。 タイトルの「漁師はなぜ、海を向いて住むのか?」は、本文の中でも再三問い続けたテーマ。「海に近いほうが便利だから」とか「海を見て出漁を決めるから」といった理由を却下し、「海への信仰心」という結論を導き出した。漁港は極楽浄土/龍宮城へ行くための〈門構え〉なのだと。 荒唐無稽な考えに思われるかもしれない。しかし、次の文章を読んでほしい。 「集落(村落の意味における)、あるいはムラというものが、私達にとって、〈置き去られたもの〉 〈古いもの〉 〈何とか救っ
「書楽」の「八重洲ブックセンター」への営業譲渡を通告した2023年12月27日の張り紙 東京・杉並区のJR阿佐ヶ谷駅前にあり、今月で閉店を予告していた書店が一転、営業を継続することになり、地元住民の間で安堵の声が広がっている。閉店を免れたのは、駅南口の商業ビルの一階にある「書楽(しょがく)」。昨年11月15日に、今年1月8日での閉店を予告していたが、昨年12月27日に大手書店の八重洲ブックセンターがその店舗を引き継ぐことが、急遽決まった。 阿佐ヶ谷は、戦前、井伏鱒二や太宰治はじめ界隈に住む作家が「阿佐ヶ谷会」を結成するなど「文士の街」としても知られ、住民も読書好きが多い。かつては、地下鉄丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅の真上にあった大型店「書原」をはじめ書店は6店舗ほどあったが、近年は経営者の高齢化やアマゾンなどのネット通販の流れに押され、次々に閉店。阿佐ヶ谷で新刊本を扱う書店は書楽のみとなっていた。
昭和を代表する大ベテラン音曲漫才トリオ「かしまし娘」の正司歌江さんが19日、亡くなった。94歳。所属のワハハ本舗が伝えた。 正司さんは1929年(昭4)北海道出身。妹の照枝、花江と「かしまし娘」を結成。56年から本格的に活動を開始。流行歌や浪曲を取り入れた音曲漫才で人気を博した。ギターや三味線を弾きながら「うちら陽気なかしまし娘」のテーマソングと共に、老若男女を問わず全国的に親しまれた。 2009年(平21)、80才の時にワハハ本舗に所属以降も、生涯現役を掲げ、ドラマ映画バラエティーなどで、活発的に活動を続けていた。ワハハ本舗は「これまで正司歌江を温かく見守ってくださいましたこと、心よりお礼申し上げます」とし「ワハハ本舗全体公演でも元気な姿を見せておりましたが、とても残念でなりません」と悼んだ。葬儀、告別式については遺族の意向を受けて親族のみで執り行ったという。 ◆正司歌江(しょうじ・うた
SNSなどでは、アイヌ民族のあれやこれやに対し事実誤認や偏見に基づく暴言や誹謗中傷、ヘンテコな誤解が呟かれている。実際にはその先には当事者がいて、それらの暴言や誹謗中傷によって傷つく人がいる。気軽に呟くその言葉はそのままヘイトスピーチにつながっていることも多い。 本noteはそれらの事実誤認に応えるために開設した。心当たりのある方は悪意のある言説に乗せられ、犯罪者にならないためにもお読みください。 ※ここではアイヌに対して日本のマジョリティである日本民族、和人を「和民族」と統一して表記します。 アイヌ民族は北海道の先住民族ではない、のか?まずは、先住民族とは?、というところから始めよう。 「先住民族とは一地域に、歴史的に国家の統治が及ぶ前から、国家を構成する多数民族と異なる文化とアイデンティティを持つ民族として居住し、その後、その意に関わらずこの多数民族の支配を受けながらも、なお独自の文化
『ゴールデンカムイ』の人気で、アイヌの文化や伝統への関心は高まっています。でも、アイヌの人々が抱える差別や生きづらさについて、思いを巡らせられている人はどれだけいるでしょうか。 アイヌへの差別の構造について考えることは、女性やLGBTQ+、障がい者など他のマイノリティ差別の理解にも繋がります。『ゴールデンカムイ』の監修にも参加している、北海道大学教授・北原モコットゥナㇱさんにアイヌの人々がどんなことに「もやもや」を感じているのか、そして無知・無理解の構造、マイノリティとマジョリティの関係性などを伺いました。 》前篇を見る 「立場の弱いマイノリティを助けなきゃ」に欠けた視点 ーーアイヌ、沖縄、LGBTQ+……マイノリティばかりが目立って勝手に「問題化」されますが、いわゆるマジョリティ側の人たちに自分たちの持つ「特権」への気づきを促す教育の必要性も感じます。 差別の心理やマジョリティ特権を研究
『ゴールデンカムイ』の人気で、アイヌの文化や伝統への関心は高まっています。でも、アイヌの人々が抱える差別や生きづらさについて、思いを巡らせられている人はどれだけいるでしょうか。 アイヌへの差別の構造について考えることは、女性やLGBTQ+、障がい者など他のマイノリティ差別の理解にも繋がります。『ゴールデンカムイ』の監修にも参加している、北海道大学教授・北原モコットゥナㇱさんにアイヌの人々がどんなことに「もやもや」を感じているのか、そして無知・無理解の構造、マイノリティとマジョリティの関係性などを伺いました。 》後篇を見る 『ゴールデンカムイ』でアイヌに興味を持ったなら 差別や偏見にさらされてきた歴史も知ってほしい 自身もアイヌとしてのルーツを持つ、北原モコットゥナㇱさん。 『ゴールデンカムイ』はもともとアイヌ語監修として千葉大学の中川裕先生が入っています。中川先生とのご縁で私は編集部の方と
古くは正倉院文書や聖武天皇、「源氏物語」、浮世絵、そして現代の千住博に至るまで、和紙が歴史の節目や芸術の発展の上で大きな役割を果たしてきたことが11のエピソードで紹介されます。歴史の愛好家にはもちろん、アートファンにとっても、間違いなく目が開かれる思いがするストーリーの数々です。世界的にみても優れた質を誇った和紙。それは単なる記録媒体ではなく、国家経営の根幹を担い、また文学や絵画の独自の展開にも欠かせぬ存在だったのです。以下の章立てをみるだけでも、その影響力が想像できると思います。 第1章 日本人と「紙」との出会い 第2章 正倉院文書に観る古代の和紙作り 第3章 和紙の力で鎮護国家を築いた聖武天皇 第4章 和紙と紙巻筆が生んだ源氏物語 第5章 平家一門を西方浄土に導いた装飾料紙 第6章 雪舟の水墨画と日本人の心 第7章 和紙の蝶番が拓いた屛風芸術 第8章 和紙が支えた徳川の天下泰平 第9章
120年に1度しか咲かないともいわれる竹の花が、横浜市こども植物園(同市南区)で咲いている。担当者は「私たちが生きているうちに見られるかどうかわからない珍しい花。ぜひ見に来てほしい」と来園を呼びかけている。 同園の速水善浩さん(53)が開花に気付いたのは昨年の11月ごろ。竹や笹(ささ)など約20種を育てている竹園内を歩いていたところ、「雲紋竹(うんもんちく)」が花を付けているのを見つけた。 竹を植えたのは1979年の開園時で、雲紋竹が開花したのは初めて。約5メートルの竹から出る枝に2センチ弱の稲のような花が咲き、その先からは細いおしべが垂れ下がっている。一見すると花のようには見えない。1月末ごろまで咲いている可能性が高いという。 竹の開花周期はいまだ解明されておらず、速水さんは「この開花をきっかけに竹に関心を持つ人が一人でも現れ、調査などが進むとうれしい」と話した。 問い合わせは同園電話0
今年の東京公演は、11月2日(土)に東京・宝生能楽堂で開催いたします。 上演する演目は、世阿弥の甥、音阿弥(1398~1467)が舞ったと言われている復曲能〈伏木曽我〉です。狂言〈飛越〉、仕舞、独吟、連吟などもお楽しみいただきます。 【子ども無料ご招待】を、文化庁「劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業」の採択を受けて実施します。18歳以下のお子様は無料、同伴の保護者の方1名も半額となります(ご利用の方は公演終了後に文化庁のアンケートにご協力お願いいたします) 〈伏木曽我〉について知っていただきたく事前講座も開催いたします。ぜひご参加ください。 🆕事前講座のご予約も受付中です! 9月7日(土)14:00- 下北沢能舞台(世田谷区) ゲスト 保立道久氏 歴史学者/東京大学名誉教授 ー曽我物の歴史と魅力ー お話と実演 10月20日(日)14:00- 梅若万三郎家舞台(渋谷区) ゲ
シンガーソングライター松井文(まついあや)の新譜『窓から』はアルバム3作目を数える。出身の横浜から大阪に移り住み、AZUMIはじめ関西の先輩ミュージシャンたちと共に作り上げた1stアルバム『あこがれ』(2012年)。首都圏に戻り、折坂悠太、夜久一と《のろしレコード》を立ち上げ、互いに刺激を受けながら折坂のプロデュースで制作された2ndアルバム『顔』(2017年)。自分が身を置く環境で目にした景色や耳にした会話、受け取った感覚をじっくり曲に反映していくフォークシンガーという印象は、10年以上のキャリアを重ねた現在まで変わらない。 近年ではカセット『ひっこし』(2020年)、7インチシングル『NOT MY DAY』(2021年)のリリースもあったが、アルバムとしては実に6年半ぶりとなる本作。全ての演奏を一人で行っており、制作過程においてもサウンドオペレーターの垣内英実と二人だけで制作された、弾
鈴木雅春 作 CRITICAL・MOMENT 編 はじめに 本論では、グレングールドという一人のピアニストの活動の中から「演奏会メディア」「録音芸術」「フーガ」の三つに焦点を当てて、以下の二つのことを明らかにしたい。一つは彼が西洋音楽史という大きな流れの中で、非常に大きな転換期の中を生きた人物であること。そしてもう一つは、彼の行動や言葉や演奏が、その転換期に起きた様々な特徴を非常に象徴的なかたちで示していること、である。今なお、他のピアニストたちの追随を許さないこの天才が、その神話から逃れて歴史的文脈の中に置き据えられた時、果たして何が見えてくるのだろうか。 第Ⅰ節 演奏会メディア この節では、グールド三十二歳の時に決行した、彼の演奏会活動引退宣言を軸に論を進めていく。まずは彼が生涯に渡って嫌悪感を抱いていた「演奏会メディア」というものの性質を明らかにしていくとともに、続いて、彼が実際に行
和田岡古墳群は、掛川市の西部和田岡地区に所在する5世紀前後に築造された古墳群の総称で、原野谷川が形成した河岸段丘上に立地しています。この段丘上の南北約2.5キロメートル、東西約1キロメートルの範囲の中に、前方後円墳4基、円墳16基、方墳3基が確認されており、東遠地域における一大中期古墳群を形成しています。 これらの古墳のうち大型の円墳(春林院古墳)、全長60メートルを越える前方後円墳(瓢塚古墳・各和金塚古墳)、全長50メートル前後の前方後円墳(吉岡大塚古墳・行人塚古墳)は、歴史的、学術的観点から、平成8年3月29日に国の史跡指定を受けました。また、行人塚古墳の北側に隣接する東登口古墳群は平成14年3月26日に市の史跡指定となっています。 吉岡大塚古墳(よしおかおおつかこふん) 吉岡大塚古墳は、前方部が西を向く前方後円墳で、和田岡古墳群の中では3番目に大きな古墳です。 墳丘と立地から、5世紀
ピラストロが、ついに弦のテンションを公開しましたね。 知る人ぞ知る、ですがピラストロは長い間、弦のテンションを公開してきませんでした。 企業秘密というより、「テンションを公開するとクレームが来る!」みたいな理由だと聞いたことはありますが、どうなんでしょうね。 どこかで読んだ記事では、テンション感覚は右手の抵抗感で感じることが多く、実際のテンションとはあまり相関がないから、というのが理由だった気もします。 さて、そういえば、テンション関係のことでいえば、ピラストロの「フレクソコア」「フラットクローム」に関しては、ちょっとした逸話があります。 フレクソコアもフラットクロームも昔からある弦ですが、1992年頃に、大きな改良がありました。 しかし、その改良後の弦が、あまりに評判が悪く、結局、もともとの製法の弦を「オリジナル」として発売した、という経緯があります。 ところで、その「改良」の基本的なコ
クラシック・コントラバス奏者の大多数がジャーマンスタイルだと思いますが、ジャズのウッドベース奏者にとっては『ジャーマン弓』と『フレンチ弓』の選択は非常に重要な問題になってきます。 この記事では『コントラバス(ウッドベース)で弓弾きをしてみたい』という方を対象に、『ジャーマン弓』と『フレンチ弓』どちらのスタイルを選択すれば良いのかを弓の基本知識を含めて解説します。 筆者である私はジャーマンスタイルですが、フレンチスタイルも個人の先生について2年ほど学んだ経験があります。本職はジャズベーシストとして活動しておりますが、桐朋学園大学にてクラシックも本格的に学びました。参考までにアルコ奏法を多用した曲もYoutubeや配信サービスでアップしていますので宜しければぜひご覧ください。
コントラバスには二種類の弓があります。 ジャーマンとフレンチです。 普段ジャーマンだフレンチだということは、あまり意識しません。 上手いと感じる奏者と、ジャーマン・フレンチにはあまり相関がないので、どちらでもいいと思っています。 ただ、個人的には、ずっとフレンチを身につけたくてやってきました。 それはなぜかというと、僕が思う限りでは、フレンチに利点があるように思えるからです。 それをちょっとまとめてみましょう。 1. 腕の有効長が伸びる。 これは実際に体験していただくとわかるのですが、ジャーマンではサウンディングポイントがすこし指板よりになります。 フレンチでは、同じくらいの労力で、サウンディングポイントが駒に近づきます。つまり、選択できるサウンディングポイントが広がり、選択できる音色の幅が広がります。 これは、とくに弓先で顕著に現れます。 弓先で弦と弓を直角に保てるジャーマンの奏者はほと
1月26日に令和5年度著作権セミナー「AIと著作権」(令和5年6月19日実施)についてのリンクを追加しました。
いきなり個人的な話題でなんですが、前回の記事を公開してすぐに古馴染みの友人・久保田から「記事を見たよ」とFacebookを通じて早速連絡をくれました。はい、電波新聞社に一緒に行った友人であり、後にベーマガの第三次レスキュー隊員となったASP.久保田その人です。 彼とは学校こそ違いましたが、当時放送していたラジオ番組『斉藤洋美のラジオはアメリカン』のイベントで知り合ったという間柄でして、同じX1ユーザーだったことから意気投合してよく遊んでいた仲でした。ちなみに、私の自作X1ゲームのテストプレイも引き受けてもらってまして『クエスチョンクエスト』ではクイズ問題作成者として起動時のスタッフクレジットに名前を連ねていたりします。 お互い社会に出てから自然と疎遠になっていたのですが、2015年に開催されたトークイベント「ALL ABOUT マイコンBASICマガジン」で再会したのでした。なんだか、つく
1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。 前の記事:仕事!勉強!味!酒に集中!IKEA「オーヴニング デスクディバイダ―」 もしかして……? 近ごろ、娘がハマっていて、デミグラスソース味ベースの「煮込みハンバーグ」をよく作るんです。 で、そういう汁っけのある料理の場合、要するにハヤシライスみたいなもんだろうということで、僕的には、つい白メシにぶっかけて食べてしまいがちなんですよね。 ただ先日、何気なく、煮込みハンバーグとごはんを別々の皿によそって食べてみたら(考えてみればごく当たり前のことですが)、ちょっと衝撃を感じてしまうくらいに美味しかったんですよ! まずはじっくりとハンバーグを味わう。口のなかにその余韻が残っているところで、炊きたてのごはんを味わう。ぶっかけメシの渾然一体よりも、ど
1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:めちゃくちゃ速く動けば服のシワをごまかせるか > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ 宮崎県北の山間部は寒い 九州・宮崎といえば年中暖かい南国のような気候を想像しがちだが、僕の住む宮崎県北部は冬場かなり冷え込む。氷点下は当たりまえで積雪も日常茶飯事、五ヶ瀬という町には日本最南端のスキー場があるほどだ。 でっかい雪玉が作れるレベルで積もったときの写真 朝起きると車のフロントガラスが凍っていること多々。なにが南国か 「宮崎県ならどこも暖かいだろう」と薄着ぎみで県北部にやってきた観光客が、約束が違うじゃないかとばかりにブルブル震える姿を僕は幾度となく見てきた。なんとなくバツがわるい。 そう。寒いのだ。寒いうえに路面凍結の危険もあるので、冬の宮崎観光は
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:コイを捕まえるところからイラク名物のマスグーフを作りたい > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 約束された珍道中 自宅で藁束子作りの練習を続けて、そして迎えた出発の日。手配してもらったチケットによると、成田からカタール航空で22時30分に離陸、ドーハにあるハマド国際空港を経由して、イタリアのミラノ・マルペンサ空港に13時55分到着予定。 これを私は約15時間半の大移動だと勘違いしていたのだが、チケットに書かれた時間は現地時間。日本とイタリアは時差が7時間(サマータイム)もあるため、実際はほぼ丸一日という超大移動だった。イタリアって遠いんですね。 佐渡の友人は別の飛行機。現地までの同行者は、イベントに出演する、まったく面識のないチ
1981年群馬県生まれ。ライター兼イラストレーター。飲食物全般がだいたい好きだという、ざっくりとした見解で生きています。とくに好きなのはカレー。(動画インタビュー) 前の記事:旅先で、駅弁ではないお弁当を買う > 個人サイト たぶん日記 間違いじゃなければ、しゅんとしない 駅名を勘違いして、行くはずじゃなかった所に行ってしまうのは、きっと多くの人にとって悲しい出来事だ。なぜなら、田町と町田、赤羽橋と赤羽など、似ている名前の駅同士は離れていることが多い。 …いや、ちがうな。距離の問題じゃない。 甲子園駅と甲子園口駅の間なら、ちょうどいいバスがあれば10分程で移動できるけど、着いたと思った駅に着いてなかったら、それだけでもう、たちまちにしゅんとしてしまう。 私はむかし甲子園駅と甲子園口駅を間違って、しゅんとなったことあるのだ ましてや青梅と青海のあいだは片道2時間弱もある。長い。 もし間違った
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:ちいさい柿みつけた > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 まずは川にコイを捕まえに行く マスグーフに必要なのは、もちろん新鮮なコイである。その辺の魚屋ではあまり売られていないので、アリサさんがわざわざ池袋の中華食材店で生きたコイを購入してくれることになった。 でもどうせなら捕まえて食べたいよね~ということで、希望者は午前中に網を持って集合。 この日は12月なのに気温が20度以上あったので寒くはなかった。 アリサさんが事前にコイが溜まっている場所を調べてくれていたのだが、数日前に大雨が降った影響なのか、そこには一匹もいなかった。これは自然が相手なので仕方がない。 きっと下流に流されたのだろうとゴミ拾いをしながら川を下っていくと、コ
なぜ消えてしまったの… 忘れられない販売終了品を語る 第5回 メンズポッキー、ブルボン ルーベラ、超ひもQ…… こんなに好きなのに!毎週買っているのに!毎回楽しみに食べているのに…!それでも販売終了はいつも突然にやってきます。あるいはいつの間にかやってきます。いずれにしろ、出会いがあれば別れもあるのです。 今回も読者の皆様にいただいた、忘れられない販売終了品をご紹介します。失われた思い出を胸に抱いて、みんなで泣きましょう…。 →前回はこちら
なぜ消えてしまったの… 忘れられない販売終了品を語る 第4回 クイッククエンチ、かわりんぼ、 チーズバイツ… こんなに好きなのに!毎週買っているのに!毎回楽しみに食べているのに…!それでも販売終了はいつも突然にやってきます。あるいはいつの間にかやってきます。いずれにしろ、出会いがあれば別れもあるのです。 今回も読者の皆様にいただいた、忘れられない販売終了品をご紹介します。失われた思い出を胸に抱いて、みんなで泣きましょう…。 →前回はこちら
なぜ消えてしまったの… 忘れられない販売終了品を語る 第3回 ダブルソーダ、サクランボの詩、焼きチョコ… こんなに好きなのに!毎週買っているのに!毎回楽しみに食べているのに…!それでも販売終了はいつも突然にやってきます。避けられない運命なのです。 今回も読者の皆様にいただいた、忘れられない販売終了品をご紹介します。今はもう手に入らない、あの味、あの姿、あの使い心地をみんなで思い出して泣きましょう…。 →前回はこちら
「当社」はOK、「弊社」はNG 石川:自分のところの神社のこと、「当社」っていうんですか? 窪田:言いますね。「弊社」だと神様に対して失礼みたいなところがあって。 石川:神様がいるから、へりくだるのもよくないんだ。 窪田:「官国幣社(※)」という用語があるので、それとの混同を避ける意味もあります。 ※昔あった、国家が直接管理する神社 石川:「御社」はあるんですか? 窪田:御社は言ったことないですね。なになに神社って名前で言います。 石川:そっか。出勤するのは「出社」? 窪田:そうです。神社のほうが会社より古いですからね。こっちが本来ですよ。 石川:あはは、確かに。会社があとからかぶせてきてるんだ。 「お祓いに使う大麻(祓串)の作り方」より、あのフサフサを振るう窪田さん 朝はめちゃめちゃ掃除をする 石川:余談から入っちゃいましたが、改めて窪田さんのお仕事を教えてください。 窪田:宮崎県の高千
Thomastik(トマスティーク)社/Alphayue(アルファユー) トマスティーク社からお手頃価格のナイロン弦が登場。弦の寿命は短めかもしれませんが、初心者の方がビオラの取り扱いに慣れるまでの練習用として適しているでしょう。 一番上が「セット弦」で、それ以下が「バラ弦」での販売になります。 ※納期目安:2〜4日後
レコーディング、ミキシング、マスタリング、歌ってみたや演奏してみたなどなにかしらの形で音楽制作やDTMに携わったことがある人なら必ず一度は耳にしたことがあるソニーのロングセラーモニターヘッドホン「MDR-CD900ST」。 「業界標準」だとか「プロがみんな使ってる」とかそんな評判を聞いて試してみたら「あれ、こんなもん……?」と思った方も多くいると思います(笑)そんな900STについて、個人的に思っていることを以下にまとめました。 元々はソニーのスタジオだけで使われていた今ではサウンドハウスをはじめ、いろんなお店で普通に買うことができますが元々はソニーのスタジオで使うヘッドホンとして開発され、ソニーのスタジオ以外では手に入ることもできなかったそうです。 その後、1989年(平成元年!)に法人向け販売が始まり、1995年に家庭向け販売もスタートしたそうです。 ほんとに業界標準で、プロもみんな使
「初!都庁職員、アジャイル型開発に参加する」 東京都デジタルサービス局デジタルサービス推進部の公式note(2023年1月公開)には、かつて“試みたことのない開発手法”であったアジャイル型開発を東京都が採り入れ、複数のソフトウェアを開発した経緯が綴られています。 これまでAgile Journeyでは、さまざまな組織、企業のアジャイル導入事例を紹介してきましたが、それぞれの組織がそれぞれのモチベーションを持ち、課題に向き合いながら、導入に取り組んできました。では、それが自治体の場合では? 東京都がアジャイル型開発を導入し、運用していくための動機、準備、事業者との契約の方法、そして実践のありようを、東京都デジタルサービス局の石川秀之さん、下家昌美さんに聞きました。 コロナ禍で浮き彫りになった、「迅速」の重要性 「システムをアジャイル型開発で作ってみませんか」メールで呼びかけ、アジャイル型開発
京葉線の2024年春のダイヤ改正は、廃止が発表された「朝ラッシュの快速」を、翻して「やはり廃止しません」と発表修正した異例の事態となりました。それでも「通勤快速」の廃止は覆らず、地元は反発したままです。なぜこのような事態が起きたのでしょうか。 異例の「ダイヤ改正の内容修正」 異例の事態です。2024年春のダイヤ改正で京葉線は「朝ラッシュの快速・通勤快速が廃止」となる予定でした。しかし千葉県と市原、袖ケ浦、木更津、君津、富津など沿線各市から激しい反発の声が上がったことを受け、JR東日本は改正内容を修正し、早朝時間帯の快速2本を「復活」させると表明したのです。 発表済みのダイヤ改正を実施前に修正するのは極めて異例です。鉄道営業収入のみならず保有資産や人員のやりくりに直結する「ダイヤ改正」は極めて経営的な決定であり、外部の介入は本来であれば認められないことだからです。ではなぜこの原則が覆ったので
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