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ブックマーク / www.chiisago.jp (2)

  • 陰陽師とは何者か : うらない、まじない、こよみをつくる|小さ子社 京都の人文書出版社

    いま「陰陽師」といえば、多くの人が思い浮かべるのは、小説やマンガなどに描かれる、人知を越えた霊的な能力を持つ平安時代のマジカルな存在、安倍晴明の姿だろう。 しかし陰陽師は平安貴族の政争のなかにだけいるのではなかった。 歴史を通じて、古代から明治はじめまで陰陽師は存在し、社会のなかで大きな役割を果たしてきた。 時間と空間(方位)の吉凶を調整し、占い、祭祀、まじないに携わることによって、国家の存立からお産・病など個人のくらしにいたるまで、人々に安心をもたらし、未来への指針を示してきた。各時代の暦の作成・頒布にも深く関わった。 そのために最新の知識・技術や経験を継承し、時間と空間に対する感覚をつちかい、磨き上げ、それらを人々に伝える真摯な努力を続けてきたのが陰陽師である。 書は、具体的な資料にもとづいて、古代から近代にいたる歴史のなかで、陰陽師がどのような役割をはたし、どういった文化を担ってい

    陰陽師とは何者か : うらない、まじない、こよみをつくる|小さ子社 京都の人文書出版社
  • 連載第1回 さわる文化と新型肺炎 | それでも僕たちは「濃厚接触」を続ける!―世界の感触を取り戻すために―

    ■新たな触れ合いのマナー創出に向けて■ 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、「濃厚接触」という言葉を頻繁に耳にするようになった。ウイルスの感染を防ぐために、濃厚接触を避ける。単純にとらえるなら、一連の肺炎騒ぎは、さわる文化の危機ということができる。しかし、そもそも接触とは何だろうか。かつて人間は「距離」を縮めるために、身体を駆使して対象物に肉薄した。中世・近世に各地を遍歴した琵琶法師の芸能を想起するまでもなく、テレビやラジオがない時代、人々の生活は濃厚接触で成り立っていたともいえる。濃厚接触で人・物に触れる際、そこには暗黙のマナー、触れ合いの作法があった。近代化の「可視化=進歩」の過程で、人類は濃厚接触のマナーを忘却してしまった。 物を媒介として濃厚接触を実践できるのが、連載で取り上げる「ユニバーサル・ミュージアム」(誰もが楽しめる博物館)である。展示物に直接触れるには、身体を動かし、手

    連載第1回 さわる文化と新型肺炎 | それでも僕たちは「濃厚接触」を続ける!―世界の感触を取り戻すために―
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