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ブックマーク / www.saxschool.com (3)

  • ブログ:革新者「レスター・ヤング」①

    今回から、ジャズの歴史を語る上で最も重要な存在と言えるテナーサックス・プレイヤー、「 レスター・ヤング」をご紹介していきます。レスターの演奏は後に続く現代までの、全ての(と言っても過言ではないと思います)サックス奏者に直接、間接の多大な影響を与え続けてきました。もちろん私、鈴木学自身も影響を受けています。いや、影響を受けたというより終生のお手として尊敬し続けている、と言うべきでしょう。実は、ブログ「サックス・ジャズ演奏法」で取り上げている演奏に対する考え方や練習法についても、レスター・ヤング奏法に近づく為のものです。 とは言うものの、レスターの演奏のどういった要素がそんなに数多くの後進に影響を与えたというのか?ジャズの歴史や有名プレイヤーを紹介している記事を見ても、いま一つピンとこない事が多いのではと思います。それは当然のことで、音楽についての事を文章だけで理解しようとしてもそれは単なる

    ブログ:革新者「レスター・ヤング」①
  • ブログ:革新者「レスター・ヤング」③

    前回のブログ『革新者「レスター・ヤング」②』の後半では、レスターが、独特のフワリと漂うような、リズムセクションに対するノリを身につけるに至った要因として、 オール・アメリカン・リズム・セクションとの共演が挙げられる事を指摘するのみに留まりました。今回はそれを、具体的に深く掘り下げていきます。 現代に至る、ほとんど全てのジャズ・テナーサックス奏者に影響を与える事となったレスター・ヤングの演奏スタイルの秘密を探る上で、彼独特のリズム感を解明する事は大変重要なポイントです。まず、オール・アメリカン・リズム・セクションが生み出した4ビートとは、どういうものだったのか、比較対象となる演奏音源を紹介しながら、ご説明します。 ジャズの歴史上、様々に変化してきた演奏スタイルを分析する際には、現代の目線からではなく、その当時以前の演奏スタイルとの比較、検証が欠かせません。スウィング時代に出現した、オール・ア

    ブログ:革新者「レスター・ヤング」③
  • ブログ:革新者「レスター・ヤング」②

    前回のジャズサックス名鑑、『革新者「レスター・ヤング」①』では、レスターが、当時のジャズ・テナーサックスの演奏スタイルを代表するコールマン・ホーキンスの『剛』のスタイルの対極、『柔』のスタイルで演奏していた事をご紹介しました。今回は、・・ 何故、レスターはそのようなスタイルになったのか? 何故、レスターのプレイは「柔」に聞こえるのか? この2点の疑問について、解き明かしていきます。ここで、大きなポイントになるのは、レスターがお手としていたプレイヤー、フランキー・トラムバウアーの存在です。 レスターは自ら、そのキャリアの形成期にお手としていたプレイヤーとして フランキー・トラムバウアー Frankie Trumbauer(通称、トラム)の名前を挙げています。 トラムは、ジャズ発祥期の デキシーランドジャズから発展した『シカゴ・スタイル』の奏者として、活動していました。 このシカゴ・スタイ

    ブログ:革新者「レスター・ヤング」②
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