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![【ISSCC】東京大学らがSSD向けの新電源システム開発,メモリの消費電力を1/3に](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)
今回のシリコン・サイクルの調整で半導体メーカーを悩ませたのは,メモリー価格の暴落による収益の悪化だった。半導体各社は製造コストの低減にこれまで以上に力を入れており,低コスト生産技術への関心は高い。注目を浴びている技術の一つは前回取り上げた計算機リソグラフィであり,もう一つが今回のテーマであるBISTテスターをベースにした“簡易テスター”である。 BISTはBuilt in Self Testの略で,チップの内部に自己診断用の回路をあらかじめ組み込んでおき,テスター機能の一部を自己診断回路に代替させることで,テスター本体を大幅に小型化・低価格化できる(Tech-On!のEDA用語辞典を参照)。1990年代半ばから研究されていた技術だが,運用には高い技術力が要求される。2005年についに東芝がNAND型フラッシュ・メモリー向けに実用化に成功した。 イノテックと日本マイクロニクスが,東芝にBIS
パシフィコ横浜で開催中の14th Asia and South Pacific Design Automation Conference(ASP-DAC 2009)は,2日目となり一般セッションが始まった(22日まで開催)。セッション2Bでは,リーク電流の新たな解析手法や最適化手法などが提案された。
オランダLiquavista社と英Seymourpowell社は,Liquavista社の開発したディスプレイ「ColorBright」を使った新しい家電のコンセプト・モデルを発表した(発表資料)。 ColorBrightは,Liquavista社が特許を保有するエレクトロ・ウエッティング技術を使ったディスプレイ。水と油膜を使ったディスプレイで(Tech-On!の関連記事1,同2),屋外でも輝度が高く,鮮やかな発色が可能なことが特徴という。 今回発表した家電のコンセプトは4種類。Seymourpowell社がデザインした携帯電話機と腕時計,Liquavista社がデザインしたシャワーの制御盤と自転車向けモニターである。携帯電話機のコンセプト・モデルでは,外観の全面にColorBrightディスプレイを搭載する。携帯電話機を音楽プレーヤーとして使用する場合には,外観全体が音を視覚化するディス
船井電機新応用技術研究所が開発した反射型表示デバイス「Dynamic ECD」は,パッシブ・マトリクスによるライン・スキャン駆動であるにもかかわらず,画面全体に文字や画像がスッと浮かび出るような表示法である。これは,ラインごとのスキャン書き込みを何回か繰り返すことで染料の濃度を濃くして浮かび上がらせる方式だからだ。
NECエレクトロニクスは,8ビットのプロセサを行列状に並べた「STP(Stream Transpose)エンジン」を搭載したASSP(application specific standard product)と,カスタムLSI(ASIC)を発表した(ニュース・リリース)。前者は「XBridge」と名づけて,向こう1年以内に製品として市場に投入する計画である。後者は2007年11月にソニーが発表した業務用ビデオ・カメラなどに搭載されている。 STPエンジンは,同社の動的再構成可能な(ダイナミック・レコンフィギュラブル・)ハードウェア(プロセサ・アレイ)の「DRP(Dynamic Reconfigurable Processor)」をベースに開発した。DRPに限らず,動的再構成可能なプロセサ・アレイは「面白いアイデア」として注目を集めた時期があった。しかし,実際のチップにどのように適用したら
SoC(system on a chip)中のアナログ回路の役割や重要性の変化について,パナソニックの道正志郎氏が講演した。この講演は,電子情報通信学会シリコン材料・デバイス研究会と応用物理学会シリコンテクノロジー分科会が,11月13日と14日に東京の機械振興会館で共催した研究会で招待講演として行なわれた。 「時代は変わった」というタイトルのスライドで,道正氏(パナソニック 戦略半導体開発センタ 要素第1開発グループ 第2開発チーム チームリーダー)の講演は始まった。同氏は,SoCのアナログ回路設計に携わって20年以上という。当初は,アナログ回路はデジタルに比べて小さな存在だったという。それが今や,SoCの付加価値を向上させる上で,デジタルと肩を並べる,あるいはそれ以上の役割を担うようになったとする。 同氏はひと月ほど前に北海道大学の研究会でもパネリストとして登場し,アナログ回路の立場の向
パネリスト 左から道正氏,濱崎氏,後藤氏,須川氏,大黒氏,小野寺氏。司会(右端)は川人氏。日経BPが撮影。スライドは川人氏が見せたもの。 「サブ100nm CMOSデバイスによるアナログ回路設計の課題と展望」というタイトルが付いたパネル討論会が催された。タイトルからは「45nm世代以降を見据えて,ますます難しくなるアナログで,どのように性能を確保するか」という視点で,設計や製造の厳しさを主に語る議論が進むと(筆者には)思われた。しかし,実際にパネル討論会が始まると,産業界で必要とされるアナログの姿が浮かび上がってきた。 このパネル討論会は,電子情報通信学会の集積回路研究会と映像情報メディア学会の情報センシング研究会が,北海道大学で2008年10月22日~24日に共催した研究会で行なわれた。パネラはパナソニックの道正志郎氏,日本テキサス・インスツルメンツの濱崎利彦氏,富士通研究所の後藤邦彦氏
米沢市の伝統産業である先染め・細番手の糸によるジャカード織と、デジタル技術を融合した織物「PHOTOTEX(フォトテックス)」を産み出した。既存の電子ジャカード織り機とは発想を180度変え、デジタルカメラやスキャナーの画像をパソコン上で紋様としてデータ化し、コントローラを通じて織り機を稼働させるシステムを独自開発した。作家一個人の興味の対象を、大判の織物として表現する手法は新しいアートとして高く評価され、各種コンペでは入賞の常連。作品は、米国メトロポリタン美術館やΜuseum of Art & Design などに収蔵されている。また、旧来の電子ジャカード織り機コントローラは設計思想の古さや、主要メーカーの撤退などから発展性を失っているため、同社による新たなシステムの開発・市販化計画が自治体との連携で進められている。
「クセになる」使い勝手、使い心地とは何か。前編でジョグダイヤル(+JOG)開発担当者たちはそれを「触っているだけで心地よく感じられるようなデバイス」と表現しました。では、どうやって創るのか。前編はあの小さなダイヤルに込められた触感への執念を聞きました。後編は、触感を実際の操作とどうリンクさせるのかを扱う、ソフト編となります。 その後編の編集作業中に、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(以下ソニー・エリクソン)が、NTTドコモ向け端末から事実上撤退かとの報道がありました。ソニー・エリクソン側からは「NTTドコモ向けの商品化計画について、一部見直しを図っていることは事実ですが、今後も開発を含めてビジネスは継続してまいります」と、日本国内での携帯電話開発事業縮小を公式に否定するコメントが出されました。携帯電話メーカーの競争の激しさと、日本市場の存在感が相対的に軽くなっていることを、
携帯電話、どれくらいで買い替えますか。買い替えるときは、どこを見て選びますか? 3年振りに、私は携帯を買い替えました。その間に地デジは写るわ、デジカメはAFが付くわ、それなのにサイズはスリムになるわと大騒ぎでしたが、どうしても買い換えができませんでした。ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(以下ソニー・エリクソン)のW21S(2004年7月発売)から動けませんでした。 動けなかった理由は、ジョグダイヤルです(写真中央部)。 ご存じない方は、マウスボタンの中央にたいていついているホイールが、携帯にもある、とお考え下さい。これを回すことで指先で画面を上下にスクロールでき、押し込めばボタン(たいてい「決定」)にもなる。長いメールやmixiの日記を読むのが、私個人の感覚としては、ものすごく快適なのです。 「上下ボタンと何が違うの?」と言われるとちょっと困るのですが、指先と画面の動きが一
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