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ブックマーク / michikaifu.hatenablog.com (13)

  • パワフルな「産業」としてのカリフォルニア農業 - michikaifu’s diary

    ウチの家系は先祖代々サラリーマン(江戸時代も下級武士=サラリーマンだったらしい)で、住んだことのあるところも都会か郊外なので、私は農業というものに対して実感がない。仕事でもこれまで全く縁がなかった。それが、たまたまこのところ、ワインから始まって、カリフォルニアの農業地帯といろいろ縁ができた。 夏休みには、子供の日語補習校の自由研究のネタに、と思い、フレズノにほど近いアーモンド畑での収穫を見せてもらいに行った。機械でゴゴゴゴと木を揺らし、落ちた実を道路掃除用ロードスイーパーのような機械でぶおーんと吹き飛ばして集め、巨大なトレーラー・トラックに積み込んでがぁーっと運び出す。ゴーカイでアバウトでパワフルな、極めてカリフォルニアらしい農業ではある。子供たちはもちろん大喜び。(写真は、アーモンドの木を揺らす「tree shaker」。10秒に一という驚くべきペースで木を揺らしていく。) 農家の人

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    gaopiko
    gaopiko 2007/11/03
  • 不機嫌な日本全国コストセンター化(その1) - michikaifu’s diary

    日経ビジネスに連載している、糸井重里さんの話が面白い! http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20071023/138300/ http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20071031/139184/ やたらなんでも管理することが正義になって、誰もリスクをとらなくなってしまっている、というお話。確かにそうだなぁー、と思う。シリコンバレーではSOX法のせいでベンチャーがIPOできなくなっているとか、子供の遊び場でもスポーツの試合でも、訴訟リスクが怖くてなんでもかんでも事前に「訴訟しません」という書類にサインさせられるとか、当地でも似たようなことは多い。 でも、この「不機嫌」な閉塞感は、日のほうが強いような気がする。なんでかな、と考えると、英語でいう「upward potential」(上昇する

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  • CMに富が集中する、日本のメディアのエコシステム - michikaifu’s diary

    昨日の続きで、ちょうど、映像コンテンツ制作話を書こうかと思っていたところで、このようなエントリーを読んだ。 http://d.hatena.ne.jp/kagami/20071016#p3 日では、俳優は「テレビドラマで顔を売って、CM出演で儲ける」仕組みになっていると思っていた。アメリカは、俳優組合の仕組みのせいかどうか知らないが、映画俳優・テレビ俳優・CM俳優は比較的はっきりと分離していて、階層的にはこの順番のカーストになっている。これに対し、日では、一人の俳優がどれにも出るが、映画やドラマでは儲からない。一方、日のCMはなんせ儲かるから、アメリカではCMなぞに絶対出ないトップ級のハリウッド俳優も日ではCMに出る・・・ そう思っていたら、俳優だけでなく、映像制作会社もそうだ、という話を当の制作会社の人から先日聞いて、「ふぅむ・・・」と考え込んでいたところだった。CMが一番ふんだ

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    gaopiko
    gaopiko 2007/11/03
  • 広告ベースのWeb2.0商売にとって、アメリカは「約束の地」といっても過言ではないのだ - michikaifu’s diary

    Newsvineで、「Web2.0系サイトが、欲しくない場所のお客がいっぱい来て困っている」話を見つけた。そーいえば、日人がYouTubeをいくら使っても、広告商売にならないからメーワク、という話があったなー、と思い出し、英語ブログに書いてみた。 http://hogacentral.blogs.com/japan_tech_blog/ NBC News - Breaking News & Top Stories - Latest World, US & Local News | NBC News その記事は、日ではなく、東南アジアやブラジルなどでお客がいっぱいいるサイトが例に挙がっている。そういう国でいくらお客がついても、広告の足しにはならない。日でさえも、どうも難しい。日は、Web2.0を使いこなしている先進ユーザーがたくさんいる国なのに・・・ なぜか?その背景の一つには、広告

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  •  父の日雑感 - マネージメントとしてのお父さん、お母さん - michikaifu’s diary

    今日は父の日ですね。お父さんがた、Happy Father's Day!! アメリカでも日でも、父の日は母の日よりも地位が低いのは共通の現象のようだ。日経の随筆欄にもその記述が今日あったし、一方昨日のサンフランシスコ・クロニクルによると、アメリカで父の日のプレゼントとしてのオススメ商品の値段はだいたい10ドルが相場で、母の日にはだいたい50ドルのものが並ぶのに比べて、格段にヤスモノ、なのだそうである。 これは、「社長の名前は知っているけど、副社長の名前はよくわからない」というのと同じことじゃーないかと思う。 最近のお父さん方、特に若いお父さんたちは、昔と比べてずいぶん家事や育児に関わるようになった。しかし、友人の男性が「オレは子供のオムツをいつも換えていた」と言って自慢するのを聞くにつけ、「でもそれって、工場でボルトを一個まわしてつけるのと同じようなもんだよな・・・」と内心思う。それは、

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  • Tech Mom from Silicon Valley - 「パプリカ」の今敏監督がいいこと言った件について

    ちょっと前になるが、昨年日で最も評価の高かった劇場用アニメ映画、「パプリカ」の今敏監督と、「時をかける少女」の細田守監督が、たまたま相次いでアメリカに来られた。いつも映画関係の記事素材を提供してくださるハリウッドの映画ライター、はせがわいずみさんが、お二方にインタビューしたものを、私が現在、慶応大学デジタル・メディア・コンテンツ機構の英語ニュースレター記事に仕立て直しているところだ。 はせがわさんのインタビューは、いつも面白い発言を引き出していて、記事を書きたい意欲がわく。今回も英語だけではもったいなくて、日語でも書きたい良いネタがいろいろあるのだが、日語記事ははせがわさんご自身がどこかに書いておられるだろうし、彼女は仕事でやっているので、このような個人のブログに書くわけには当はいかない。でも、彼女の記事はだいたい映画専門誌なので、ギーク世界の皆様の目にはあまり触れないだろう、とい

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  • トップSNSの天井と「ネットワークの外部性」 - michikaifu’s diary

    数日前に森祐次さんが、日と米国・韓国SNS文化の違いを書いた記事が人気になった。特に、韓国では意外に携帯からのSNSへの記事アップロードが少ない、という話が興味深かった。 日SNS利用はもう限界なのか - CNET Japan でも、もしかしたらSNSの「最大サイト」の頭打ちの予感は、アメリカでも出てきているのかもしれない。今朝のSan Francisco Chronicleで、よりニッチを狙ったSNSベンチャーを紹介する記事が載ったが、その中でこんな話がある。 Few are claiming this is the beginning of the end for MySpace, the signature social networking site that has upwards of 150 million profiles on its site and hoste

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    gaopiko
    gaopiko 2007/07/15
  • 「産む性」について一言・・・ - michikaifu’s diary

    このところ、脊髄反射エントリーばかりになってしまっている。この次には、マジメに日の携帯電話業界の大騒ぎについて書くつもりなのだが、なかなか頭の余裕がないので、またまた脊髄反射をひとつ・・ 当地では、サンフランシスコのイケメン市長、ガビン・ニューサムの不倫アルコール依存で毎日大騒ぎだし、日では「産む機械」発言とそのあとの一連の柳沢厚相の話が続き、毎朝新聞とネット見て大笑いで一日が始まり、実にありがたい。 柳沢発言自体はやや揚げ足取りみたいなものだろうけれど、ある程度以上の年代の男性が、根底にああいった思想を持っているだろうことは想像に難くない。まぁ、仕方ないだろう。もう50年とか、そういう思想で生きてきちゃったんだから・・これからを担うもっと若い層の方々は違う考えを持っているだろうから、あまり心配はしていない。 ただ、一言言わせてもらえば、女性というのが生物学的に「産む性」というのが定

    「産む性」について一言・・・ - michikaifu’s diary
  • iPhoneとGSMとコンテンツの話 - michikaifu’s diary

    池田信夫さんの下記の話のからみで、ちょっと一言だけ。今忙しくてきちんと調べている暇がなく、脊髄反射で書いているので、勘違いなどあったらごめんなさい、という前提で読んでほしい。 http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/632c707ad31a5243aef5b3baa6d8c33f まー、日がGSMになるということはありえないのでそれはともかくとして、iPhoneが日市場になかなか出てこないのは、GSMということだけじゃなくて、コンテンツが出てこないから・・・ということもあるんじゃないかとも思うのだけど、違うかな。もちろん、電話機能のないiPodは日で売られているわけだが、アップルの全体の売上げの中で日が占める比率は10%程度のはず。あまり大きなマーケットではない。しかも、私的に見てiPhoneの最大の魅力である「美しい大画面と表現力」を最大に生かせる「

    iPhoneとGSMとコンテンツの話 - michikaifu’s diary
    gaopiko
    gaopiko 2007/01/29
    iPhoneがなくても日本人は困らないが、なんかこれって、やっぱパラダイス鎖国じゃないのかな
  • Google経済圏に万馬券は出るか? - michikaifu’s diary

    GoogleのAdWordsに広告を出している方から聞いた話だが、最近はモノによってはワードあたりの単価がかなり高く、まぁ一応商売が増えてはいるけれど、払っている費用見合いではよくてトントン、場合によっては持ち出し、だそうだ。AdWordsに広告を出して大成功して億万長者になった人って、いるのかなぁ・・・?と彼は首をかしげていた。(ちなみに、大企業広告主は別の話。大企業向けに従来のメディアと同様の広告営業をして、一般人向けAdWordsの料金よりおそらくは大幅に安い単価でやっていると思われる。) 一方、自分のウェブサイトやブログにGoogleAmazonを貼り付けるAdSenseやアフィリエートは滅多に儲からないことがすでに広く知られている。金融商品などではそれなりに儲かるといわれているが、かといってAdSenseで億万長者になった人というのは聞いたことがない。 「小さい単位のお小遣い稼

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  • アメリカ人の育て方3.2 - 次の均衡点 - michikaifu’s diary

    渡辺千賀さんが、私の書いたものとも関連する、いつもながら面白い記事を書いてくださっている。ここに掲げてある、女性の就業率と出生率の相関グラフを見て、またインスパイアされてしまった。 このグラフを、真ん中あたりに横線を引いて二つに分けると、上(出生率が高い国)は、フランスという大例外を除いて、他はだいたい「ロクなものべてない国」ばかりであることがわかる。一方、俗に子沢山だと思われている伝統的カトリックの国、イタリアとスペインは、べ物はおいしいが一番出生率も低い。 またメシの話か、と思わないで、どうかもう少々おつきあいを。 就業率と出生率の相関は、直接の因果関係があるというより、 女性の就業率が高い≒女性の社会的地位が高い →「女が家庭を守るべき」という価値観が弱い≒女性にも子供にも多様性を認める →「あんたもちょっと手伝いなさいよ」と亭主に言いやすい、または亭主が最初からそれが当然だと思

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  • Tech Mom from Silicon Valley - アメリカ人の育て方3 - 親に甘〜いアメリカは高出生率

    このシリーズに関しては、「日はこういうところがダメだ」という書き方はなるべくしない方針でやってきたのだが、いくつか日の特殊出生率1.25について、アメリカと日の比較の話を読んでしまって、つい言いたくなってしまった。 出生率向上は米国にも学んだら: 極東ブログ error 「愛国心」との関連性については全くコメントのしようがないが、「アメリカの子供の数」の話は、生活感覚として、白人の家庭でも一般に子供がいる家が多く、数も多いような感じがする。さて、それはナゼか? 日アメリカしか比べられないが、私的には、「アメリカは親に甘いから」だと思う。 昔、竹内久美子さんという動物学者のが流行したことがある。「身勝手な遺伝子」論で、男と女の話などをスルドく面白く解説していて、一時はまって読んだ。その中の一つに、「イギリスのような、ロクなものべていない国ほど、偉大な科学者を多く出すのはなぜか」

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  • 孤高なるマイノリティ、アジア人、日本人、そしてパラダイス鎖国 - michikaifu’s diary

    昨日、また次なるネタの伏線を張っておいたのだが、その話でうまく上の句となるエントリーを書いてくださった方がおられる。 イチローからは『もっとも遠い』日国民たち : " Moon Blue " とても共感する内容だが、一つ付け加えたい。 昨日のエントリーで、アジア人はアメリカにおいて「独特のマイノリティ」と書いた。ヒスパニック系や黒人と一緒の立場で頑張れるワケではないのだ。 アジア系の現実の壁とイチローのポジショニング - Tech Mom from Silicon Valley 昨年のアメリカの国勢調査結果を数ヶ月前に新聞で読んで驚いた。人種別に見た平均所得で比較すると、アジア人は白人よりも高い。それも確か15%ぐらいだったと思うが、はっきり差が出るほどの違いがあるのだ。 マイノリティといえば、人口比率が少ないだけでなく、社会的に不利な立場に置かれ、そのせいで所得も低いのが相場だ。黒人や

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