インテル株式会社は3月3日、ダイサイズが25平方mm未満のMID(Mobile Internet Device)向けCPU「Atom」を発表した。 Atomはこれまで「Silverthorne」または「Diamondville」のコードネームで呼ばれてきたもので、MIDや低価格PC向けの低消費電力なx86プロセッサー。45nm High-kプロセスで製造され、25平方mm未満のダイに4,700万個のトランジスタを集積し、同社の歴史において最小のx86プロセッサーとなる。 消費電力も過去最低で、TDPは0.6~2.5W。駆動周波数は最大1.80GHz。Core 2 Duoシリーズと命令セットで互換性を持ち、マルチスレッドにも対応する。 また、同社のMID向けプラットフォームを「インテル Centrino Atom プロセッサー・テクノロジー」と定義。これにはAtomプロセッサーに加え、小型の
IntelとAMD、クアッドコアで接近同時多発のアピール合戦 Intelはマネージャー登場、AMDはIntelに「あんなもん」発言 クアッドコアをテーマにIntelとAMDが秋葉原で激しい接近戦でのアピール合戦を演じた。 16日(土)、IntelとAMDのイベントが極めて近い場所でほぼ同時に行われ、それぞれ相手を意識しながら自社のクアッドコアを強くアピールした。 ●ダルマン氏「AMDより先に100万個出荷」 Intelはクアッドコアの販促キャンペーンとして3週末(6日間)連続の「Intel in AKIBA 2007」を実施中で、CAFE SOLARE Linux Cafe秋葉原店(ブロックD2-[e2])を会場に16日(土)に5日目のイベントを行った。最初のステージセッションとしてダイレクトマーケティング部の梶原武志氏がまず登場し、ここでIntel製CPUの歴史やCore 2シリ
●サーバーとクライアントへと分化が進むAMD CPU 2008~2010年の45nmプロセス世代で、AMDは大きなCPUアーキテクチャの改革を実現する。AMDは現在、2~3年を見通した大がかりな技術革新を推進している。見えてきたAMDのCPU戦略は、非常に大胆かつ根本的な改革を含んでいる。その全体像を整理してみよう。 AMDはATI Technologiesを買収したことで、実績のあるGPUコアとその開発陣を手に入れた。その結果、CPUにGPUコアを統合した「Fusion(フュージョン)」プロセッサを2009年に投入する計画で進んでいる。 Fusionプロセッサの目的は、CPUにグラフィックス機能を加えるだけでなく、GPUコアをより汎用的な「ストリームコンピューティング(Stream Computing)」へと適用し、非グラフィックスアプリケーションも高速化することにある。GPUコアという
8月に続いてAMDによるAthlon 64 X2対Core 2 Duo対決デモがドスパラ秋葉原本店で26日(日)に実施された。前回は「円周率を計算したい人はCore 2 Duo」「とうとうIntelさん、イベントまでAMD互換になってしまいました」などの挑発的な発言が飛び出して話題を呼んだが、さて今回は…。 今回のテーマは、4万円台のCPU対決。ハイエンド志向の自作PCユーザーにとっては、8月に行った2万円台のCPU対決というテーマはやや期待はずれの面もあったが、今回はライバルとして現在突出した売れ筋となっているCore 2 Duo E6600を起用し、AMDはAthlon 64 X2 5000+で対決するという、自作PCユーザーにとってはもっとも購買意欲を左右される“ど真ん中”の対戦カードに。 もっとも、今回のAMDは解説コメントがかなりおとなしめ。のっけから「Core 2 Duo
■後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ Celeronは40ドルへ、100ドル以上はデュアルコアへ ~IntelデスクトップCPUロードマップ考察 ●デュアルコアが全デスクトップCPUの75%に 「Core Microarchitecture(Core MA)」の新CPUファミリをアグレッシブに展開することをIntel Developer Forum(IDF)で宣言したIntel。現在のIntelのデスクトップCPUロードマップを整理すると下のようになる。IntelデスクトップCPUロードマップのメッセージは明瞭だ。簡単に要約すると「100ドルから上のCPUはデュアルコアへ、さよなら3GHz」となる。 ロードマップ上では、来年(2007年)は「Core Microarchitecture(Core MA)」の浸食の年となる。「Core 2 Duo(Conroe:コンロー)」から派生したCP
5日午前0時、東京・秋葉原で「Core 2 Duo」の販売が解禁となった。今回発売されたのは、デスクトップ向けの「E6700」「E6600」「E6400」「E6300」の4モデル。CPUでこれほど大規模な深夜販売は秋葉原でも珍しいとされていたが、期待の大きい製品であるとともに、時差の関係で世界に先駆けての発売となったためか、多くの人々が秋葉原を訪れ、街は熱気につつまれた。 数百人が押し寄せた中央通りのTSUKUMO eX.前 中央通りを少し入ったおなじみのPCパーツショップ密集エリア。こちらもかなりの人が集まっていた Core 2 Duoは、高い性能と省電力を謳うCore マイクロアーキテクチャに基づき設計されたインテルの新型デュアルコアCPU。「Core 2は13年前の1993年に登場した初代Pentium以来の革新」とアピールするなど、同社が特に力を入れる製品だ。製品名から、ながらく
既に簡単なPreviewをお届けしたが、Core 2 Duo / Core 2 Extremeが7月27日に正式発表されたことだし、改めて内部アーキテクチャや性能を評価してみたいと思う。 Core 2 Extremeと4種類のCore2 Duo 7月27日に正式発表されたのは、表1に示す10製品である。デスクトップ向けはハイエンドにあたるX6800のみがCore 2 Extremeで、それ以外は全てCore 2 Duoブランド。モバイル向けは全てがCore 2 Duoとなっている。共通仕様としては EIST(Enhanced Intel Speedstep Technology)搭載 EM64T(インテル 64)搭載 XDbit Option搭載 ダイサイズ 143平方mm 総トランジスタ数 2億9100万個 というあたりで、つまりメモリが2MBの製品は、単に4MBキャッシュの半分を殺
■多和田新也のニューアイテム診断室■ 「Core 2 Extreme X6800」&「Core 2 Duo E6700」 ベンチマーク速報 Intelが7月中にも正式発表するといわれている、デスクトップ向けの新CPU「Core 2」シリーズ。NetBurstに変わるCoreマイクロアーキテクチャを採用することで注目を集めている本製品のベンチマークを測定する機会を得たので、その結果をお届けしたい。 ●評価キットで見るCore 2シリーズ これまで3月のIDF、6月のハンズオンセッションと、ConroeことCore 2シリーズの情報は少しずつ公開されてきた。今回は、製品ラインナップと主な仕様が公開されており、それらをまとめたのが表1である。ラインナップの拡充を進めたPentium 4、Pentium D等に比べると、ずいぶんと絞られた印象を受けるラインナップだ。 また、これまでのPentium
■後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ コプロセッサの時代を開く、AMDの「Torrenza」イニシアチブ ●コプロセッサに重点を置くAMDの新戦略 AMDは、包括的なコプロセッサイニシアチブ「Torrenza(トレンザ)」を推進しようとしている。 Torrenzaのポイントは4つ。(1)新しいアプリケーションに特化したアクセラレータ(=コプロセッサ)の導入で、消費電力を抑えながら特定分野のパフォーマンスを劇的に上げる。(2)コプロセッサを密接に統合するためのインターフェイスとして「Coherent HyperTransport」をライセンスすることで、サードパーティがコプロセッサを容易に開発できるようにする。(3)拡張カードからAMD CPUソケット向けパッケージ、AMD CPUへの統合まで、さまざまなレベルでAMDプラットフォームにコプロセッサを統合できるようにする。(4)コプロセッサ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く