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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (295)

  • 過密国家に地下活用の大構想

    都市国家シンガポールで、地下空間の活用について議論が高まっている。国土の狭いシンガポールで、現在540万の人口が30年には690万に膨れ上がる可能性があるからだ。 「690万人だろうと何百万人だろうと、この国にはいつもスペースの問題がついて回る」と、南洋理工大学の地下空間の専門家チャオ・ツィーイエは言う。「地下空間の活用はシンガポールにとって大きな選択肢だ」 地下活用の議論が始まったのは4年ほど前だが、メディアが大きく取り上げるようになったのはごく最近だ。この壮大な構想を唱えているコー国家開発相は、地下空間が活用されているカナダや日の例をよく持ち出している。 だがシンガポールの地下には、既に全長約12キロの高速道路と80キロの鉄道路線が走っている。そこへ、ショッピングモールや広場、歩道、自転車専用道路までが加わる。約40年分のゴミを収容できる処理場や原油の貯蔵施設まで建設する計画もある。

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    gauqui 2013/10/10
  • オバマケア憎しで米政府閉鎖

    アメリカ連邦議会では先週から今週にかけ、2014会計年度(13年10月〜14年9月)の暫定予算案をめぐる議論と非難の応酬が続いていた。だが30日までに与野党の溝が埋まることはなく、10月1日に政府機関が一部閉鎖される事態となってしまった。 議論の争点は、バラク・オバマ大統領が進めてきた医療保険改革(オバマケア)だ。29日にはオバマケアの1年延期を盛り込んだ予算案を共和党が多数を占める下院が可決したが、民主党が多数を占める上院はこれを否決。共和党議員で下院議長のジョン・ベイナーは「あっけにとられるほど傲慢」と非難した。 争いはそれ以前から繰り返されていた。下院がオバマケア関連予算を除外した予算案を可決すれば、上院は27日にこれを否決してオバマケア予算を復活させる予算案を可決。29日に下院を通過したオバマケアの1年延期という予算案について上院は、最初から拒否する姿勢を明らかにしていた。 結局は

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    gauqui 2013/10/01
  • 2016年大統領選で「ヒラリー大統領」は誕生するか?

    今はまだ2013年で、前回の大統領選が終わって1年も経っていません。次回の選挙は2016年11月で、まだ丸々3年以上の時間があります。その前に2014年の中間選挙を経ないと、格的な2016年への「政治の季節」は始まらないとも言えます。 ですが、そうは言っても政治の世界では3年というのはアッという間です。その「3年後」へ向けての政局談義をするならば、今現在の「話題の中心」はやはりヒラリー・クリントンでしょう。「次はヒラリー」という漠然とした待望論は、民主党支持者の間には強いからです。 例えば、予備選序盤のカギを握るニューハンプシャー州では、既に何度も「次回大統領選の候補」に関する世論調査が行われています。その調査では、民主党の候補の中でのヒラリーの支持率は圧倒的であり、コンスタントに60%前後を維持しています。ちなみに、2位以下はバイデン現副大統領、エリザベス・ウォーレン上院議員(マサチュ

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    gauqui 2013/09/24
  • 優柔不断オバマ、もう1つの罪

    必需品? アサド派に攻撃を仕掛ける前にガスマスクを装着する自由シリア軍の兵士(9月4日) Ammar Abdullah-Reuters 内戦が続くシリアで先月21日、政府軍によって化学兵器が使用された疑惑が高まっている。 そんななか、反体制派が1年以上前からガスマスクなど化学兵器の防護用具の供給を要請していたにもかかわらず、オバマ米政権が拒絶していたことが誌の取材で明らかになった。 今回攻撃を受けた地域は、ガスマスクや神経ガスの解毒剤が決定的に不足しており、市民や反政府勢力は日用品で一時しのぎのマスクを作っている。今後も化学兵器が使用される可能性はあり、反体制派の支配地域では焦りが広がっている。 その焦りは、オバマ政権に対する怒りといら立ちにもつながっている。「3カ月ほど前、政府側が反体制派の拠点ホムスで化学兵器を使用する可能性があるという情報をつかんだ」と、反体制派・ホムス革命評議会の

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    gauqui 2013/09/12
  • 不景気が殺すイタリア不倫文化

    喪失感 愛人のいないローマは、イタリア人には何か物足りない Tim Macpherson-Stone+/Getty Images イタリア人男性にとって、夏は至福の時だった。家族をバカンスに送り出し、自分は仕事があるからとローマに残る。「仕事」とは、嘘をつく必要もなく不倫を楽しむことだ。 カフェやレストランの従業員は、常連客が愛人といても知らないふりをする。イタリアの格言に、こんなものがある。「8月の真っただ中、よ、私は君を知らないふりをする」 だが、もうそんな時代ではなくなった。ヨーロッパの経済危機がイタリアの文化を大きく変えている。は家計を助けるため働きだし、夏もバカンスに行かない。愛人との情事の後の豪華なコース料理など、夢のまた夢。近頃はテイクアウトのピザが主流だ。 「その昔、カップルのお客様がみんな愛人同士で、ご夫婦は1組もいないということがあった」と、ローマのボルゲーゼ公園を

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    gauqui 2013/09/11
  • 「建築のジェノサイド」に気付かない日本

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔9月3日号掲載〕 鎌倉を世界文化遺産に登録しないように──ユネスコ(国連教育科学文化機関)の諮問機関イコモス(国際記念物遺跡会議)がそう勧告したことを受け、松尾崇・鎌倉市長と黒岩祐治・神奈川県知事は会見で無念さをにじませた。 鎌倉市当局は中世の都市としての「物的証拠が不十分」と指摘されたことを認め、私にこう説明した。人類の遺産として保護する価値があると世界に認めてほしいのは、鎌倉を取り囲む山々とその麓に点在する寺院や遺跡だ。そこに日独自のサムライ文化があると自分たちは考えているが、イコモスにはその意図が十分伝わらず、「武家の古都」とする根拠が不十分だと判断された、と。 黒岩知事は今回の勧告に「目の前が真っ暗になるような衝撃を受けた」と語った。こんな妥当な判断に衝撃を受けているようでは、知事の体が心配になる。そもそも県の誇る珠玉・鎌倉がじわじわ破壊さ

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    gauqui 2013/09/11
  • 囚人はなぜ簡単に自殺できるのか

    米オハイオ州の女性監禁事件の犯人が首を吊った。厳格な監視下にあるはずの刑務所で囚人の自殺が多いのはなぜか 米オハイオ州で約10年にわたり女性3人を監禁していた凶悪犯アリエル・カストロ(53)が3日夜、刑務所内で首を吊って自殺した。終身刑と禁錮1000年の有罪判決を受けて収監されたのは、わずか1カ月前のことだ。 カストロは保護拘置下に置かれ、30分ごとに看守が見回りにきていた。にも関わらず、誰にも気付かれずに自殺を遂げた。「保護拘置下にありながら、どうやって首吊り自殺を図ることができたのか」──今回の一件に限らず、刑務所の管理体制としてよく指摘される問題だ。看守たちは受刑者の自殺を阻止しようと対策に苦心しているが、いまだ有効な手だてが見つかっていない。 米司法統計局が最近発表した刑務所内の死亡率に関するデータによれば、2000年から2011年における地方の刑務所での死亡原因は自殺が突出して多

  • 3カ国「同時」脱獄はアルカイダ復活の前触れ?

    陰謀論者が盛り上がりそうな話だ。陰謀とまでは言えないまでも、偶然とも言い切れない。同じようなことが2度ならず3度起きたとなれば、何らかの意図を感じざるをえない。 この1週間ほど、イラク、リビア、そしてパキスタンで、立て続けに大がかりな刑務所襲撃と脱獄事件が起きたのは、果たして偶然なのか。 3つの事件が関連していると示す証拠はない。だがいずれの国でも、逃げ出した中には武装勢力のリーダーたちが含まれていた。専門家たちは一連の事件は偶然ではないと警鐘を鳴らしており、アルカイダの「世界規模の復活」の前兆と見る向きまである。元情報アナリストのジョシュア・ファウストは次のように指摘する。 アルカイダは、こうしたことが起きると以前から予告していた。昨年の夏、イラクのアルカイダのリーダーであるアブ・バクル・アル・バグダディはオンライン上の声明で、かつて米軍に一掃された彼の武装組織の拠点は再建されつつあると

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    gauqui 2013/07/31
  • もう中国で一番有名じゃない加藤君への最後の手紙

    今週のコラムニスト:李小牧 〔7月16日号掲載〕 大切な友人である加藤嘉一君へ──。 君が北京大学の留学生として単身中国に渡ったのは、03年のことでした。その後コラムニストとして活躍。「中国で一番有名な日人」と呼ばれるほどになったのに、昨年の今頃突然南京大虐殺の真相を疑問視する発言をして中国で猛反発を受け、まるで追われるようにアメリカのハーバード大学に移った──この10年はまさに、中国語で言う「坐過山車(ツォクオシャンチョー)」、山あり谷ありでしたね。 おっと、加藤君にとって一番の大事件を忘れていました。昨年の秋、日の週刊誌が「東大合格」 という経歴詐称を追及すると、君はようやく事実を認め、日中国の読者に謝罪しました。 風の便りで聞いたところでは、君はこの6月でハーバードでの勉強を終えて、新たな人生の一歩を踏み出すそうですね。その拠点がアメリカなのか日なのか、あるいはわが祖国の中

    もう中国で一番有名じゃない加藤君への最後の手紙
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    gauqui 2013/07/22
  • YouTubeでばれたタイ僧侶の贅沢三昧

    はなし、ビールもセックスもなし。凡人には考えられないだろうが、僧侶ならそれが当たり前。でも中には、一般庶民が夢にも思わないほどの贅沢を味わっている者もいるらしい。 敬虔な仏教国タイで、あるYouTubeの映像が波紋を広げている。映っているのはオレンジ色の袈裟をまとった3人の僧侶。しゃれたプライベートジェットに乗り、派手なサングラスにイヤホン姿。革張りの座席には、ルイ・ヴィトンのバッグが置かれている。 禁欲に徹すべきとされるタイの僧侶の問題行動が報じられるのは初めてではない。薬物摂取や買春をしたり、高級外車に乗る姿がたびたび新聞をにぎわす。それでも、こんな贅沢な様子がビデオで撮られたのは珍しい。 タイではたいていの男性が一度は出家するが、2週間ほどで還俗するのが普通だ。大多数の人は出家の間、喫煙やゲームといった俗世の習慣を断てない。戒律が求めるような敬虔さを持ち続けるのは難しくなっている

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    gauqui 2013/07/08
    「仏陀が生きていた頃はスマートフォンも車もカメラもなかった。だからルールはずっと簡単だった」
  • 韓国で悪質な性犯罪者は「去勢」に

    強姦などの発生件数が増加傾向にあり、陰惨な性犯罪が報じられることも多い韓国。先週、性犯罪関連6法の改正法が施行され、そこで性犯罪の厳罰化が明確にされた。 特に目を引くのは「親告罪」規定の撤廃だ。日と同じく韓国では、性犯罪は被害者の告訴なしに起訴できない親告罪が適用されていた。そのため、被害者が加害者に脅されて告訴取り消しや示談に持ち込まれる例が問題視されていた。今後は、家族や友人が代わりに告発できる。 成人男性が強姦の被害者として認められたことも画期的。強姦罪の対象は「婦女」とされていたのが、「人」に修正された。 アルコールや薬物の摂取による心神耗弱を理由に、量刑を軽減する規定もなくなった。児童や未成年を対象にした買春への刑罰も強化された。 これに先立ち3月には、性犯罪者の「化学的去勢」をめぐる法改正があった。16歳未満を相手に性犯罪を行い、再犯の恐れがある者への薬物治療で、昨年初めて執

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    gauqui 2013/07/04
  • 「アメリカを売った男」の新たな一撃

    G8のタイミングに合わせて首脳会談での盗聴の実態を暴露する一方、一般市民からの公開質問にも答えるスノーデンの戦い 米国家安全保障局(NSA)がネット上の膨大な個人情報を収集していたと告発した同局の元契約職員エドワード・スノーデンが、新たな波紋を呼び起こしている。 英国・北アイルランドでG8サミット(主要国首脳会議)が始まる前日の16日、英紙ガーディアンの電子版はスノーデンから入手した新情報を暴露。これによれば、09年にロンドンで20カ国・地域(G20)首脳会議が開かれた際、イギリス政府が出席者の電話や電子メールを傍受していたという。 イギリス政府が沈黙を守るなか、翌17日にはぎくしゃくしたムードでG8がスタート。同日、スノーデンはさらなる動きに出た。同じくガーディアンの電子版上で、一般市民からの質問に答える場を設けたのだ。 質問は同紙のサイト上やツイッターで公募。その中から選ばれた十数個の

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    gauqui 2013/06/19
    「米政府は私を投獄したり殺害しても、この一件を隠蔽することはできない」「この国は命をかけるだけの価値がある」
  • 「国家戦略特区」構想で日米の株が暴落した理由

    6月5日に「内外情勢調査会」で行った講演で安倍首相は「成長戦略第3弾」を発表しました。ちなみに、既に発表された「第1弾」では「先端医療技術開発」に加えて、評判の悪い「3年育休」、第2弾は「農地集積で農業の競争力アップ」であるとか「クールジャパンのコンテンツ輸出促進」といった内容のものでした。 この第1弾と第2弾の内容は、規模的にも小さく、また説得力に乏しかったことから、今回の第3弾が期待されたわけです。ですが、結果的に東京市場はこの内容に対する失望売りとなり、時差の関係で後になったNY市場でも「アベノミクスへの失望と世界経済への悪影響」という材料から売りの口実にされてしまいました。 ロイターのリチャード・ハバード氏のコラムでは「成長目標だけが示されて、実行計画の中身がゼロ」。デジタルメディア「クォーツ」のマックスウェル・ワッツ氏は成長戦略の内容は「ひたすら退屈」。ヤフー金融面のビデオ、ダニ

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    gauqui 2013/06/06
  • 北京が痴漢対策でミニスカ禁止令

    これもNG? 盗撮対策にもバッグや新聞で隠すなど自衛をアドバイス Barry Huang-Reuters 暑くても我慢しなさい! 電車内で痴漢に遭いたくなければ、「ミニスカートやホットパンツ」は避けるように──北京市公安局は人々が薄着になる夏を前に痴漢対策ガイドラインを発表した。 さらに、盗撮されないようにバスの2階席には座らないこと。「体をバッグや雑誌、新聞で覆って身を守ること」と、当局のアドバイスは続く。 北京では08年の夏季オリンピックを機に地下鉄網が整備された。最近は人口増加もあって地下鉄やバスが混雑し、痴漢被害を訴える女性が増えている。 では痴漢された場合はどうするか? ガイドラインは、バスが徐行運転あるいは停止したときを狙って、痴漢を突き飛ばしなさいと助言する。 当局は、痴漢行為については被害女性自身で対処してほしいというスタンスだ。痴漢犯罪を裁判に持ち込むのは難しいからだと主

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    gauqui 2013/06/06
    oh…
  • オバマ、男性の同性愛は「男らしい」の真意

    ジョージア州アトランタにあるモアハウス大学は、南北戦争の終結直後に黒人のリーダーを輩出する目的で創立された名門男子校。バラク・オバマ大統領が5月19日にこの大学の卒業式でスピーチすると、全米メディアはオバマの言葉を次のように報じた。 「男がどうあるべきかについて、手であり続けて下さい。にとって最高の夫に、パートナーにとって最高のボーイフレンドに、あるいは子供たちにとって最高の父親になって下さい」 だが実は、これはメディア向けに事前に配布されたスピーチ原稿の文章。実際にオバマが語った言葉は、原稿とは微妙に違う。 「あなたの、あるいはボーイフレンド、またはパートナーにとって最高の夫になって下さい」 表現上の些細な違い? そんなことはない。2つの文の意味は大違いで、スピーチ全体のもつ重要性もまったく異なる。 「パートナーにとって最高のボーイフレンドに」という配布原稿の文章は、男女の恋人同士

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    gauqui 2013/05/21
  • 安倍首相、中東「原発売り込み」外交の成果は

    今月始め、安倍首相はサウディアラビア、UAE、トルコを歴訪した。首相の中東訪問は、安倍氏が最初に首相となった時以来の、6年ぶりだ。民主党時代には、外務大臣クラスの歴訪だけだったので、久々の首相外交になる。 今回ほど経済外交の色彩がはっきりしているのは、珍しい。二年前には韓国の李明博大統領(当時)が、大量のビジネスマンを引き連れて湾岸産油国からトルコなど各国を訪れ、建設事業から韓流ドラマまで、大々的な韓国製品の売り込みを行った。そのとき巻き返せなかった憤が、ここに噴出したのかもしれない。 日製品、企業は中東で圧倒的な知名度と信頼を維持しているので、日の対中東経済外交の復活は、現地の人々も歓迎するところだろう。遅ればせながら戦後復興ビジネスに参入が活発化しているイラクからは、「ようやく日が戻ってきた」と、期待を寄せる声が聞こえてくる。 だが、経済外交の目玉が原発というのは、なんともしっ

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    gauqui 2013/05/17
  • 3Dプリンターは銃社会をどう変えるか

    銃規制に風穴? 自ら3Dプリンターで作った銃を撃つウィルソン Screenshot / YouTube 先週、アメリカの大学生コディー・ウィルソンが、世界で初めてとされる「3Dプリンターで作った銃の使用」に成功した。 ウィルソンが「リベレーター(解放者)」と名付けたこのプラスチック銃は、銃規制に風穴を開けかねない技術として、銃支持派と反対派の双方に論争を巻き起こしている。ウィルソンが立ち上げたNPO法人ディフェンス・ディストリビューテッドのウェブサイトでは、この銃の製造方法が掲載されていて誰でもダウンロードできる。つまり、家にいながら銃を「プリントアウト」することができるのだ。 警察官など治安を守る側にとってやっかいなのは、プラスチック銃は金属探知機に反応しないこと。セキュリティーが厳しい建物への持ち込みも考えられる。 ただ実際は、銃全体が3Dプリンターで作られているわけではない、とウィル

  • 「戦時態勢」に入った北朝鮮の本気度

    3月11日から米韓両軍の合同軍事演習「キー・リゾルブ」が始まったことで、北朝鮮韓国の間で緊張が高まっている。既に北朝鮮韓国政府との直通電話を遮断し、今回の演習は北に侵攻する予行演習だと非難。朝鮮戦争の休戦協定を白紙化し、韓国とのホットラインも遮断するなどして、「戦時態勢にある」と表明した。 もっとも、こうした演習はこれまでも毎年行われてきた。米韓政府によれば、今年は米軍から3000人以上、韓国軍からは1万人が参加するという。「今年のは特に重要だ。韓国軍の合同統合参謀部が主導する初めての演習だからだ」と、ジェームズ・サーマン韓米連合軍司令官は語った。「2015年12月には『有事作戦統制権』が在韓米軍から韓国軍へ移譲される予定だ。それに向けた大きな一歩にもなる」 朝鮮半島では、他の軍事演習も並行して行われている。3月1日からは野外機動訓練「フォール・イーグル」がスタート(4月末まで)。参

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    gauqui 2013/03/12
  • アラブ版「ええじゃないか」踊り | 酒井啓子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    先月頃から、世界中で「ハーレム・シェイク」という曲が、爆発的に流行っている。音楽としてというより、わずか30秒の曲に合わせて好き勝手に踊る姿を録画した動画が、You Tube上で流行っているというべきか。最初は一人が、ゆる〜く体を動かしているのだが、後半15秒は大勢が意味なく激しく踊る。動き方、踊り方は、全く自由。 世界中で、というだけあって、中東でも大ヒットしている。欧米発信の動画の多くではかなりセクシーな映像が溢れているが、イスラーム圏ではさすがに露出の多いものはあまりない。だが、男女ともに奇抜な恰好をし、時にはいやらしく腰をフリフリする姿もあって、一般的なイスラームのイメージを持ってみると、結構ドキっとさせられる。 そのハーレム・シェイクに宗教保守派が眉を顰めているのが、エジプトやチュニジアだ。チュニジアでは、二月末、外国語学校を舞台に学生たちがハーレム・シェイクのビデオクリップを録

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    gauqui 2013/03/09
  • 在宅勤務は権利かさぼりかでヤフー内紛

    反発も何のその 会社で仕事をするのがいやなら辞めろと母親たちに命じたメイヤー Pascal Lauener-Reuters マリッサ・メイヤーが経営難に苦しむヤフーのCEO(最高経営責任者)に就任したのは昨年7月のこと。このときすでに10月の出産予定を公表していたメイヤーだが、就任にあたって自分のオフィスに託児所を作っていたことが最近になって明らかにされた。 費用は彼女が自腹で払ったという。だが問題は、この事実が報じられる直前、彼女が社員の在宅勤務を禁じる通達を出して社内で大きな反発を招いていたということだ。 37歳のメイヤーは、彼女が「ヤフーズ」と呼ぶ社員に向けた通達の中で、仕事はオフィスで行わなければならず、それが「できない」または「したくない」なら会社を辞めるべきだとした。 グーグルの元副社長で、ヤフーでは5年間で1億1700万ドルを受け取る予定の彼女だが、こうしたダブルスタンダード

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    gauqui 2013/02/27