(CNN) インドネシアで配偶者以外の相手と性的関係を持つことを禁じた刑法の改正案が成立する見通しとなり、実質的に同性関係を否定するものだとして人権団体などが批判を強めている。 改正案は議会下院の法務委員会で18日に承認され、24日に行われる本会議の採決を経て成立する見通し。準備期間を経て約2年後に施行される。 これに対して人権団体は、女性や少数宗教、LGBTに対する差別を助長するとして強く反発。改正案には大統領を侮辱した者に対する罰則も盛り込まれたことから、言論の自由や結社の自由が脅かされると批判している。 改正案では婚外関係に対して1年以下の禁錮を規定、近親者が警察に被害届を出せば、カップルが訴追される可能性がある。 人権団体によると、条項の中に同性関係に言及した具体的な文言はないものの、実質的に同性関係は全て犯罪と見なされる。さらに、「わいせつ行為」を禁じる規定がLGBTに対して適用
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