宮城県沖で7日深夜に起きたマグニチュード(M)7.4の地震は、東日本大震災で最大級の余震となった。揺れの大きさが震度6強と余震で最大となったのは、これまでの余震と比べて震源が陸寄りだったためだ。本震の約1カ月後に起きた大規模な余震は、M9・0を記録した本震のエネルギーがいかに巨大だったかを物語っている。 巨大地震の余震活動は、岩手県沖から茨城県沖の広い範囲で継続しており、7日朝までにM7以上は3回、M6以上は66回、M5以上は394回を記録した。 M5以上の余震数でみると、これまで最も多かった北海道東方沖地震(平成6年)の4倍近くに達した。阪神大震災など他の大地震と比べても、規模の大きな余震が非常に多い。 今回の余震は本震直後のM7.7、M7.5に次ぐ3番目の規模で、場所は従来の震源域で発生しており、特殊なものではないが死者や多数のけが人が出ており、依然として警戒が必要だ。 今回の