宮城県気仙沼市で陸上自衛隊に「約186時間ぶりに救出された」とみられていた男性は、被災後にいったん家族と避難所に退避したが、その後、何らかの事情で自宅に戻った可能性が高いことが19日、分かった。 男性の両親によると、男性は地震当日から家族とともに避難所で過ごし、18日昼ごろ「自宅を片付けに行く」と言って外出し、戻っていなかったという。 男性は陸自西部方面隊第4師団の隊員が19日午前9時ごろ、1階が津波で流されて半壊状態の住宅の2階部分で、毛布にくるまっているところを発見し、救出された。被災したままの状態なら「186時間ぶりの救出」だった。 【関連記事】 ・岩手・陸前高田で初の仮設住宅着工 ・92時間ぶり救出の75歳女性「うれしかった」 ・孫のアルバム胸に抱え…遺体で見つかった79歳 ・日米史上最大態勢 自衛隊の物資輸送本格化 ・東日本大震災 再会への希望託す「命のメッセー