平成29年度より戸開走行保護装置の設置状況を調査しています。令和4年度に定期検査報告が行われた約76万台のうち、35%にあたる約26万台のエレベーターで戸開走行保護装置が設置されていました。 エレベーターの戸が開いたままかごが昇降し、利用者が乗場の戸の枠とかごの間に挟まれる事故を防ぐため、 新設されるエレベーターには、戸開走行保護装置の設置が義務づけられています。 一方、義務づけされた平成21年9月28日より前に設置されたエレベーターは、全面的な撤去・新設を行う までは戸開走行保護装置の設置義務はありません。既設エレベーターの安全性確保のため、改修への支援や建物 の所有者・管理者向けのリーフレット(別添1)等により設置を促進するとともに、定期的に設置状況の調査を 行っているところです。