ふくおかフィナンシャルグループ(FG)は傘下のデジタル専業銀行「みんなの銀行」の撤退を検討する。マーケティングにかかる営業経費やシステム費用がかさみ赤字体質から抜け出せないためだ。2027年度の黒字転換が見通せない場合、24年度内にも撤退や事業転換を判断する。五島久社長(福岡銀行頭取)が28日開いたアナリスト向け説明会で明らかにした。みんなの銀行は21年5月に開業したデジタル銀行で、24年3月
2日の東京株式市場であおぞら銀行の株価が大幅続落し、3年ぶりの安値で取引を終えた。今期(2024年3月期)の連結業績見通しで15年ぶりに最終赤字に転落すると1日に発表し、売りが止まらなかった。アナリストからは業績や配当の先行きに懸念の声が上がる一方、他行への影響は限定的との見方が広がっている。 2日のあおぞら銀株は一時前日比19%安の2080円と、21年2月以来の安値を付けた。終値は16%安の2150円。赤字転落を受けた1日の取引ではストップ安(値幅制限いっぱいの下落)で終了し、米国預託証券(ADR)価格も26%安とブルームバーグのデータでさかのぼることができる12年以降で最大の下落率となっていた。同社の時価総額は年初来で約3割減少している。 あおぞら銀は1日、米国オフィス向けの不動産融資で損失に備える追加の引当金計上などを行うため、今期の純損益が一転して280億円の赤字に陥る見通しだと発
その前日、スイス国立銀行(中央銀行、SNB)が500億フラン(約7兆1千億円)の流動性供給策を発表したが、貸し手の間に広がった信用危機を食い止めることはできなかった。筆頭株主であるサウジ・ナショナル・バンクのアンマル・フダリ総裁が追加出資の可能性を問われ「絶対にない」と答えた発言が広がると、CS株は暴落した。 1日で420億ドルの預金が流出した米シリコンバレー銀行を米規制当局が管理下に収めたのを機に、世界市場には不安が広がったが、同じことがCSの身にも降りかかっていた。昨年10月、破綻の危機に陥っているという噂がソーシャルメディア上で拡散され、富裕層の預かり資産が1日100億フラン以上流出。総額1110億フランを失った。 「最大の投資家が『私はもう1セントも出さない』と断言したのは、強烈な不信任投票だった。彼が何も言わなかったら、我々は別の状況にあったかもしれないと言っていい」。あるCS経
persönlich.com:3月19~20日、スイスはセンセーショナルな週末を過ごしました。ベテランの経済ジャーナリストとして、どう週末を過ごしていましたか? マルク・ディットリ:この数日、2007~08年の世界金融危機を思い出しました。私は当時、ニューヨークで特派員をしていました。市場の緊迫感やパニックの様相など、信じられないほど当時と類似点があります。 persönlich.com:CSが失墜するともっと前から予見すべきだったのでしょうか? ディットリ:世界の金融市場には過去数週間、大きな負荷がかかっていました。米シリコンバレー銀行が破綻した3月10日以降はそれが加速しました。CSは既に何カ月もの間、銀行業界の汚点とされていました。それを考えれば、CSへの負荷が増したのは当然のことです。13日の週はどうしようもない速さで事が進みました。 persönlich.com:19日夜、連邦内
そして、今回の事件はスタートアップ企業や金融システムにどのような影響を与えるのだろう? 現在、テック・金融業界の双方で大きなニュースとなっているのが、シリコンバレー銀行の経営破綻だ。SVB(シリコンバレー銀行)は、知られているように、スタートアップ企業(「スタートアップ」とは認知度がまだ高くないテック企業)に多額の資金を融資し、スタートアップ企業や他のテック企業に様々な金融サービスを提供していた銀行だ。ここに良いまとめ記事がある。 「何が生じたか」と過去形を使ったのは、木曜日(つまり昨日)、多くの人が、SVBから預金を引き出したからだ。SVBは、お金の返却を求める人たち全員に支払うだけの現金を保有していなかったため、経営破綻することになった。銀行の経営破綻の予防と救済を行っている政府機関FDIC(連邦預金保険公社)は、SVBを管理下に置いた。 これは何を意味しているのだろう? まず、SVB
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市場はクレディ・スイスの資本不足を強く懸念 スイス国立銀行(中央銀行)とスイス金融監督局は15日、金融大手のクレディ・スイスに対して「必要があれば流動性を供給する」との共同声明を発表した(コラム「スイス中銀がクレディ・スイスに流動性供給の準備と表明:米国から欧州に飛び火する銀行不安:本丸は欧州か」、2023年3月16日)。これを受けてクレディ・スイスは16日、カバードローン・ファシリティと短期流動性ファシリティの下で、スイス中銀から最大500億スイス・フラン(約7兆1,500億円)を借り入れる計画を発表した。 現在、同行は金融市場の厳しい評価に晒されている。ブルームバーグによると、15日午前の時点で、クレディ・スイスのAT1債(「その他Tier1資本」を満たすための債券)は、額面を80%程度下回った。これは通常、ディストレス債(経営破綻に直面した企業の社債)とみなされる価格水準だ。AT1債
【ロンドン=大西康平、パリ=北松円香】15日の欧州株式市場でスイスの金融大手クレディ・スイス・グループの株価が急落した。同日、筆頭株主のサウジ・ナショナル・バンクが追加投資をしないと伝わったほか、フィナンシャル・タイムズ(FT)が関係者の話として、クレディがスイス国立銀行(中銀)に支援を表明するよう求めたと報じた。経営不安が強まっている。FTによると、クレディは自行の財務状況についてスイス中銀
ここベイエリアにはSilicon Valley Bank (SVB)という銀行がある。地方銀行ではあるが、全米16位で20兆円の顧客資産を預かっているというから相当の規模である。この銀行が、今朝突然死んだ。日本の人にとっては遠くの世界の出来事だと思うが、シリコンバレーのテック・スタートアップには大激震であるので、その様子を一人のスタートアップ創業者としてお伝えしたい。 第一報が来たのは木曜日の午後2時である。うちの筆頭投資家の一人から、SVBがやばいらしいから六ヶ月分の運転資金はどこかに動かしたほうがいいかも、という短いメールが来た。ニュースを見てみると、株式市場が閉まった後でSVBが売られまくって大変な事になっていた。幸い、うちは半年くらい前に別な銀行に乗り換えたので、特に影響はない。そのようにメールを返した。それに、この時はそこまでは心配していなかった。仮に、SVBにキャッシュが全部あ
三菱UFJフィナンシャル・グループは20日、三菱UFJ銀行の店舗数を2023年度末に300程度にする計画を明らかにした。17年度末の515と比べて40%減となる。スマートフォンアプリの機能を充実させてインターネットバンキングの利用者を増やし、運営経費のかかる店舗を段階的に減らす。 当初の計画では20%減としていたが、1年前には35%減に修正していた。低金利の長期化による国内業務の収益力低下や来店者数の減少などを踏まえ、削減幅をさらに拡大することで経費削減を徹底する。 窓口でさまざまな取引を扱う「フルバンク」と呼ぶ従来型の店舗は、3分の1の約170にする。
三菱UFJ銀行は5月1日、セブン銀行ATM、イーネットATM、ファミリーマートに設置しているゆうちょ銀行ATMの利用手数料を改定した。 セブン銀行ATMの引き出し、預け入れ、振り込み手数料は、平日の日中(8時45分~18時)が110円から220円に2倍に、それ以外の時間と土・日・祝日・12月31日~1月3日は220円から330円になる。なお、毎月25日と月末日の日中の手数料は、110円から無料に、同日のそれ以外の時間は110円になる。 イーネットATMは、平日の日中は110円から198円に、それ以外の時間と土・日・祝日・12月31日~1月3日は220円から308円になる。毎月25日と月末日の料金はセブン銀行ATMと同じ。 ファミリーマートに設置しているゆうちょ銀行ATMでは、平日と土曜日の日中は110円から198円に、それ以外の時間と土・日・祝日・12月31日~1月3日は220円から308
新型コロナウイルス感染症を踏まえた金融機関の対応事例を金融庁が公表しています。 金融機関のコロナ対応取組みのうち、他の金融機関の参考となる事例について、金融庁が随時取りまとめ・公表しているものです。 この対応事例は銀行員のみならず、債務者(事業者・個人)にとって参考となる内容が含まれていますので、ご紹介します。 貸付条件の変更等の状況 具体的な対応 所見 貸付条件の変更等の状況 まず、貸付条件の変更に関する状況です。 (出所 金融庁/貸付条件の変更等の状況について (令和2年3月10日から令和2年3月末までの実績)) 金融庁は、返済猶予などの条件変更に柔軟に対応するように銀行に要請しています。そして、金融機関の貸出条件変更の実施状況を毎月報告させています。 上表は債務者が中小企業もしくは個人(住宅ローン)についての状況です。 債務者が中小企業である場合、銀行が条件変更(返済猶予等)、すなわ
銀行の業況が厳しい状況が続いています。 マイナス金利政策が導入され、貸出金利のみならず国債等の債券も利回りが低下しており、特に地方銀行は利益を確保するのに苦しんでいます。本業が赤字の銀行も多いとされています。 上記のような報道を目になさった方も多いでしょう。 では、「どのぐらい」銀行の業況は厳しいのでしょうか。 今回は銀行の業況がどのぐらい厳しいのか、印象論ではなく、簡単な数字で確認してみましょう。 東京商工リサーチの記事について 総資金利ざや「0.14%」の意味 まとめ 東京商工リサーチの記事について まずは、東京商工リサーチが公表している銀行の「利ざや」(運用利回りと調達利回りの差)についての記事を確認しましょう。以下引用します。 国内銀行111行の2019年3月期決算の「総資金利ざや(中央値)」は0.14%だった。前年同期の0.15%より0.01ポイント低下し、2010年3月期以降で
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