猫ヶ洞用水。名前はよく聞くし、猫ヶ洞池を水源をしてたんだろうな~ってとこまでは直ぐに分かるのだけど、その先が全く掴めない謎多き農業用水路である。灌漑エリアが区画整理されまくっていて、痕跡や名残の類がまるで見当たらない。そもそも台地上の用水路であるので、灌漑の必要がなくなれば残しておく意味もなく、都市化宅地化の中で完全に姿を消し、忘れ去られたと言っていいだろう。 しかし名古屋の川跡や用水跡を追いかけている僕にとって、だからと言ってほっておける存在ではない。ただしその実態が掴みにくいのは確かであるから、その調査というか研究は、名古屋市の中心部であるにも関わらず大幅な遅れを取ってきた。だから、まだまだ研究と言えるほど結果が伴っていないのが現実ではある。が、そもそもインターネットで「猫ヶ洞用水」と検索すると「猫ヶ洞池」のWikipediaの次にYaura Wakamiのツイートがヒットするというよ