変態王子と笑わない猫。 (MF文庫J) クチコミを見る 現代社会を生きていく上で、本音と建前の使い分けは欠かせないスキルです。 例えば大学でサークルの飲み会に行ったら、2次会・3次会に出るのが当たり前。 今日はちょっとダルいんだよな、しかも明日は1限に講義があるし……と内心では思っていても、「2次会行こうぜ!」と誘われたら笑顔で「行こう行こう!」とサムズアップするのが、空気が読める子の対応というものです。 あるいは会社勤めで、クライアントに「これ、御社にお願いしたらいくらになる?」と訊かれたとき。「この仕事、ウチの出せる値段じゃ他社に絶対勝てないから、見積もりするだけ無駄なんだよな……万が一取れちゃっても手間かかるうえに単価安いから全然割が合わんし」と思っても、愛想良く「ありがとうございます。今週中にはメールでご返事します!」とか答えなければいけないわけです。 人間である