はっきりいってマジャール語の解読してるほうがはるかに楽しいんだが、石のほうも一段落するはずなので、いちおう義理を果たしておく。 私見では件の『ユリイカ』「マンガ批評の新展開」で「表現論vs社会反映論」の図式が出来上がった背景にはこれと前後してネット上でおこなわれた『思想地図』1号掲載の伊藤論文「マンガのグローバリゼーション」(とそれを遡ること2年半前のユリイカの前マンガ批評特集)を巡る伊藤剛と紙屋高雪の論争(のようなもの)がある。 以下に時系列順にその経緯を示す。 紙屋研究所での伊藤『テヅカ・イズ・デッド』論 伊藤剛『テヅカ・イズ・デッド』 大塚英志・大澤信亮『「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか』 伊藤剛『テヅカ・イズ・デッド』ふたたび 伊藤による思想地図論文と紙屋への言及 『思想地図』vol.1 伊藤剛「マンガのグローバリゼーション」 「思想地図」に論文を書きました。 紙屋の返答? と