・やっぱオタク的に『とある魔術の禁書目録』を理解できていないのはまずいなあ。面白い面白くないはともかくとして、もうちょっと分析した方がいいかもしれないような気がする。最近のライトノベルの傾向と言うか、オタク的な要素をチェックする上でも重要な気がしてきた。 ・ただなあ、この作品、どうしても序盤の壁が厚いんだよなあ。面白さの本質まで食い込めない。いままでこの作品には、アニメも含めれば4回くらい挑戦しているんだけど、未だに途中で挫折してしまう。 ・別に、面白くないわけじゃない。面白くないわけではないのだが…なんか癇に障るというか。読んでいて、苛立ってしまう。 ・それがなぜかと言う点は、実は大体分析できている。ひとえに主人公の人格が腹立たしいのだ。彼の行為に何一つ裏付けが無く、基盤となるはずの倫理観が曖昧な点が苛立つ。なんのために主人公は事件に関わるのか、その心理描写があまりにもおざなりにされてい