零と羊飼い (一迅社文庫) 作者: 西川真音,しろ,工画堂スタジオ出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2008/05/20メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 34回この商品を含むブログ (38件) を見る予想外の展開にびっくり。 地球に迫っているという巨大な隕石。人類を滅亡から救うために集められた3人のレス系と呼ばれる異能者たち。そしてそれぞれと共にいる少女。誰か一人をシャトルに乗せて隕石へと撃ち出すために、閉鎖空間での話し合いが始まります。 お互いを傷つけることができない異能者のため暴力沙汰にはならず、話し合いを主とした関係の中でもたらされる空気が面白かったです。冷たく淡々としてどこか浮世離れした雰囲気の中に、強烈な愛情と憎悪、そして通常の在り方から外れた人たちの狂気が滲んでくる様は、読んでいて不思議な陶酔感がありました。 そんな展開の中の先にあった後半の展開は正直唖然とするものが
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