経済 県が漫画家育成 緊急雇用創出30人採用2010年1月28日 県は2月から県内の若手漫画家養成を図る初めての事業を始める。計30人を採用し、特産品紹介や「沖縄版プロジェクトX」などの各テーマで漫画を制作させる。完成後は民間にも活用してもらう計画だ。緊急雇用創出事業として行うが、県内で活躍の場が少ない「漫画家の卵」たちに技能研さんの機会を与えることで、将来のアジア市場への展開を見据えた新たな「文化産業」形成を促すことも目的にしている。 事業は1年計画。漫画の編集・制作やアシスタントを担う人材を集め、特産品や工芸品のPRのほか歴史や偉人、自然などの紹介、キャリア教育素材といった30作品程度を制作する。 完成した「沖縄漫画」は県が著作権を持つが一般の使用を許可し、県外や海外への県産品PRなどに役立てもらう。「プロジェクトX」はウリミバエ根絶などの歴史的偉業を漫画化し、教育現場などに提供