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ブックマーク / onomiyuki.com (2)

  • 病んでないと書けない?

    先日、取材に行ったゲイバーで、同席した人から、 「病んでなきゃ、文章なんて書けないでしょ?」と言われた。 当にそうだろうか? 個人的な経験から言うと、これはもう、病んでいない時の方が確実に文章は書ける。 モノを書くという行為は半分以上が技術だ。配管工事とか、プログラミングと同じだ。 病んでる配管工が上手にペンチを使えるとも思えないし、プログラマが病んでたら頭がぼうっとして正確にプログラムを書けないだろう。 だから、モノを書いているときはできるだけ心が安定しているほうがいい。気分が良く、朗らかなときのほうが、あきらかに筆が進む。 毎朝、7時くらいには起きて、7時半には郷三丁目のスターバックスの窓際の席にいる。 この時間が一番好きだ。 店内には人もまばらで、窓から見える景色はまだ薄暗く車もあまり通らず情報量が少ない。 外部刺激のない状態で、黙々と書ける。窓の外の景色を吸収して心はりんと冴え

    病んでないと書けない?
    gento
    gento 2015/08/21
    "孤独と、病みと、正常な状態。 その3つをグルグル回ることが、文章を書くという行為なのだと思う。"
  • 「恋の渦」と「モテキ」がヒットする理由:楽ちん共感バブルの成れの果て(映画レビュー) | None. | None.

    大根仁さん監督の「恋の渦」を見た。 すごく不快な映画だった。 でもその不快さで、観客をズブズブに取り込む映画だった。 大根仁監督といえば「モテキ」の監督である。私はモテキがたいそう嫌いで、登場人物たちの全員が全員、自分の事しか考えていないエゴイスティックさに気分が悪くなり「見なきゃよかった」と思ったのだけど、あとあと考えてみれば現実的に私たちのほとんどは人生を通してだいたい自分のことしか考えていないし、あの映画の登場人物のように自分と誰かのドラマを勝手に作り出して溺れているだけだし、その、他の映画で美しく描かれているものを、大根監督はめちゃんこリアルに汚く描いただけで、 あの映画の登場人物たちの不快さはそのまま自分との同族嫌悪なのだなと思うに至ったわけで。 「モテキ」は、他者と自分との間にドラマを作らずには生きていけない登場人物たちの愚かさと、それぞれのドラマの噛み合なさが面白いところだと

    gento
    gento 2014/06/16
    この映画は「共感天国」にプカプカ浮かんで、それを消費するだけで生きていけるようになってしまった私たちの姿を浮き彫りにする。
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