ちいさなとりつぎ、ことりつぎ —誰でも本屋がつくれる仕組み— 神楽坂に本屋をつくった僕は、今、本屋をふやす仕組みをつくろうとしています。 本たちを、本屋に届ける流通は「取次」と呼ばれますが、これから生まれる僕たちのサービスは、小さな取次。だから名前を「ことりつぎ」としました。 それは誰でも本屋をつくることができる仕組みです。 この「誰でも」というのは、文字通り誰でも。本が好きなすべての人たちです。 市区町村などの自治体が運営するオープンな本屋から、週末だけ本屋をやりたいという学生さん、お店も、企業も、既存の本屋も、本を自分の空間で売りたいすべての人たちを指します。 たとえば企業が、そのブランディングに本棚を作ることはエレガントです。あらゆるジャンルを網羅した情報のパッケージとして、僕は本以上のものを思いつくことができません。本棚にはどのような哲学でも表現することができるという、リアルな力が