2013年6月22日、東洋美術学校でゲーム開発者コミュニティによる合同イベント「ゲームコミュニティサミット2013」が開かれました。本イベントで日本デジタルゲーム学会(DiGRA Japan)ゲームデザイン研究会のケネス・チャン氏と簗瀬洋平氏は「開発のためのゲーム分析」と題した講演で、ゲームを分析するための手法であるMDAフレームワークを紹介しました。 DiGRA Japanは、日本におけるデジタルゲームの学術組織です。その中でもゲームデザイン研究会は、ゲームデザインの構造化、手法、発展を研究する部会であり、学術と現場の両方の視点からゲームデザインについて取り組んでいるそうです。講演はMDAフレームワークを紹介するケネス・チャン氏の前半と、実際の分析事例を紹介する簗瀬洋平氏の後半の二部構成です。 ■MDAフレームワークとは何か 最初にケネス・チャン氏の自己紹介が行われました。香港人で