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ブックマーク / blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa (35)

  • 中学受験のメリットとデメリットを考える : 金融日記

    田舎の公立高校出身で東京に出てきて成功したお父さんなどは、私立小学校受験も中学受験も一緒くたにして「お受験」とバカにするが、これらはまったく異なるものだ。 私立小学校受験は、完全なる嗜好品である。ブランド物のバッグや高級外車が売れるのは、それが機能的だからではない。むしろ、その真逆で、原価や機能などを見たらバカバカしいものだからだ。そういったバカバカしいものに高い金を払える、ということをわかりやすく示すことで、世間に自分の地位、あるいは持っている財産を暗にひけらかせることが重要なのだ。私立小学校は、そこに入るための受験勉強や教育自体には、将来の大学受験偏差値を引き上げたり年収を引き上げるという効果はないが、そんな役に立たないものにポンと金を払える家庭の子供しか通えないからこそ、そこに大きなブランド価値が生まれるのだ。 一方で、中学受験は違う。ある意味で、私立中高一貫校の教育はコモディティで

    中学受験のメリットとデメリットを考える : 金融日記
    georgew
    georgew 2016/08/13
    総合選抜制を脱却した今日、公立高も力量アップし私立中高一貫校の費用対効果メリットほとんどないように思う。あと私立進学校の教師は実は公立からの転職組が少なくないという内幕知ってるのでなおさら。
  • 「有名人になる」ということ、勝間和代 : 金融日記

    「有名人になる」ということ―あなたに愛して欲しかっただけ、勝間和代 勝間和代さんは、外資系企業のサラリーマンを経て、作家、テレビタレント、経済評論家などをしている、今や誰もが知る有名人だ。彼女のキャリアと、僕のキャリアは重なる部分も多いので、僕は彼女のなどは、たまに読んでいた。しかし、彼女の書くは常に20万部、30万部以上を狙って書かれていて、あまりにも大衆向けで、ちょっとレベルの高い読者を想定している僕のブログ「金融日記」やメルマガ「週刊金融日記」ではほとんど紹介してこなかった。 しかし、書は、勝間さんの一連の自己啓発とは一線を画するもので、彼女のマスターピースといっても過言ではない作品に仕上がっている。外資系企業のサラリーマンを辞めて、今に至るまでの彼女の軌跡が、彼女のピュアで、まるで何も知らない少女のような言葉で綴れているのだ。そして、僕は彼女のことを誤解していた、と気付かさ

    「有名人になる」ということ、勝間和代 : 金融日記
    georgew
    georgew 2012/04/30
    今まで、がむしゃらに走ってきたけど、本当は、ただあなたに愛されたかっただけ... > 徹頭徹尾のmisogyny(苦笑)。
  • 新社会人に贈る言葉 : 金融日記

    みなさん、こんにちは。藤沢数希です。来週からいよいよ新社会人になる金融日記の読者の方も多いと思います。そこで、僕から新社会人のみなさんに、いくつかアドバイスしたいと思います。がっかりするような話かもしれません。耳が痛い話かもしれません。でも、みなさんにいくつか気をつけてほしいことがあります。それを今日はお話ししたいと思います。 まず、一流企業に就職が決まった男子のみなさん。おめでとうございます。しかし、大変きびしいことをひとつ言わないといけません。みなさんは一流企業の名刺を持ち、幾ばくかの金を稼ぐようになり、さぞかしモテるようになると期待していることでしょう。しかし、はっきりと言っておきます。あなたたちは全くモテなくなります。信じれないぐらいに。これは生物学的に明らかなことなのです。 あなたたちは、企業というサル山の最下層に組み入れられます。人間というのは、無意識の内にヒエラルキーを作り、

    新社会人に贈る言葉 : 金融日記
    georgew
    georgew 2012/03/31
    毎年毎年、僕は多くのカップルが就職と同時に破綻するのを見てきました。モテにモテてモテまくる女子が、テストステロンが干上がった同い年の彼にまったく魅力を感じなくなるからです > 笑^100。
  • チェルノブイリ20年後の真実とNHKの虚実 : 金融日記

    国連科学委員会はチェルノブイリ原発事故の後も、根気強く、放射能汚染と人体の健康への影響を研究してきました。その結果、今までのところ事故直後の高濃度の放射性ヨウ素に汚染されたミルクなどを摂取した子供に、通常よりも高い頻度で甲状腺癌が発生したことが判明しています。4000人ほどの甲状腺癌の患者が見つかり、現在までに15人が死亡してしまったそうです。また、事故の緊急作業に従事し、急性放射線症やその後の健康障害で50人ほどが死亡してしまいました。しかしそれ以外の健康被害は現在のところ見つかっていません。 むしろ放射線の影響を厳しく管理しすぎて、強制移住などによる精神的な健康被害が多かったことを述べています。これらの研究結果は、以下のサイトから見ることができます。 The Chernobyl accident , UNSCEAR's assessments of the radiation effe

    チェルノブイリ20年後の真実とNHKの虚実 : 金融日記
    georgew
    georgew 2011/07/20
    NHKが先天性の病気の子どもの数が増加しているとして紹介したこの赤い線は、実は汚染が非常に軽微な地域で、青い線の方が、隣合わせの汚染が重かった地域 > あらゆる角度からマスコミの煽り材料にされるチェルノ。
  • ガイアの復讐、ジェームズ・ラブロック(著)、秋元勇巳(翻訳)、竹村 健一(翻訳) : 金融日記

    ガイアの復讐、ジェームズ・ラブロック(著)、秋元勇巳(翻訳)、竹村 健一(翻訳) (The Revenge of Gaia: Earth's Climate Crisis & The Fate of Humanity, James Lovelock) 僕は正直いって、環境保護運動家のような人々にあまりいい印象を持っていませんでした。というのも、彼らは鯨をべるのは可哀想だからけしからんとか、再生可能エネルギーに補助金をつぎ込んで、不安定な電源を補うために空焚きの火力発電所のバックアップが必要になりかえって環境破壊したりとか、一言でいえば、日の社会党みたいな人が多いからです。 しかしこのは非常に面白かったです。著者は、地球全体をひとつの生命体のようにとらえて理解しようとするガイア理論の提唱者で、極めて著名な地球物理学者です。非常に論理的で、さまざまな客観的データを用いて、現在の地球環境問

    ガイアの復讐、ジェームズ・ラブロック(著)、秋元勇巳(翻訳)、竹村 健一(翻訳) : 金融日記
    georgew
    georgew 2011/07/12
    ラブロックは、原子力のことを科学的に人々に理解してもらうことは極めてむずかしいと、自身で認めています > 感情論には勝てっこない...
  • 孫正義の秘密のアービトラージ : 金融日記

    僕は、孫正義という人物が不気味だった。一体何をしようとしているのか皆目見当がつかなかったからだ。原発事故以来、100万人以上のフォロワーを持ち、メディアでの露出も多い、孫正義は、執拗に放射能の恐怖を煽る言動を繰り返していた。それは客観的なデータで見る限り、科学的なものには、とても見えなかった。そして何より、彼のような著名人が放射能の恐怖を煽ることによって、一番の被害を受けるのは福島県民なのだ。福島県の農産物は風評被害で売れなくなった。また、孫正義をはじめとする、放射線に無知な著名人による発言は、福島県民に対する差別にさえ結びついてしまう。 確かに放射線は危険だ。ある一定量の放射線を一度に浴びると、体中の細胞のDNA(複製子)がずたずたに切断され、細胞分裂を正常にできなくなった体は、時間をかけて朽ち果てていく。原爆で放射線を体中に受けた人たち、そして、世界の核施設での偶発的な事故で被曝した人

    孫正義の秘密のアービトラージ : 金融日記
    georgew
    georgew 2011/07/02
    クロスボーダー電力アービトラージ > 長ったらしい前置きの後に太字フォント表記のこれを目にして思わず吹き出したのは私だけか(苦笑)...
  • 経済を真剣に勉強したい人のための良書リスト : 金融日記

    この1,2年ぐらいの間に僕が読んで、とても良かった経済のをリストアップしておきます。 経済学の教科書 『クルーグマン ミクロ経済学』 ポール・クルーグマン 、 ロビン・ウェルス (東洋経済新報社) 『クルーグマン マクロ経済学』 ポール・クルーグマン 、 ロビン・ウェルス (東洋経済新報社) さすがにクルーグマンは文章がうまく、ついつい読みふけってしまいます。懇切丁寧な経済学の教科書です。 Economics, Paul R. Krugman, Robin Wells (W.H.Freeman) 原著を読みたい人はこちら。 Macroeconomics, N. Gregory Mankiw (Worth Publishers) こちらは日語訳がまだ出ていないようですが、マクロ経済学の非常にいい標準的な教科書です。極めて簡潔に大事なポイントがまとめられています。さすがマンキュー先生です。

    経済を真剣に勉強したい人のための良書リスト : 金融日記
    georgew
    georgew 2011/06/29
    Mankiwはマクロ経済学のグローバル標準教科書やね。確かミクロ編教科書も出してた。八田氏ミクロ入門書も良さげ。"Capitalism and Freedom" (Milton Friedman) は必読の古典的名著。
  • 人は放射線になぜ弱いか、近藤宗平 : 金融日記

    人は放射線になぜ弱いか、近藤宗平 たまには科学のでも、ということで最近はやりの放射線と生物に関してのブルーバックスの紹介です。生物がなぜ放射線に弱いのか、そして強いのか、ということを分子生物学的にくわしく説明しています。著者は、広島・長崎の原爆の生存者に関する放射線の影響を研究した、この分野の世界的な権威です。広島・長崎に原爆が落とされてすぐに爆心地に赴き、若手の研究者として、焼け焦げた死体が散乱する中、後に非常に重要なものとなる様々な貴重な資料を収集しました。 広島・長崎の原爆の医学的研究は、放射線の生物への影響に関して様々なパイオニア的な成果を生み出していきました。また、当時は米ソが最初の有人宇宙飛行の実現で激しく競争しており、放射線医学は非常に重要な分野だったのです。というのも宇宙では激しい放射線が降り注いでおり、人間がどこまでの放射線なら大丈夫か、というのを医学的に研究しなければ

    人は放射線になぜ弱いか、近藤宗平 : 金融日記
    georgew
    georgew 2011/04/24
    確かに生物は放射線に弱いですが、同時に大変強い... 低放射線では健康にまったく影響はない... むしろ、適度に低い放射線量は、放射線に対する細胞の自己防衛機構を刺激し、癌の発生率を下げる > へー...
  • ストーリーとしての競争戦略、楠木建 : 金融日記

    ストーリーとしての競争戦略、楠木建 僕は経営学や戦略論なんていうのは、たまたまうまくいった企業の成功事例を昆虫採集のごとく見つけてきて、後付でいろいろともっともらしい説明を加えて悦に入る、詐欺みたいなものだと思っている。 文学部みたいなものが税金が投入される国立大学にあるのは大いに疑問だし、僕は民主党ははやく文学部なんて事業仕分けでつぶしてしまえばいいのにと思っているのだが、経営学部も文学部と同じぐらい、あるいはそれ以上に税金を使うことの正当性が疑わしい。 また、大きな金融機関ではたらいていると、たまに戦略コンサルティング会社を使うのだが(現場の人は誰ひとりとしてその有効性を認めていないが、どういうわけかトップ・マネジメントは気でも触れたのかたまにコンサルティング・ファームを使う)、彼らの残していくプレゼンテーション資料がひとつの例外もなくものすごくしょうもないものなのだったので、僕はます

    ストーリーとしての競争戦略、楠木建 : 金融日記
    georgew
    georgew 2011/03/24
    この本は、サラリーマンが教養を高める、あるいは与太話で一目おかれるネタを仕込むという点において、非常に秀逸 > やっぱり経営学ってもんはお話、文学に過ぎない...
  • 東京電力は直ちに電気料金を大幅値上げせよ : 金融日記

    未曽有の大地震で、人々の寛容さが失われ二次災害が広がっているように思えます。特に僕が心を痛めたのはあるブログの記事でした。 ザ・商売人|Kozakai社長のアメブロ もうブログ体は消されてしまったのですが、大地震が起き、東京などで人々がペットボトルの水などの生活必需品をパニックのように買い漁っているときに、流通業に関わる社長が値段を上げたりしてうまく儲けた、というような話が書いてありました。 僕はこのブログに心を痛めたのではありません。猛烈な勢いでこの社長に汚い言葉を浴びせ、人格否定を繰り返す、大量のネットの住人を見て悲しかったのです。「人の弱みにつけ込む悪魔」「金の亡者」「便乗値上げして恥ずかしくないのか」さまざまな罵声が浴びせられました。ネットの住人はPCの前でしたり顔で評論する一方でほとんど何の仕事もしていませんでした。その点、この社長は必要なモノをそれを必要とする人に届けるという

    東京電力は直ちに電気料金を大幅値上げせよ : 金融日記
    georgew
    georgew 2011/03/15
    発電の恩恵を十分受けている首都圏に対しては私もそう思う。
  • 大学入試ネット投稿事件が浮き彫りにした日本社会のみっつの病理 : 金融日記

    京都大学をはじめとする有名大学で、入学試験開始から間もない時間帯に入試問題がYahooの質問サイトに投稿されました。そしてすぐに誰かがその入試問題の解答を投稿しました。このインターネットを使った新しいタイプのカンニングに対してネットで大きな話題になりました。そしてテレビなどのマスメディアでも大々的に報道されました。 この問題に対して、僕はそんな騒ぐほどの問題かと冷めた目で見ていました。もっと報道するべき重要なニュースが多数あるのに、なぜこんなくだらないことをトップニュースで毎日扱うのかとうんざりしていたのです。確かにカンニングは不正ですが、バレたら、バレた人が合格点をとっても不合格になるだけで、それだけの問題です。大人に叱られれば済む程度の問題だし、そもそも僕の大学生活を思い出しても、日の大学ではテストで単位をとるためのカンニングはありふれた出来事でした。大学側もたまに見せしめで捕まえて

    大学入試ネット投稿事件が浮き彫りにした日本社会のみっつの病理 : 金融日記
    georgew
    georgew 2011/03/04
    同意。この程度の皮肉コラムは本来新聞に掲載されてもいいくらいなのだが...。私もたかが大学入試を神聖視するかのような論調/風潮には滑稽さを感じざるを得ず。「憤りを覚える」とかアホかと思う。
  • 客観的な成果で評価されることから逃げまわる日本の高学歴エリート : 金融日記

    の受験勉強というのは不毛な暗記力競争で、大学の教育なんてのは実際の仕事には何の役にも立たないただの「シグナリング」だというシニカルな見方があります。そういう面も確かにあるでしょう。 しかし受験勉強や、日の高学歴者の資質は仕事の能力と相関がある部分もあります。以下、僕がいくつかの職種別に思っていることを書きます。 1.プログラマー 僕は密かに思っているのですが、コンピュータ・プログラミングと受験勉強の才能ってかなり似ています。どちらも、かなりたくさんのことを暗記しないといけないし、また暗記している方が有利です。膨大なライブラリーをたくさん覚えていれば、効率的にコードが書けます。しかも暗記がただの暗記ではなく「ロジカルな暗記」というのも共通点です。 また、ひとつの正しい答えがあるということも共通しています。受験勉強の数学のように、そこに行く道筋は何通りもありますが、答えはひとつです。ある

    客観的な成果で評価されることから逃げまわる日本の高学歴エリート : 金融日記
    georgew
    georgew 2011/01/05
    リスク取るのが怖くて怖くて仕方がない。なぜなら失敗に対して厳しい減点主義社会だから。
  • いい学校をでていい会社に務めるという価値観が依然として強固な理由 : 金融日記

    「もういい学校を出ていい会社に務めることが成功なんて時代ではない」 実はこれは僕が子供の頃からいわれていました。つまり何十年も前からいわれ続けてきたのです。それで実際の社会はどうなったかというと、今でもこの価値観は非常に頑強なことにおどろかされます。なぜ頑強と思うのかというと、就職活動中の学生の行動を観察していると、ほとんどの学生が、なるべく有名な大企業を全部受けて、少しでも有名な大企業に就職するという行動原理で動いていることが明白だからです。 日には非常にたくさんの大学があり、死ぬほどたくさんの大学生が毎年毎年生産されていて、そのほとんどの大学生が上で述べたようなアルゴリズムで動いているのです。なるべく有名な大企業に就職することを目指して、大学3年生にもなれば就職活動に励みます。 その結果、有名な大企業の新卒募集には電話帳何冊分かの履歴書が送られてくることになります。実際に大学生を呼ん

    いい学校をでていい会社に務めるという価値観が依然として強固な理由 : 金融日記
    georgew
    georgew 2010/12/13
    経済合理性を超えた激しい競争 > 経済的成功という前向きな発想ではなくて、脱線脱落を恐れるリスク回避志向が強まった結果という感じある。大企業に入社したところで本当は全然リスク回避になってないのだが。
  • 勝間和代がネットで叩かれるようになった本当の理由とネット・メディアの未来 : 金融日記

    自己啓発の女王とも呼ばれたカリスマ勝間和代Amazonのレビュー・システムについてクレームをつけていた。僕自身は勝間和代のファンでもなければ、勝間和代がいうところの「アンチ」でもない。勝間和代は外資系企業でサラリーマンをしていて、その後はネットで人気になり、一気にテレビでもブレークした。少なくとも最初のふたつに関しては僕と多少なりとも共通点があるので、僕は彼女の著作や活動をたまにフォローしていた。そして今日たまたま読んだ勝間和代のブログに書いてあったAmazon批判について、僕は少なからぬ違和感を感じた。それはちょっとちがうんじゃないかな、と思った。だから今日はそのことについて何かを書いてみようと思う。よく冷えたコロナビールを飲みながらね。 1. 著者の知名度が広がるにつれて、必ず「アンチ」が生まれます。 その人たちは、あまりにも対象の存在自体が不愉快なので、自身の心の平穏を保つため、ス

    勝間和代がネットで叩かれるようになった本当の理由とネット・メディアの未来 : 金融日記
    georgew
    georgew 2010/10/04
    勝間和代は権力側の人間になったのだ > もっと生理的な嫌悪感というのもあると思うよ(苦笑)。
  • 拝金、堀江貴文 : 金融日記

    ホリエモンの「拝金」をとうとう読んだ。結論からいうと想定外の面白さだった。僕は個人的にはホリエモンは好きだが、だからといって彼が出版するを全部読むわけではない。当たり前だが僕の時間は有限で、そこには優先順位というものが自ずと存在する。特に最近は、勝間和代ばりに多数のを出版しており、どのを出したのかすら追えなくなった。またホリエモンはツイッターで自分宛に送られてくるよい感想だけを積極的にリ・ツイートしており、その全てが小説「拝金」を絶賛するものばかりなので、僕はかえって不信感を募らせていた。だから僕がこの小説を読まなかったということも全くもってありえる話だった。 しかしそれではなぜ僕はこの小説を読もうと思い、実際に読むにいたったのか。それはアノ池田信夫がこの小説を「おもしろい」と書いていたからだ。勝間和代も同様に「面白かった」とどこかで書いていたが、彼女は今後のビジネス・プランや相手が

    拝金、堀江貴文 : 金融日記
    georgew
    georgew 2010/08/14
    堀江氏はやはり金融経済の革命児なのであって(ただし日本ローカル)、シリコンバレーのベンチャーのような技術革新志向の企業家とは違うということを改めて認識する。時代の寵児であったことは確かだが。
  • 資本主義の罪と罰 −ビックカメラ有楽町店での薄型テレビをめぐる攻防− : 金融日記

    今日はちょっぴり悲しい話をすることにする。それは僕がこの前買った最新の大型薄型テレビに関する話だ。実は僕の家には長らくテレビと言うものがなかったのだけれど、ワールドカップを見るためと、いったい世間の人達はどう言う情報に普段から接しているのかとても興味があったので買うことにした。僕はネットなどの口コミで大体どの薄型テレビを買うのか決めていた。そして実際に実物を見るために有楽町のビックカメラをたずねた。有楽町のガード下を銀座の方に向いて歩いて行くと、すぐに左手に見えるビックカメラのテレビ館だ。ものすごく蒸し暑い夜だった。店内には仕事帰りのサラリーマンが最新の3Dテレビを鑑賞したり、さまざまな携帯電話に見入っていた。iPhone4の予約ブースもあって、そこではOLらしき人が次から次へとソフトバンクの複雑怪奇な料金システムについて質問を投げかけていた。 ネットからの情報でいくつかのモデルに絞ってい

    資本主義の罪と罰 −ビックカメラ有楽町店での薄型テレビをめぐる攻防− : 金融日記
    georgew
    georgew 2010/08/01
    イヤミの価格交渉体験記。3万円の壁。大手量販店の実店舗で買えば故障時の修理/返品交換とか何かと融通が利く分安心できるけどね。価格.com掲載のバッタ屋は怖くて手を出せないなぁ、高額商品の場合は...
  • こっそりとビルトインされた秘密の破滅願望 ―参院選の結果を振り返って : 金融日記

    昨日の夜、僕はほどよく冷えた淡麗なシャルドネを飲みながら、テレビの選挙速報を見ていた。すっかり僕の体になじんできたiPadTwitterの画面には、僕がフォローする人たちの選挙結果に対する歓喜や、あるいは憤りの<つぶやき>が次々と渓流を流れ落ちる落ち葉のように過ぎ去っていく。まるで自分が買った馬券の馬が一等でゴールするのを願うように、人々は140文字以内でつぶやきあっていた。 僕はと言えば、どこの政党を応援するでもなく、どの政治家を応援するでもなく、クールにTwitterのタイムラインを流し読みながら、たまにひとつかふたつの他愛もない中立なTweetを送っていた。寂しそうにiPodを抱え込んだBOSEのスピーカーからはThe Corrsの"What Can I Do?"が聴こえてきた。夜中の12時を回り、日付が一日だけ進もうとしていた時、民主党の惨敗がほぼ確定した。国民新党や社民党の議席

    こっそりとビルトインされた秘密の破滅願望 ―参院選の結果を振り返って : 金融日記
    georgew
    georgew 2010/07/13
    膨らみ切った社会保障に大鉈振るうには破滅しかないだろうことは確か。
  • なぜ大金持ちや大成功した人達が時に社会主義者になるのか? : 金融日記

    一般に資主義というのは金持ち優遇で貧富の格差がはげしい社会システムだと考えられています。 一方で、社会主義とは社会全体の活力を失うものの、格差という点では平等な社会システムだと考えられています。 なので、鳩山由紀夫前首相のような超金持ちが社会主義者だったりすると、ひとつのパラドックスのように感じられます。 また、昔は資主義経済の申し子のようだった勝間和代女史も、自己啓発の指導者として大成功すると、とたんに社会主義的になってきて、高額所得者の所得税は昔の70%ぐらいにしないと格差が広がってしまうなどとおかしなことをいいはじめました。 自身が高額所得者の勝間女史がこのようなことをいいだすのは、やはり何か矛盾しているように思えます。 別の例をあげると、かつては自由市場経済による競争政策を徹底しようとしていた中谷巌氏なども、一橋大学の名誉教授になったり、大手シンクタンクの理事長に就任すると、い

    なぜ大金持ちや大成功した人達が時に社会主義者になるのか? : 金融日記
    georgew
    georgew 2010/06/27
    資本主義社会の本質は下克上です。 だったら、いったん成功したら、新たな規制を作ったりして挑戦者が自分の地位を脅かさないようにするのは当然ではないでしょうか > なるほど、自己保身本能の発露というわけか。
  • 起業とサラリーマンどちらが得か? : 金融日記

    僕はリアルの世界ではごく限られた人としか接していないし、どちらかというとあまり人に会わない方です。 でも世間とはブログとツイッターを通してコミュニケーションしています。 そこで最近よく感じるのは、かなりの人が起業したいと思っているのではないかということです。 たとえば、この前書いた独立とか起業とか考えるのに面白かった5冊という他愛のないエントリーに早々と600近いブックマークが付いたりしました。 そういうわけで、僕が起業に関して思っていることをつらつらと書きたいと思います。 といっても、僕のメインの仕事はサラリーマンなので、えらそうに起業しろとかいうつもりはありませんが、いちおう学生の時に会社を作ってみたりしたし、今もこのブログやちょこっと連載したりと細々と小さなメディアを運営していてそれなりの収入を得ています。 報酬について 起業の一番の醍醐味は、何といってもうまくいけば天井知らずの報

    起業とサラリーマンどちらが得か? : 金融日記
    georgew
    georgew 2010/05/05
    大企業のサラリーマンはどれだけ会社の利益に貢献しても、給料にキャップがついているから、お金持ちにはなれません > サラリーマンの本質的な限界はこれやわ。プット・オプションの売りポジ取ってるに等しい。
  • 日本にはマスメディアの危機なんてない。あるのは社員の高すぎる給料だけだ。 : 金融日記

    アメリカで新聞社が金融危機による経済の急激な落ち込みの煽りを受けてつぶれたり、日でも大手テレビ局や新聞社が赤字決算を発表したりして、世間ではテレビや新聞などの伝統的なマスメディアの危機が叫ばれている。 またグーグルやヤフーのような巨大ポータルサイトのアクセス数が、テレビや新聞の視聴率や購読数に匹敵するほど急成長しているし、個人ブログやインターネットで配信するニュース・サイトなどのネット・メディアがやがて既存のテレビや新聞などのビジネス・モデルを崩壊させるともいわれている。 このようなメディアを取り巻く状況に対して、インターネット・メディアで活躍するジャーナリストからは、今日まで日のメディアを支配してきた大手テレビ局や新聞社の終焉を歓迎する声まで聞かれる。 もともとインターネット・メディアは、少なくとも部分的には、日で圧倒的な支配力を持ち、時に都合のよい世論を一方的に形成する従来のマス

    日本にはマスメディアの危機なんてない。あるのは社員の高すぎる給料だけだ。 : 金融日記
    georgew
    georgew 2010/03/24
    社員をリストラして給料を減らせばいい > しかしなんでマスコミの給与ってこんな高水準を維持できてたのか不思議でならない。