スリランカの反政府武装勢力LTTE(タミル・イーラム解放の虎。通称タミル・タイガー)寄りの「TamilNet」が24日、LTTE最高指導者のプラバカラン議長が死亡したことを認めた。 政府軍が同議長の死亡を映像付きで伝えて6日後のことである。タミル人たちの間で神格化されていた同議長の死を易々と受け入れるわけにはいかなかったのだろう。 タミル人地域の民家や商店などで議長のポスターをよく見かけた。映画のポスター位のサイズから等身大まで大小さまざまだった。至る所に金日成の肖像画が飾られている北朝鮮と似ているではないか、と思ったものだ。 筆者はLTTEの女性兵士にインタビューしたが、二言目には「我々の優れた指導者が…」を繰り返した。これまた「偉大なる将軍様」を枕言葉に使う北朝鮮に似ていた。 LTTEの得意戦術である自爆テロを実行するのは「ブラック・タイガー」という専門の部隊だ。自爆テロ戦士は、攻撃対