降雨中だけでなく前日の夕立、朝霧などで岩場がぬれていることは多い。 ぬれた岩場などにさしかかったら、仲間同士で絶えず注意を喚起しあうことが大切だ。 また、登山道の状況にはつねに注意を払い、小さな転倒で、あっても大規模な転滑落に結びつく可能性がある仲間が滑落したり、転落していく人を見かけたら、滑落した者(方向)に声をかけ、返事があるかどうかを確かめる。 返事があれば少なくとも生きていることは確かだ。 声が出せるようなら、ケガをしているのか、自力で歩けるか、今いる場所は安定しているのか、などを聞いてみよう。 返事がなくても、即死とはかぎらない。意識を失っているだけかもしれない。まずは、どういう状況にあるのか、慌てず冷静に判断して行動を起こしたい。 慎重に下って事故者の元に行く 事故者から返事がない、または返事があっても自力では動けないような場合は、事故者の元へ行けないかを検討しよう。 そばに行