デルが、大きな方針転換に乗り出した。 それは、デルの最大の特徴のひとつである「BTO(Build to Order)」によるカスタマイズ中心の製品提供手法からの脱却だ。同社では先ごろ、主要製品においてスペックを固定した「標準モデル」を中心とした展開へと転換する方針を明らかにした。 デルの日本法人で社長を務めるJim Merritt氏は、その理由を次のように説明する。 「カスタマーは、PCの構成を自在に組み上げることができることよりも、より低コストで、簡単かつシンプルに、短納期で提供される製品を欲している。デルは、そうした市場の変化に合わせた仕組みへと踏み出すことにした」 Merritt氏によると、「これまでは何100万通りもあったコンフィグレーションを、99%以上削減することになる」という。 企業向けの「Latitudeシリーズ」では、「ビジネスレディ・コンフィグレーション」と呼ばれるスペ
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