<違法に金採掘現場を視察していただけで実刑判決を受けた日本人。そこにはパプアという土地の抱える問題があった──> インドネシアの東端、ニューギニア島の西半分に位置するパプア州のナビレ県にあるナビレ地裁は12月12日、金の採掘現場を違法に視察したとして出入国管理法違反(資格外活動)の罪で6月以来身柄を拘束していた日本人男性4人に対し、禁固5カ月15日と罰金1000万ルピア(約7万7000円)の実刑判決を言い渡した。 4人は東京の会社社長などいずれも50歳代で6月11日にナビレ県ラガリにある金の採掘現場を視察していたところ、入管職員に身柄を拘束された。4人の日本人のうち2人はインドネシアでの就労許可と暫定滞在許可を取得していたが、他の2人は就労が禁止されている到着ビザだけだった。 到着ビザだけの2人に加えて就労、暫定滞在の許可を得ていた2人についても入管当局は「就労許可」にパプア州が明記されて