生ワサビがどのような場所でどのように栽培されているのか?この目で確かめたい。静岡県は中伊豆地方にワサビの産地があり、そこでワサビの栽培から加工販売までを営むご家族がいる。今週は、生ワサビの里を訪ねる本格グルメレポートです。どうぞ。 (text by 住 正徳) 今回の取材にあたり、ワサビの栽培から加工販売までをご家族で営む高村さんご一家にご協力いただいた。 「修善寺駅まで着いたら電話下さい。誰かしらお店にいますから」 「担当の方のお名前を伺ってもよろしいですか?」 「うちは家族経営だから、みんな高村です」 東京駅から新幹線こだま号に乗り三島駅で伊豆箱根鉄道に乗り換える。終点の修善寺駅まで40分弱、駅前は「ワサビ」の看板が至る所に立っていてワサビの産地に来た実感が沸く。前日、電話で言われていた通り駅から高村さんに電話する。 「筏場新田行きのバスに乗って下さい」 前日は若い男性の声だったが、駅
上野まで 上野までの京浜東北線、となりの女性が語呂合わせの暗記本を読んでいた。ちらちら覗くと内容がへんだ。 「言語領域の優先順位は」 「麻酔の作用は」 看護か薬学だろうか。しかし憶えかたは大化の改新ムシゴロシみたいなものだった。僕が入院して看護婦さんが点滴準備するときに「えーと、ムシゴロシ…」 とか言っていたらすこし怖い。いや、それがきっかけで仲良くなれるだろうか。 猫みたいにうどんを食べる人 上野でいきなりおなかすいたのでうどん屋に入る。となりの男性が「もふっ、ふも、ふう」と声を出しながら食べていた。 実家で飼っていた猫も刺身をあげると声を出しながら食べていた。 うどんがおいしいのだろうか。 僕がちらっと見たら声を出すのをやめてしまった。悪いことをした。 東北線に乗る。朝の時間のせいかごはんを食べている人が多い。おにぎりを食べながらペットボトルのお茶を飲んでいる。ごはんを食べ終わるといっ
東海道新幹線 品川駅が10月1日に開業した。 なんだか盛り上がっているようだ。取材にかこつけて、久しぶりに新幹線に乗ってみたくなった。 午前10時~11時のシンデレラエクスプレス―。 (text by 乙幡 啓子) しんかんせんへのおもい 1日3回はTOKIOの出演中のCM、「のぞみは、かなう」を見かける。ソニーの人型ロボットが4体も乗ったり、CM出演中のTOKIOが来訪したり、なにかと浮かれている印象の品川駅。なんだなんだ、今そこはどうなっているんだと、すこしウズウズしてきた。 昔、会社の出張でよく新幹線に乗ったもんだ。たとえ仕事でも、鈍行じゃない列車に乗るのは愉快でしょうがなかった。たとえ山のように仕事を持って帰ったとしても。 初めての出張のときは上司に同行したのだが、上司は食堂車に連れて行ってくれた。食堂車でワインボトル1本と、スモークサーモン・チーズ盛り合わせを頼み、ワインのウンチ
私事で大変に恐縮であるが、ここしばらくまともな恋をしていない。 ギラギラ目ばかり血走らせていないでなぜだか冷静に考えてみたら、最後の恋を未だに引きずっているのではないかと思えてきた。 これを清算しない限り次の恋へはいつまでたっても行けないのかもしれない。 清算しよう。あの恋を。 一人で海とか行って、マンガとかドラマみたいに派手に恋に別れを告げるなんてどうだろう。バカバカしいけど、スッキリしちゃうかもしれない。 そんなわけで、青春18きっぷをたずさえ、結構本気で新潟県の海岸に行ってきました。 (text by 古賀 及子) 砂に書いたラブレター消しに 過去の失恋の傷をきれいさっぱり清算できれば、きっと新しい恋もできてそりゃあもうバラ色の人生がはじまるに違いない!すばらしい!! そんな野心に満ちた今回のミッションのため、新潟県の海岸を迷わず選んだ。日本海だ。やるからには派手にやってやれ。例えば
行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー) 前の記事:今の東京を楽しもう~地元の人頼りの旅in東京都~ > 個人サイト むかない安藤 Twitter 旅は日本橋から 前回にひきつづき「地元の人頼りの旅」は東京編。あらかじめ読者からおすすめを聞いておいた。 ふらっと旅行に行くにも気を使う時期なので、それならば東京の中でまだ行ったことがないところに行っておくのもいいだろう。 最初は日本橋である。 日本橋はいろんなものの起点な感じがする。そういう意味でこの企画も日本橋から始めるべきだったのかもしれない(前編では美味しいカレー屋さんから始まりました)。 堂々と「日本橋」と掲げられたこれは首都高速道路である。本当の日本橋はその下だ。 日本橋って書いてるけどおまえ首都高だからな。 日本橋こっち。 読者か
海外旅行がしたい。 入国審査官に「入国の目的は?」と聞かれたら元気よく、発音いまいちな英語で「サイトシーイング!」と答えたい。読めないメニューを見て、勘だけで注文がしてみたい。知っている人が誰もいない、知らない街を目的なく歩きたい。 でもまだしばらくは難しそうである。 ならば、過去の旅を反芻してみてはどうだろう。新規の旅行に行けない今だからこそ、ずっと書きそびれていた重慶の旅行記を書いてみたい。 編集部よりあらすじ:中国の内陸部の重慶に旅行したときに、高い建物やモノレールが走るルートに驚いたライターネッシーさん。 海外旅行好きだが海外へ行けない今、過去旅した「重慶のたてものの高低差」について連載します。
憧れの寝台列車(夜行列車)に乗って、一度は旅してみたいと思いませんか? 現在、日本で定期運行されている寝台列車は「サンライズ瀬戸・出雲」のみ。東京と香川、東京と島根を原則1日1便で結んでいます。 この記事ではそんな「サンライズ瀬戸・出雲」の魅力から、予約方法、きっぷの買い方まで徹底ガイド。飛行機や新幹線とはまた違う旅のノウハウを紹介します。 ※この記事は2024年2月13日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。 記事配信:じゃらんニュース サンライズ瀬戸・出雲の魅力とは? (画像提供:PIXTA) 一晩ゆっくり休みながら移動できるのが寝台列車の魅力。「サンライズ瀬戸・出雲」は一部を除いてすべて個室で、ベッドやパジャマ、コンセントなどの設備はホテルレベルです。 また、朝早く目的地に着くので、1日を有効に過ごせるのもメリット。 (画像提供:PIXTA) 飛行機
鉄道ファンの間では「乗りつぶし」というジャンルの楽しみ方があるという。日本全国の鉄道を各駅停車で乗りつぶしていくのだという。その「乗りつぶし」を学生時代から続けている知り合いがいる。今年で52才になるその知人は、日本列島全制覇までもう少し、という強者だ。そんなお話を「へぇー、楽しそうですね」などと軽はずみな相づちを打って聞いていたら、「じゃあ、一緒に乗りつぶしましょう」という事になってしまった。 「富士山の周りを各駅停車で一周なんてどうですか?楽しそうでしょ」。と誘われ、「楽しそうですね。機会があったら是非、えへへ」と誤摩化していたら、あれよあれよと日程を組まれ、気づいたら土曜日の朝8時に新宿駅で集合していた。 富士山を鉄道で一周する乗りつぶしの旅。 その全行程をお送り致します。 青春18切符で富士山を一周する 乗りつぶしの達人、日詰さんは僕の会社のクライアントの方である。普段は日詰さんの
8月24日、秋葉原=つくば間を結ぶ電車「つくばエクスプレス」が開通した。 その土地に関係ない人たちにとっては、 「ふーん、そうなんだ。」 くらいのことかもしれないが、30年弱つくばに住んでいた私にとっては、長年待ち焦がれていた衝撃的なできごとだった。 ということで、さっそく長崎から飛行機飛ばして乗りに行って来た。元住民から見たつくばエクスプレスを、客観性無視でレポートします。 (T・斎藤) 陸の孤島・つくば つくばというところは、 ・国の研究機関が数多くあったり ・大学があったり ・1985年に科学万博が開かれたり と、それなりに文明が発達した場所なのだが、 なぜか交通面では大変不毛な土地だった。 鉄道はなく、最寄り駅までバスで30分かかる。 そこに鉄道を引く計画は何十年も前から持ち上がっていた。ちょっと調べてみたところ、昭和60年には「都市交通対策上、常磐新線の緊急な整備が必要」と運輸政
ホルモンはうまい。この前、亀戸の某ホルモン屋に1時間並んで食べてきた。食べ物屋で並んだ時間の最長記録である。並んだ分だけうまかった。 焼うどんもうまい。中学生の頃に野外教室で作る料理をグループで話し合った際に、一人だけ焼うどんを主張して女子に反感を買ったくらい好きだ。 岡山県の内陸部、瀬戸内海と日本海のちょうど間に位置する津山市に、「ホルモンうどん」という名物料理があるらしい。あぁ、ホルモンと焼うどんの知られざるマリアージュ。お祝いにいってこよう。 (玉置 豊) 津山ホルモンうどんの背景と歴史 津山のホルモンうどんを取材するにあたって、津山ホルモンうどん研究会の代表である鈴木さんと、事務局長の明楽(あきら)さんという、津山ホルモンうどん界のツートップにご案内をお願いした。 この会ができたのは2005年。その前からホルモンうどんはここ津山にあったのだが、特に名物料理という扱いではなかったそう
ある駅からある駅に移動しようと思うと、距離にもよるが電車を使うことになる。地方だと、駅と駅の間隔が長いことも多いので、ほぼ電車での移動となるだろう。 しかし、東京ではそうではない。駅から駅まで歩ける距離であることも多いのだ。むしろ歩いた方が速かったり、電車よりは遅くても、その距離があまりないこともある。ということで、歩いてみようと思う。
阿蘇山。とは、チーム名のような呼び方で、複数の山々の総称らしい。阿蘇五岳(ASO5)と呼ばれる五つの山がセンターにあり、それらをぐるりと外輪山が取り囲みセンターの座を狙っている。(※狙ってません) 道路、鉄道もまたその地形に合わせぐるりと取り囲むようにある。取り囲むと言っても山手線のような環状線にはなってなく、北側を行くJR豊肥線、南側を行く南阿蘇鉄道とに分かれている。
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