魂にも経済があるはずだ、と考えてみた。 定義1:魂とは生命の本来的運動である。 という話は、以前に何度も取り上げた。ここから経済学を構想してみる。 経済学の基礎は価値説だ。マル経なら労働価値説。近経なら(そうはいわないけど)貨幣価値説。 定義2:魂がその運動を維持するために消費するリソースを〈価値〉と定義する。 魂は運動である。だとするなら入力と出力とがあるはずで、その入出力を〈価値〉と定義してみれば経済学になるんじゃないの? という安直な発想。 で。魂の運動には、物的な側面と精神的な側面とがある。魂は、物的あるいは精神的な価値を消費することで、維持される。 魂の運動の維持ということを身体においてみてみる。魂の物的側面は、端的に身体だから。身体は、日々食物を摂取し、新陳代謝を行なって身体を維持している。なので、身体にとって食物は〈価値〉ということになる。 また、長期的に見れば、身体は発育す