国際NGOグループが意見広告をもとにつくった旗。菅首相の顔をあしらった=メキシコ・カンクン 【カンクン(メキシコ)=山口智久】国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP16)に合わせ、国際環境NGOのグループが、京都議定書の延長に反対する日本を批判する意見広告を10日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(アジア版)に掲載した。宮崎駿監督のアニメ「千と千尋の神隠し」の映画ポスターを思わせる絵柄に、菅直人首相の顔をあしらったもので「菅首相は議定書を拒否できるという幻想から早く目覚めて」と呼びかけている。 「千と千尋の神隠し」の英題「Spirited Away(神隠し)」をもじり、「Washed Away?(押し流される?)」というタイトル。「京都議定書を見捨てると、気候変動条約が押し流されてしまう」と訴える。 広告掲載を働きかけた世界自然保護基金(WWF)ジャパンの小西雅子さんは「議定書延長に