子育て支援と児童虐待防止の対策として、神奈川県茅ケ崎市が全国に先駆けて導入したプログラム「怒鳴らない子育て練習講座」が着実に効果を挙げている。アンケートの結果、「子育てに自信がつく」と回答した数値が増加。同講座の受講者は約1400人に上り、市は受講者に対するフォローなども行いながら、子育て支援の改善につなげる。(川上朝栄) 同講座は児童虐待防止のために米国で開発されたプログラムを基にしている。同市が平成22年度から導入したのを皮切りに、全国の自治体で同様のプログラムを取り入れる動きが広まっている。 子供のしつけでは、「怒鳴る」のではなく、「ほめる」「説明する」といったことを基本に、講義やロールプレーイングを組み合わせる。1回2時間、全7回に分けて行い、対象者は3~12歳の子供を持つ保護者だ。 具体的には、分かりやすいコミュニケーション▽効果的なほめ方▽自分自身をコントロールする教育法-など