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2010年12月22日のブックマーク (2件)

  • 新興国投資を登山に喩えれば 2/2 : Market Hack

    さて、先ほどの直接投資のグラフに戻ると1992年の鄧小平の南巡講話以降、中国への直接投資が飛び出していることがわかります。 それからほどなく、1995年の時点での各地域の海外直接投資の受け入れシェアを見ると東アジアが圧倒的となっていることがわかります。その反面、インドを含む西アジアは全く顧みられていないことも目を引きます。 東南アジアはタイなどの新興国が注目されはじめた時期にあたりますので、かなり直接投資の流入があったことがわかります。 そして今回の金融危機が襲って直接投資が激減した後の2009年でのシェアは下のパイチャートのようになっています。 これを見ると東アジアの比率が下がり、インドを含む西アジアが増えています。またアフリカや湾岸諸国など世界のいろいろな地域にバランス良く投資が分散しはじめたことがわかります。 なお2010年の予想については今回お見せしている資料には出ていないのですが

    新興国投資を登山に喩えれば 2/2 : Market Hack
  • 新興国投資を登山に喩えれば 1/2 : Market Hack

    相場のどこで降りるか? これは難しい問題です。 株式投資でも登山と同じように相場の頂上を視認できれば、降り場所を間違えることはありません。 残念ながらそれがわからないからこそ、投資家は苦労するわけです。 ピンポイントで天井がわからないにしても「いま何合目くらいまで来ているか」が大まかにわかるだけでもずいぶん助かります。 今日はそういう超長期での話をしたいと思います。新興国の場合に限った話です。 超長期投資ですから、ここでは金利の話やその他の株式市場に影響を及ぼすファクターについては無視します。(それが重要ではないという意味ではありません。) 具体的には向こう10年くらいの期間で或る国が輸出を伸ばせる潜在力について考えてみたいと思います。 なぜ輸出なのか? それは世界の水平分業のプロセスに組み込まれることこそがいちばん速い経済発展のレシピーであり、また輸出が上手く伸びているときは外貨も獲得で

    新興国投資を登山に喩えれば 1/2 : Market Hack