キヤノンは20日、東芝が米原発事業での巨額損失を穴埋めするために分社化する方針の半導体事業への出資を検討することを明らかにした。 半導体は今後も成長が見込まれており、長年の取引先である東芝の支援に乗り出す。関係者によると入札にはキヤノンを含めて6社程度が参加する可能性があり、争奪戦になりそうだ。全体で売却額は数千億円が想定される。 キヤノンの御手洗冨士夫会長は20日、共同通信のインタビューで「(東芝の半導体事業は)価値が高い。(出資を)前向きに検討する」と言明。「半導体は絶対に守るべきだ」とも話し外資ではなく国内勢が出資して支援すべきだとの考えを示した。 http://jp.reuters.com/article/idJP2017012001001832?il=0