日本最高峰のブロックチェーンは、世界最長を誇るあのシステムだった:踊るバズワード ~Behind the Buzzword(9)ブロックチェーン(3)(1/10 ページ) 「ブロックチェーン」とは、工学的プロセスによって生成される「人工信用」である――。私は今回、この結論を導き出しました。ブロックチェーンとは、つまりは与信システムだと考えられますが、では、この日本における「最高峰のブロックチェーン」とは何だと思いますか? 「業界のトレンド」といわれる技術の名称は、“バズワード”になることが少なくありません。“M2M”“ユビキタス”“Web2.0”、そして“AI”。理解不能な技術が登場すると、それに“もっともらしい名前”を付けて分かったフリをするのです。このように作られた名前に世界は踊り、私たち技術者を翻弄した揚げ句、最後は無責任に捨て去りました――ひと言の謝罪もなく。今ここに、かつて「“A
仮想通貨の流行とともに脚光を浴びたブロックチェーン技術。仮想通貨ブームが落ち着いてからもなおその技術に注目が集まっている。 自動車業界でも自動運転やコネクテッドカーの普及を見越してブロックチェーンを活用する取り組みが進められており、トヨタの北米開発拠点TRIや独フォルクスワーゲン、BMW、ダイムラーなどがそれぞれ研究を重ねているほか、2018年にはブロックチェーン技術を未来のモビリティに生かすための共同事業体「MOBI (mobility open blockchain initiative)」が設立され、世界各地の自動車メーカーや関連企業などが参加している。 各社が研究を進めるブロックチェーン技術。自動車業界・自動運転業界への導入について、その可能性を探ってみよう。 ■ブロックチェーンの特徴ブロックチェーンは「分散型台帳」とも言われるデータベースで、仮想通貨を実現するために生み出された技
* We rebranded this idea as #InternetOfDemocraticity. We'll provide more sophisticated version in English sooner :) / 契約民主主義は#InternetOfDemocraticity として順次リブランドされます。より体系化された資料も随時提供されます。 序文読者に、今の民主主義を愚直に続けていけば状況は改善すると思っている人々がいたら、胸に手を当てて考え直してほしい。 読者に、いずれは綻ぶことに目を瞑って独裁制を肯定する人々がいたら、胸に手を当てて考え直してほしい。 読者に、弱者を棄民していることに無自覚なネオリベラリストがいたら、胸に手を当てて考え直してほしい。 読者に、自分だけ豊かであればいいと、政府からの自由を追求するサイファーパンクがいたら、胸に手を当てて考え直して
www.monde-diplomatique.fr 仏月刊誌の Le Monde Diplomatique をぼんやりと眺めていたら、なかなか興味ぶかい記事に遭遇した。"Le banquier, l'anarchiste et le bitcoin"(「銀行家、アナーキスト、そしてビットコイン」)と名付けられたものである。本文の邦訳は日本版サイト(『ル・モンド・ディプロマティーク』日本語・電子版)が手がけてくれることを期待するとして、二番煎じにすぎないがメモ程度に書き残しておく。 経済はまったくの専門外にしているわたしは、シルビオ・ゲゼルという経済学者の名まえをこれまで一度も耳にしたことはなかった。だが、なんでもケインズが「近い将来ゲゼルの名はマルクスのそれよりも経済史に刻まれることになるだろう」という文章を寄せたそうなのだ。マルクスの影響力について言及するまでもなく、ケインズもまた経済史
一般社団法人ブロックチェーンコンテンツ協会(代表:國光宏尚)は一般社団法人日本ブロックチェーン協会(代表:加納裕三)、一般社団法人ブロックチェーン推進協会(代表:平野 洋一郎)とガイドライン整備や国内事業者の国際競争力強化のための環境整備などを議論するために、ブロックチェーン関連3団体合同でNFT分科会を開催することをお知らせいたします。 ■背景・目的 当協会では設立当初からNFT(Non‐Fungible Token:非代替性トークン)の普及、健全な業界発展に取り組んでまいりましたが、2021年に入り市場が急拡大したことにより、当協会以外においてもNFTを取り巻く制度のあるべき姿について議論が急速にはじまりました。 高額なアートの取引やオークションの落札が話題となって注目が集まったものの、NFTは最終制作物のみならず制作背景や歴史、ファンとアーティストの繋がりや思い、新しい取り組みに挑戦
データ構造自体に優れた改ざん耐性を装備 ブロックチェーンでは、ネットワーク内で発生した取引の記録を「ブロック」と呼ばれる記録の塊に格納します。個々のブロックには取引の記録に加えて、1つ前に生成されたブロックの内容を示すハッシュ値と呼ばれる情報などを格納します※。生成されたブロックが、時系列に沿ってつながっていくデータ構造が、まさにブロックチェーンと呼ばれる理由です。 もし仮に、過去に生成したブロック内の情報を改ざんしようと試みた場合、変更したブロックから算出されるハッシュ値は以前と異なることから、後続するすべてのブロックのハッシュ値も変更しなければならず、そうした変更は事実上困難です。このように、ブロックチェーンは改ざん耐性に優れたデータ構造を有しているのが大きな特徴です。 ※ハッシュ値とは: ハッシュ値とはアルゴリズム(ハッシュ計算)により算出された一定量の情報をコンパクトにまとめるデー
北川祥一(きたがわ・しょういち) 北川綜合法律事務所代表弁護士。弁護士登録後、中国・アジア国際法務分野を中心的に取り扱う法律事務所(当時名称:曾我・瓜生・糸賀法律事務所)に勤務し、大企業クライアントを中心とした多くの国際企業法務案件を取り扱う。その後独立し現事務所を開業。アジア地域の国際ビジネス案件対応を強みの一つとし、国内企業法務、法律顧問業務及び一般民事案件などを幅広くサポート。また、IT関連法務分野、デジタルデータに関する最新の証拠収集技法など最先端分野にも注力し、「アジア国際法務×IT法務」は特徴的な取り扱い分野となっている。著書に『デジタル遺産の法律実務Q&A』(2020年刊・日本加除出版) 、編集・共著に『即実践!! 電子契約』(2020年8月刊予定・日本加除出版)、『デジタル法務の実務Q&A』(2018年刊・日本加除出版)。講演として「IT時代の紛争の解決と予防」(2016年
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