日本政府は5月21日、「デジタル・プラットフォーマーを巡る取引環境整備に関する検討会」における検討内容について公表した。台頭するプラットフォーマー型ビジネスに対応したルール整備について、現在もさまざまな議論が交わされているようだ。 さて、「デジタル・プラットフォーマー」とはそもそもいったいなんなのか。弊誌読者にとって一番わかりやすく言ってしまえばSteamのことである。商品やサービスを売りたい事業者(ゲームメーカー)と、商品やサービスを購入したい消費者(ゲーマー)、その両者の仲立ちとなる事業者(Steamなど)のことだ。事業者と消費者がより取引をしやすくなるようそのための場(プラットフォーム)を用意する。特にインターネット上でそういった場を提供する事業者のことを「デジタル・プラットフォーマー」と呼んでいる。なので、より正確に言えばSteamを運営しているValve Corporationが