最近、ちょっとしたSNSの言葉や同僚の発言にギョッとしたことはありませんか。 ここ数年、大きく社会や政治状況が変化するなか、自分と異なる価値観に出会うことも増えたように思います。コロナ禍、そうした状況に疲れや息苦しさを覚えた経験のある人も少なくないのではないでしょうか。 昨今の言葉を巡る社会状況を「非常事態」だと語るのは、障害者文化論を専門とする日本文学者・荒井裕樹さん。「分かりやすい言葉」に溢れる現状に警鐘を鳴らします。 荒井さんのお話を通じて、私たちの身の回りに溢れる「言葉」から他者との向き合い方について考えました。 ※取材はリモートで実施しました SNSの言葉に脊髄反射しない 荒井さんは著書『まとまらない言葉を生きる』のなかで「言葉が壊れてきた」と綴り、「分かりやすさ」ばかり重視されるようになっている風潮に警鐘を鳴らされていました。改めて、近年の言葉をめぐる社会の変化をどのように見ら
朝井リョウさんと“平成”という時代の対立について考える連載。続いては、インターネットとSNSが隆盛する社会の中で、ひとりの人間として社会との距離をどう保つのかを聞いてみた。 ここで朝井リョウさんの学生時代について聞いてみたい。平成という時代観の一側面である「オンリーワン地獄」。子供の頃から小説が好きだった朝井さんは、まさに平成の時代の中で、その「自分らしさ」や、周りの人との違いについてどのように感じてきたのだろうか。 「そもそも、小説を書くことが自分らしいと自覚したことはありません。周りのクラスメイトがゲームが好きだったり野球が好きだったり、そういうことと同じで、私は小説を書くことが好きでした。自分らしさについてあまり考えなくても良かったのは、自分が好きなものが偶然少数派だったということも大きいかもしれないですね。小説や物語を書く時間を確保することが、どの年齢の時でも最重要事項としてあった
地方から都市部に移住したことがある人の中には、意外な言葉が地元独特の表現だったことを知って驚いたり、方言を指摘されて気恥ずかしい思いをしたりといった経験がある人も少なくないはず。アメリカの南部なまりなど、地方ごとの話し方の違いは世界的に存在しますが、とりわけイギリスでは階級社会に根差した厳しい「アクセント差別」が今なお息づいていると指摘されています。 Accentism is alive and well – and it doesn't only affect the north of England https://theconversation.com/accentism-is-alive-and-well-and-it-doesnt-only-affect-the-north-of-england-148825 アイルランドの文学者ジョージ・バーナード・ショーが1913年に著した戯
ジョン・マケイン氏の敗北宣言、時を超えて話題に。「どんな違いがあろうと、私たちは皆アメリカ人」(2008年大統領選) 「私たちの力は及びませんでしたが、失敗したのは私です。あなたではありません」。大統領選の開票が続く中、マケイン氏の名スピーチに注目が集まっています。
手話界隈のTwitterをゆるく眺めてる人としては、「お、また、いつものやってるな」って感じだったけど、話題が大きくなったので、たぶん普段は手話とかかわりのない人の反応が結構あって、面白かったので、わたしも少し自分の言葉で語ってみたいと思います。
予定びっしりの忙しい毎日、「どうしたらストレスを軽減しつつ、充実した毎日を送れるか?」というのは、私たち現代人の切実な課題です。 そんな中、現在欧米でトレンドになっているストレス軽減法がオランダ発の「niksen(ニクセン)」。これはオランダ語で「何もしない」を意味する動詞で、文字通り何もしないことがストレス解消には効果的。さらにニクセンは、ひらめきを生み、創造性を高める手法としても注目されています。 オランダ在住15年のライターで、オランダ人の働き方やライフスタイルをレポートしてきた山本直子さんにお話を伺いました。 PROEILE 山本直子:ライター 慶応義塾大学文学部卒業後、シンクタンクで証券アナリストとして勤務。その後日本、中国、マレーシア、シンガポールで経済記者を経て2004年よりオランダ在住。オランダ人の働き方やライフスタイルをネットや雑誌で紹介している。 日本人に定着しなかった
特設ページ 社会的距離を保つよう,感じよくお願いする方法 (“Let’s Stay Safe; Please Keep Your Distance”: How to Politely Ask Other People to Maintain Social Distance) お互いに安全を確保しましょう。距離を取りましょうね! イラスト:田渕 恵(安田女子大学 心理学部) 「社会的距離(ソーシャル・ディスタンシング;他者と1〜2メートル離れること)」を保つには,色々な難しさがあります。そのひとつが,街なかなど公共空間で,他の人に自分から離れてくれるようお願いすることです。特に見知らぬ人に安全な距離を保つように依頼するのは,簡単なことではないでしょう。実際に,距離をとるよう依頼した女性が,相手から暴力を振るわれるという事件も起きています。そこまでの反応はまれかもしれません。それでも,安全な距
2月13日から2月20日まで、「カップラーメン、なんと略す?」 というアンケートを実施しました。ご協力くださったみなさま、本当にありがとうございました。選択肢は4つ。 カップ麺カップラカプめんその他(DMください) 「その他」を選んだ人からはTwitterでダイレクトメッセージ(DM)をいただき、何と呼んでいるのかを募集しました。その結果、地方によっては変わった略称もあることが判明しました。 それでは、どんな略称が多かったのか、結果を見ていきましょう。 一番多かったのは「カップ麺」 得票率78.9%(2705票!)で1位となったのは「カップ麺」でした。大多数がカップ麺と呼んでいるようです。 カップ麺はカップラーメンだけに限らず、そばやうどん、やきそばなどのインスタント食品も含んだ名称なので、包括してこう呼んでいるという人も多いようです。
川崎市多摩区で起きた、あまりに痛ましい事件。 その衝撃の大きさに加えて容疑者が自殺したことなどから、SNS上ではやり場のない憤りの声や真偽がわからない情報が渦巻いています。 こうした中、インターネット上に流されたうそでひぼう中傷を受けた経験を持つ、あるタレントのつぶやきが広まっています。 「ストレスを感じた時はいったん情報から離れましょう」 (ネットワーク報道部記者 目見田健・伊賀亮人)
フィンランドは今年12月6日に建国100周年を迎えました。それに合わせて、この国の通史『物語 フィンランドの歴史』(10月25日)を刊行して下さった石野裕子さん。日本では、教育や福祉、先進的なIT産業などで注目を浴びる同国ですが、フィンランド史の研究者はあまりいません。フィンランドとの出会い、体験、そして、今回のご本についてお話をうかがいました。 ――フィンランドへの関心は幼い頃からですか。 石野:偶然のきっかけで大学生のときにフィンランドに行くまで、全くありませんでした(笑)。中学の頃から英語に興味があって語学教育に力を入れていた高校に進学。海外に行きたいという気持ちが強くありました。ただハードな英語教育に疲れて、大学に進学したら英語圏ではない外国に留学したいと思うように。高校と大学で第2外国語としてスペイン語を学んだので、スペインか中南米に行きたいなぁと。 大学3年だった1995年4月
TOP ≫ 爆笑問題カーボーイ ≫ 爆笑問題・太田、障害者施設殺傷事件の犯人「意思疎通できぬ人刺した」との主張に反論「大切なのは受け取る側の感受性」 2016年9月27日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、神奈川県相模原市で発生した、障害者施設殺傷事件の犯人が「意思疎通できぬ人刺した」と主張していたことに対し反論していた。 太田は、「施設にいる人たちは、たしかに普通の言葉を喋れないかもしれない。色んな表現ができないかもしれない。でも、彼らの周りには、彼らを大切に思って、彼らが生きていてくれなかったら困るって人、たくさんいて」「彼らがウーッって言ったときに、『これは何を表現してるんだろうか』って、一生懸命受け止めようとしてる」「本当に大切なのは受け取る側の感受性」と語り、入所者たちと介護者たちの間にコ
9月10日(火)第3学年の探究活動発表会を行いました。3年間で培ったことをもとに、「地域愛・地域貢献意欲」「対話力・共感力・合意形成力」「他者と関わる力」の3つの力を更に重点的に伸ばしていくことを目的に行いました。発表は準備や質疑応答も含め7分とし、会場を普通教室6カ所、視聴覚室、情報室、音楽室、合同講義室と分けて発表しました。1年生や2年生は3年生の発表を聞き、感想や意見を積極的に出していました。全校で取り組んだ今回の発表会。今後の本校における探究活動の充実及び深化につなげていきたいと思います。 2年生の街クエスト発表会が9月6日(金)に行われました。本時間では、街クエストの活動を通して自分が得た気付きや学びを明らかにし、自己理解を深め、各自の探究活動について互いに発表したり意見交換をしたりする活動を通して、 対話力・共感力・合意形成力を高め、今後の自身の探究活動の参考とすることを目的と
あす(1/13)のクロ現は、「あふれる“ポエム”?! ~不透明な社会を覆うやさしいコトバ~」です。 (番組要旨より) 居酒屋、介護士、トラックドライバーなどの業界で、「甲子園」と呼ばれるイベントが人気だ。「夢をあきらめない」「みんなを幸せに」…どれだけ言葉が心を打ったかを競い合う。震災以降、こうしたシンプルで聞き心地のいい言葉の多用が、若い世代のみならず、広告宣伝や企業の研修、そして地方自治体の条例など公共の言葉にも広がっているとして、社会学者や批評家らが「ポエム化」と呼んで分析を試み始めている。共通する特徴は、過剰とも思える優しさ・前向きな感情の強調だ。この風潮を特に支持するのは、「年収200万時代」の低収入の若者層と言われるが、厳しい現実を生き抜くために現状を肯定しようとする傾向が年々強まっているとされる。「ポエム化」の現場を通し、社会で何が進行しているのかを考える。 早速、プレビュ
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