財政難で存続が危ぶまれている神奈川県の交響楽団が8日夜、横浜市でコンサートを開いて支援を呼びかけました。 このコンサートは、神奈川県でただ一つのプロの交響楽団「神奈川フィルハーモニー管弦楽団」が資金集めのために横浜市西区のホールで開きました。 コンサートには作曲家の宮川彬良さんも指揮者として参加し、「見上げてごらん夜の星を」や、父親の宮川泰さんが作曲した組曲「宇宙戦艦ヤマト」などを演奏しました。 会場には、およそ2700人の観客が訪れ、懐かしい演奏と宮川さんの軽妙なトークを楽しんでいました。 この交響楽団は、国の公益法人制度改革に伴って、ことし秋までに2億1000万円の債務超過を解消して公益法人に移行しなければならず、今回の入場料金の半額は存続のための資金に充てられるということです。 演奏を聞いた女性は、「懐かしい曲を聞くことができ、とてもよかったです。楽団が存続できるよう支援していきたい