完成した漫画を手に持つ井上さん(左)と渋田さん=福岡市中央区天神の福岡市役所で2018年6月6日、志村一也撮影 博多祇園山笠の歴史を紹介する漫画「博多の恩人・聖一国師(しょういちこくし)と博多祇園山笠」(集広舎)が完成し、10日から全国の書店などで発売される。九州歴史観光戦略研究所代表の井上政典さん(61)が原作、福岡県福津市在住の漫画家、渋田武春さん(57)が作画を担当。鎌倉時代に活躍した僧侶、聖一国師と山笠との関わりが描かれ、山笠シーズン到来を前に山笠の歴史やしきたりを分かりやすく学べる内容に仕上がった。 聖一国師は、宋で修行を積んだ臨済宗の僧侶。帰国後は福岡・博多で承天寺(じょうてんじ)を創建して布教に努め、疫病が流行して多くの犠牲者が出た際は「施餓鬼棚(せがきだな)」に乗って疫病退散を祈る清めの水をまいて回った。これが山笠の起源とされており、漫画では聖一国師の人生や山笠の成り立ちを
一線を退き、ひたすら撮り続けた稀有な才能があふれている ◆『ソール・ライターのすべて』ソール・ライター/写真(青幻舎/税別2500円) ◆『WOMEN ソール・ライター写真集』ソール・ライター/写真(スペースシャワーネットワーク/税別2400円) 10年ほど前、パリかもしれないが、とにかくどこか外国の本屋で出会ったのが、ソール・ライターという写真家の写真集だった。 懐かしい色合いのカラー写真で撮られた1940年代の古きニューヨークの街の景色は、いわゆるドキュメンタリー写真であるけれど、捉える色とグラフィカルな構図がかなり独特で、こんな魅力的な写真家がいたんだと驚かされた。
復刻した「あたらしい憲法のはなし」を読む童話屋の田中和雄さん=東京都杉並区で2018年4月6日午後0時17分、金子淳撮影 憲法改正に向けた動きがある中、2冊の憲法関連本が売れ続けている。終戦後に旧文部省が出した教科書の復刻版「あたらしい憲法のはなし」(童話屋)と、自民党が2012年に発表した改憲草案を「解説」したパロディー本「あたらしい憲法草案のはなし」(太郎次郎社エディタス)だ。3日の憲法記念日を前に、出版に関わった人たちは「憲法への関心が高まってほしい」と願いを込める。【金子淳】 「あたらしい憲法のはなし」は憲法施行直後の1947年、中学1年用の社会科教科書として発行された。憲法を「日本国民ぜんたいの意見で、自由につくられたもの」と説明し、9条の戦争放棄については「心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行ったのです」と説く。復刻した童話屋の田中和雄さん(8
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