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ブックマーク / econ101.jp (4)

  • アダム・トゥーズ「ガザ地区は『脱開発』から『使い捨て』と『破壊』の地へとなった」(2023年10月15日)

    イスラエルは、ハマスへの大規模な報復行為を準備するにあたって、ガザ地区北部の住民に避難指示を出した。これはつまるところ、イスラエル国防軍による、100万人に向けての差し迫る破壊の通告である。イスラエル国防軍がこうした指示を出したのは、民間人の犠牲を最小限に抑えたいと考えているからだ。この〔ガザ地区北部から脱出する〕多量の人はどこに行けばいいのか? どうやって自活すればいいのか? といった現実的で人道的な問題とは別に、以下のような問題を直視せねばならないだろう。こうした指示を出される、ガザ地区とはどうのような場所なのか? 200万人以上の住人を抱えるこの領土は、なぜこのように処分されるのか? 都市の破壊だけを目的にするような冷酷な軍事作戦の論理に反発する強力な土地所有者がいないのはなぜなのか? ガザとそこに住まう住民は、なぜここまで孤立し、完全に物のように扱われているのか? ** ガザは昔か

    アダム・トゥーズ「ガザ地区は『脱開発』から『使い捨て』と『破壊』の地へとなった」(2023年10月15日)
    hannover
    hannover 2023/10/21
  • ブランコ・ミラノヴィッチ「ロシア経済の展望:まずは短期について」(2022年3月12日)

    [Branko Milanovic, “Russia’s economic prospects: the short-run,” Global Inequality and More 3.0, March 12, 2022] これから,前後編にわけて,ロシア経済の短期と長期の見通しを考える. まずは,短期から考えよう.ここでは,次の想定にもとづいて考察をすすめる.まず,「ウクライナでの武力戦争は数ヶ月で終わる」(つまり,現状のように激しいまま何年も戦争が続かない).そして,「クーデターや革命といったかたちでロシア内部に劇的な変化は生じない」. 短期での各種影響の問題に答えるにあたっては,経済的な低下・衰退をひととおり見ておくのが有益だ.残念ながらも,ロシアは循環的な経済史のおかげでそうした低下・衰退の実例をいくつか提供してくれている.過去100年間で生じた所得低下のなかでもとりわけ悲惨だっ

    ブランコ・ミラノヴィッチ「ロシア経済の展望:まずは短期について」(2022年3月12日)
    hannover
    hannover 2022/03/16
  • アレックス・タバロック 「トランプとヒラリーの性別が逆だったら」(2017年3月8日)

    ●Alex Tabarrok, “Gender Reversal Teaches Uncomfortable Lessons”(Marginal Revolution, March 8, 2017) ドナルド・トランプとヒラリー・クリントンの性別が逆だったら二人の討論の様子は聴衆の目にどう映っただろうか? 二人の研究者がその疑問に取り組んだ。トランプとヒラリーの(討論会での)セリフだけではなく身振り手振りも完全に再現した芝居を上演したのだ。ただし、トランプの役を演じるのは女性(役名はブレンダ・キング)でヒラリーの役を演じるのは男性(役名はジョナサン・ゴードン)という捻りが加わっている。 女性がトランプのような攻撃的な姿勢――相手の発言を頻繁に遮り、すぐに相手をなじる――をとれば決して見逃してはもらえないだろうし、反対にヒラリーが男性だったらその理知的な感じにしても冷静沈着な感じにしてもずっ

    アレックス・タバロック 「トランプとヒラリーの性別が逆だったら」(2017年3月8日)
    hannover
    hannover 2017/03/09
  • ポール・クルーグマン「スコットランドは独立の用意できているかな? いや,まだだね」

    Paul Krugman, “Is Scotland Prepared for Independence? Not Yet.,” Krugman & Co., Feb 28, 2014. [“Scots Wha Hae,” Feb 24, 2014] スコットランドは独立の用意が出来ているかな? いや,まだだね by ポール・クルーグマン TUNIN/The New York Times Syndicate スコットランド独立の是非について,ぼくはなんの立場もとっていない.アメリカ人として,ぼくはあちこちの民主政府が数多く多様であってくれるといいなって思ってるけど,スコットランド人のいらだちも理解する.デイヴィッド・キャメロンの英国につながれている彼らの心情はわかるつもりだ. ただ,全体としていい考えであろうとなかろうと,独立するには堅固な金融の基盤をもたなくちゃいけない.で,スコットラン

    ポール・クルーグマン「スコットランドは独立の用意できているかな? いや,まだだね」
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