この数年、中国の旅のなかで中国人何人かと日中問題で話し合う機会があった。今年は尖閣問題だけでなく安倍内閣の性格や集団的自衛権などが話題になった。中国の友人たちはあるものは熱心に中国政府を擁護・支持し、あるものは意外に冷めた目で自国政府と日本を見ていた。 日本製品を輸入販売する友人に「日中関係が最悪の状態だから、商売もやりにくいだろう」というと、「やりにくいなんてもんじゃないよ。このまえも通関がやたら手間取った。税関の役人が反日感情の持主だとこうなる」と答えた。 以下内容に矛盾があるのは承知で、中国の友人たちとの会話・問答の断片を記す。 ある友人は、「君たちが憲法九条を守るというなら、それは非武装じゃないか。非武装で独立が守れると思うか。守れないから自衛隊が生まれたんだろう」と聞いてきた。私は概略こんなふうに答えた。 「憲法通りなら非武装だが、いまは憲法擁護派も多くは専守防衛、最小限度の武装
![リベラル21 「護憲派に日本防衛戦略があるかね?」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6e79cbf1c12fc3fdfd946695e015757f83cf95c2/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fblog-imgs-11.fc2.com%2Fl%2Fi%2Fb%2Flib21%2Ftiger22.jpg)