秋葉原から神田川を渡ったとなり町、神田須田町を代表する名店の1つ「かんだやぶそば」が、19日19時過ぎに火の手に包まれた。同店は、関東大震災直後の大正12年(1923年)に建築された木造数寄屋造りで、東京都選定歴史的建造物に選定されている歴史的建造物だ。 火元や出火原因は判明していないが、店舗裏手から火が上がり、おりからの強風に煽られ、火の手は一気に店舗まで広がってしまった。火の手は、出火から1時間近く過ぎても収まらず、須田町2丁目一体は煙に包まれ、靖国通りも焦げ臭いにおいと煙で視界が悪くなっていた。 秋葉原に買い物に行ったら、同店でそばを食べて帰るという人もいるはずだ。老舗の焼失は実に惜しまれる。
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