『守貞謾稿』巻六より「鋳鐵師」 鋳掛屋(いかけや、英語: tinker)とは、鋳掛[1]を行う職人のこと。 鋳造された鍋、釜などの鋳物製品の修理・修繕を行う職業。鋳かけ、または「鋳鐵師」[2]との表記もなされる。 語源[編集] 「いかけや」の語源は、金属を「鋳て」(溶かして)「かける」から。 一方、英語のtinkerは『いじくり廻す』の意味を持ち、ハンダ付けで同じく鍋釜の修理をしていた鋳掛屋を指すが、語源はtin(錫、錫鍍金鉄板・ブリキ)ではなく、日本同様に呼び巡る際に、鍋釜を叩いて鳴らす擬音のtink(中期英語で『チリンチリン』の意)である。 概要[編集] 日本においては、鋳物師(いもじ)から分化した職人で、継ぎ掛けに用いたはんだの一種で錫と鉛の合金である白鑞(しろめ)[3]の利用が広まった17世紀の江戸期になってから専業化したとされる[4]。 江戸時代から昭和期にかけての炊事具である鍋
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