成毛眞さんの自宅地下の書庫にはノンフィクション作品がぎっしり。反対側も一面本棚だ=東京都内幅允孝さん。一軒家の「バッハ」事務所の応接室も本でいっぱいだ=東京・南青山千里リハビリテーション病院のライブラリー。脳卒中患者のリハビリ向けに幅さんが選書した=大阪府箕面市、同病院提供「Tokyo’s Tokyo」羽田空港第2ターミナル店。土産物や旅行用品と幅さんが選んだ本が共存している=東京都大田区、日本空港ビルデング提供本と音楽を楽しめるカフェ兼ダイニング「ブルックリンパーラー新宿」。幅さんが選んだ本は買うこともできる=東京都新宿区、同店提供 【藤谷浩二】本好きにとって、蔵書の収納をどうするかは永遠の悩み。そこで公共空間に「集合本棚」を作り、互いの蔵書を広く活用しあう構想が持ち上がっている。寺山修司の「書を捨てよ、町へ出よう」をもじって言えば、「書よ、町へ出よう」だ。 本好きは蔵書を簡単に古本